平成最終日となった4月30日(火)、小雨ふる中、益子の陶器市に行ってきた。
自宅を8時前に出発。神奈川から栃木に行く場合、どうにかして東京を通過して北に向かう必要があるが、何故かナビが湾岸線ではなく銀座を通過するルートを提示してきて、やたらに右に左に進路変更を強要され焦る。
学生時代、リッジレーサー、グランツーリスモなどのレースゲームは好きだったので都会を縦横無尽に駆る首都高の雰囲気は悪くないが、雨で交通量も多い中、サンデードライバーの自分にとっては結構緊張するコースである。現実だとコースアウトしたら死ぬし。
さて、死なずに11時前に無事到着。
陶器市、去年もGWに来ているので2回目の参加となるが、地味そうなイベントに見えて結構楽しいのだ。
※写真は益子観光協会HPより
町中に焼き物を売るテントが点在しており、益子焼だけでなく関東近辺の職人さん達が自由に店を出していて、のんびり見て歩くだけでもバラエティに富んでおり楽しい。
メイン会場から少し離れた箇所に車を停めて、道沿いの店を冷やかしつつてくてく歩く。
メイン会場横に巨大タヌキ発見。
奥さんと相談しながら、皿やらコーヒーカップやらを購入。お洒落な洋皿を取り揃えている店も多く、雑貨屋巡りをしているような感じ。しかも安い皿は一点数百円からなので財布にも優しい。
今回の戦利品。左上より。
・コーヒーカップ&ソーサー2点 陶器屋のアウトレットコーナーで購入。普段使いによさそう。こういった切り替えのデザインが好み。
・しょうゆ皿 2点
・手書きのレモン柄の皿 奥さんが一目ぼれして購入。パンやデザートを載せたい。
・菊型の洋皿 2点 シンプルで和食の煮物や炒め物にもいけそうだし、サラダ等を載せてもよさそう。
・角皿 2点 ボリュームもあるので焼き魚や和風のメインおかずに使いたい。
・真ん中の10角皿 2点 副菜を入れる小鉢として。
いやー安くて良いものが手に入った。
昼過ぎに食器の買出しを終えたので、そのまま帰るのも勿体無いなと次の目的地を検索。20分ほど走ったところに日帰り温泉を発見。
公営の施設では、北関東最大の温泉らしい。各種温泉、サウナ、露天風呂までついて地域民以外の利用は730円と格安。しょっぱいナトリウム泉で風呂も広く、お湯はぬるめだったが湯上りのポカポカ感が半端無い。
そして何より素晴らしかったのが、この休憩スペースである。
売店付の広い休憩所が地域のおじいちゃんおばあちゃんの社交場となっており、皆様お酒を嗜みながらステージでカラオケを朗々と歌っているのである。一曲終わるたびにおじいおばあが歓声をあげつつ拍手し、後ろにある売店のレジ係のおばちゃんがマイクで次の歌い手を紹介していく。また次のおじいおばあがうれしそうにステージに上がっていく。
なんだこの空間。最高ではないか。
公営施設なので、真岡市の税金等々で設立、運営されているとは思うのだが、完全に地域のご老人の憩いの場になっており、地域福祉という意味では大成功なのではないか。変にハコモノ行政で文化会館等を建設しても、日常的に利用する人は少ないだろう。
温泉+宴会場+カラオケという身近な娯楽にふりきったことで、皆が楽しく利用しており、地域外の僕らみたいな観光客も立ち寄ることができる。なによりそこにいたご老人達が皆すごく楽しそうで良い。