太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

ヨットレースと創作塩豚料理。

日曜日のはなし。

 

今年も緊急事態宣言で中止となったり、解消されても強風で中止となっていた今年のヨット活動がようやく開始となった。朝8時にディズニーのお膝元の舞浜駅へ。

海にでるための艤装(艇の出航準備)をやっていると、強めの風がピューピュー吹いており若干不安。僕らの船は小さいので強風だと煽られて大変なのだ。メンバーも皆半年ぶりの乗船で体もなまり切っているため少し心配である。

 

天気はよくてそこそこ暖かいのがまだ幸いである。準備を済ませて9時に出航!


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ウウィーンとクレーンに吊られて海に降ろされる我がチームの船。

 

海に出てみると南風がビュンビュン吹いている。普通にエンジンをかけて走っていても水しぶきが飛んでくる。こんな日は攻めずに安全安全でいきましょう。

 

7~8m/sくらいの風でまずは1レース。

本部艇側のいい位置からスタートできたおかげか、今回6名のフルメンバーでしっかり起こせているおかげか、思ったよりも大型艇から遅れをとらずに真ん中あたりの位置で走れている。いいぞいいぞ。

途中、下マークでスピンの回収がうまくできないトラブルはあったものの、それ以外はミスやトラブルなく、順位を落とさずに14艇中6位でフィニッシュ。30フィート強の艇に勝てるなんて上出来である。

今回、風が強かったせいか、久しぶりのレースだったせいか、フィニッシュした艇でもトラブルが多く、3艇はリタイアとなっていたようだ。

そのため、本来は2レースの予定だったが、2レース目はキャンセルとなった。午後から風もだんだんと上がってくる予定だったこともあり良かったかもしれない。


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マリーナのテラスで皆で反省会しつつひるめし。オーナーに買ってきていただいたビールと弁当が美味い。ビール1本分の軽い酔いでうとうとしつつ電車で帰宅する。

 

帰宅してみると、奥さんがやる気に満ち溢れており、子供の相手をしながらも部屋を掃除して洗濯物を畳み、お米も炊いて冷凍用にまとめてくれていた。す、凄い。

私も思わず洗面台やトイレを磨いたりする。

 

さて、ヨットに行って多少疲れたので簡単な晩飯にしましょう。

 

実は前日に四川料理を作りつつ、豚ロース肉に塩をすり込んで塩豚を仕込んでおいたのだ。昨日の俺エライ。

一晩置いた塊の塩豚を茹でて、カットしてフライパンで焼き目をつける。それを茹でたもやし、小松菜の上に並べて、ナンプラーレモン汁マヨのソースをかける。パクチーを散らして完成。


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フィーリングで作ってみたがこれは美味いぞ。旨味が凝縮された豚肉に東南アジア風のソースがマッチしてビール泥棒である。下に敷いた野菜と一緒にモリモリと食べてビールを飲む。


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あとは、塩豚のあまりと茹で汁でにんじん玉ねぎを煮てポトフにしてみた。簡単だが豚の旨味が出ていて良い感じ。

他はトマトサラダとナスの味噌炒め。野菜と肉でご機嫌な食卓である。

 

 

 

忙しい日。想像上の四川料理「水煮肉片」を試行錯誤する。

金曜日と土曜日のはなし。

 

春である。と思いきや桜は早くも散り始めている。儚いなぁ。

 

ちゃんと花見もしてなかったので、金曜の仕事の合間に少し花見散歩してみた。休憩という名のサボりである。

パソコン仕事が続いており目が疲れたので、気晴らしにコーヒーでも買うかと会社から遠いコンビニまで歩き、背の高い桜のある公園でアイスコーヒーをすする。

 

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お昼はいつも弁当持参で席で食べており、このご時世営業でも外出することが無いため、こういうちょっとした休息時間が心地良い。この四半期は結構忙しくプレッシャーも多い中で仕事していたが、良い形で締めくくれたので嬉しい限り。

 

 

土曜日。

10時からマンションのリフォームの見学予定だったので、僕と娘だけ9時に出て近所の公園で遊ぶ。遅咲きの八重桜の下で娘とインカメラで自撮りして奥さんに送る。「ニッコリ!」と言うとちゃんと笑ってくれるのが可愛い。

 

奥さんと待ち合わせしてリフォームの下見。我が家は現在こんな感じ。

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床をとっぱらってコンクリートむき出し。無機質で広く感じますね。担当してくれているリフォーム業者のお姉さんに説明をききつつ、細かいところをチェックする。いまのところは問題なく工事が進捗しているとのことで良かった。

 

ついでに、マンションの管理人さんに挨拶し、引越し日程を伝え、その後の手続きについて相談しておく。実直そうな長身細見のお兄さん。何度か電話ではやり取りしていたのでスムーズに進みそうな感じ。

 

家に何もなかったので昼飯はコンビニのパスタ。ソースは美味いが麺が少しだけボソボソ感。茹で置きの麺なのでしょうがないな。

 

午後は奥さんが美容院に行くとのことでしばらく娘と遊ぶ。最近はアンパンマン機関車トーマスにハマっている娘。アンパンマンを観せると「パンマン!」と言って喜ぶ。

 

2時間ほどで奥さん帰宅。今度は実家に預けてカーテンを買いに行く。日曜日にヨットに行かせてもらうので、今日はもろもろやることが多いのだ。忙しい。

先日、ニトリで探してみてしっくりこなかったため、車で15分ほどのショッピングモールに入っているKEYUCAを見てみる。柄や機能で納得のいくものがあり、カーテンとレースカーテンをそれぞれ2セットずつ注文。ところが、僕らの窓にあったサイズの金額を勘違いしており、想定よりも4万円ほど高額になってしまった。奥さんと顔を見合わせ、うろたえつつ購入。やっぱりオーダーカーテンって結構いい値段するんですね。驚いた。

 

帰宅し、近所のスーパーで食材を買い出し、娘と風呂に入り、いざばんめし。ああ忙しい。

 

今日は、1週間前に買ったサニーレタスがしおれていたので、それを救出する目的と、辛くてパンチのあるものが食べたかったので四川料理の水煮肉片(スイジュウロウピェン)にしてみた。

 

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前回10月に作った際には日和って優しすぎる味付けになったので、今回はレシピを調べて色々と改善。

 

laughunderthesun.hatenablog.com

 

<今回のレシピ>
・豚肉は醤油酒唐辛子と水溶き片栗粉をまぶして揉んでおく
(本来は紹興酒があるともっと良い)
・中華鍋でレタス、モヤシを強火で炒めて丼に移す
・中華鍋に油を熱して、みじん切りにした生姜、ニンニク、豆板醤大さじ1を焦がさないように炒めて油に香りと辛味を移す
・中華鍋にお湯を入れて沸かし、創味シャンタン少々、醤油、花椒でスープの味を整える。五香粉も少しだけ入れて香りづけ
・スープで下味をつけた豚肉をほぐしつつさっと煮て、汁ごと丼の野菜にかける。上から花椒をミルでガリガリと挽く
・最後にパクチーを散らして完成
(本格的な店では山盛りの唐辛子と花椒をのせた上にお玉一杯分くらいの熱した油をかけて香りを出すらしい)

 

奥さんが辛すぎる料理は苦手なのでマイルドな辛さに調整しているが、それでもじんわりと汗が出る辛さ。そして辛味だけでなくしっかりと旨味のあるスープに、シャキシャキの野菜と柔らかな肉がたっぷりでレンゲが止まらない。これは美味い。汗をかきながらモリモリ食べる。

 

と、ここまで書いており何なのだが、実はこの料理の実物を食べたことが無い。去年レシピを知って興味を持ったのだが、外食する機会がほとんどないため、四川料理の僅かな味の記憶をもとに勝手にアレンジしながら作っている。想像力バンザイ。

僕の作る料理はそのパターンが結構多い。マッサマンカレーもウンパイロウも未食のままwebの情報をもとに勝手にアレンジして作っている。でも美味いから良いのだ。

そのうち四川料理の店に行って実食してみましょう。


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2品目は豚肉と厚揚げ、小松菜の中華炒め。味付けは簡単創味シャンタンと醤油酒のみ。シャキシャキで美味い。

3品目はカボチャが余っていたので、レンチンしてゆで卵とまぜたカボチャサラダ。クレイジーソルトとレモン汁、マヨネーズで味付け。


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最後に平日の作り置き用ににんじんしりしり。千切りや薄切りができるスライサーを購入してから何度か作っているが、包丁で細切りにして作るよりもしっとり柔らかでにんじんの甘さが出ており美味い。

 

これまでスライサーなどの便利調理器具は妥協だと思っていたが、なるほど便利で美味くできるものだな。


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という感じ。気づけば2200文字を超えていたのでここらでさようなら。

 

皆様も良いばんめしを。

 

 

 

家を決めた顛末④ 手続き編

さて、前回は心境について記載したが、
その心境で淡々と進めた手続きについて、備忘録的に記す。

 

淡々としていて面白くないが、事実なのでしょうがない。

 

いっそ飛ばしてください。

 

 

1)契約実務

不動産屋の事務所にて、仲介不動産屋、売主さん、僕の3社で契約書の内容の確認、各種サイン、手付金の支払い、領収書の受理という形で2時間ほどで終了。ここで初めて売主さんとは顔を合わせる。

手付金は前日までに不動産屋の口座に手数料込みで振り込んでいたのだが、ここで初めて茶封筒に入った札束が登場し、札数えマシーンであっという間にカウントされて、手続き上僕から売主さんに手渡しすることになる。3桁万円の札束なんて持つのも初めてである。よろしくお願いしますとかモゴモゴ言いながら札束の入った茶封筒を渡す。なんだか儀式のようである。

 

2)住宅ローンを決める

住宅ローンは重要である。今は史上空前の低金利だが、この設定次第によっては最終的な支払いが百万単位で変わってくる。真剣に選ばねば。一応、8社くらい候補を探して、固定金利変動金利などをスプレッドシートの一覧表にまとめて検討し、安かったネット銀行の変動金利で申し込んでみた。

 

リスクを減らすために10年固定なども考えたが、今後景気が急回復していくことは考えづらく、以前ほどの高金利に戻ることはほぼ無いだろう。そうなると変動でしばらくやっておいたほうが得である。

また、元本がデカいうちは極力低金利にしておいた方が良いし、10年もたつと元本も減っていて金利上昇リスクも減っているだろう。そんな考えで今が一番安い変動金利にしてみた。数年後に吉と出るか凶と出るかはお楽しみである。まあ金利が上昇してくればその時点で固定にしても良い。

 

手続き自体はすべてネットで完了した。最近増えてきたが、必要書類をスマホのカメラで写してアップロードする形である。結構迷いながらやったが、なんとか申請できたようだ。

 

3)銀行口座開設

住宅ローン用の銀行口座をつくる。こちらもネット上の手続きであっという間に開設。世の中にごまんとある銀行の窓口は何のためにあるのかと思ってしまう。

利益を産まない箇所に人件費を掛けざるを得ない産業は大変だ。それもこれから10年で変わっていくんだろうな。

 

4)火災保険申込

仲介の不動産屋の関連会社で勝手にプランを組まれて資料も郵送されていたが、なんとなく不安だったので自分で調べてネットで見積もりを取って比較する。やはりネット系が間違いなく安い。

特約も一つ一つ検討。以前も書いたが、安全や保険に関する考えが奥さんと真逆なので調整が難航。僕は最低限の保証にして無駄なランニングコストを下げたい。奥さんは万が一のためならと出費はそこまで気にしないタイプ。家庭円満のためになんとかすり合わせて申し込む。

 

住宅ローン、ネット銀行窓口、火災保険とすべてネット系で行ったが、特に金融関連の商品は、リスクと手間がそのまま価格として乗っかってくるのがよくわかる。ある程度の現金を保有している場合や、自分で調べて動ける場合はその両者の負担がかなり少なくなるし、リスクを恐れてなるべく保証を厚くしたい、すべてお任せにしたいという場合は手数料や金利が高くなるのだな。

 

5)耐震適合証明を取る

中古マンションの場合、これを取ると住宅ローン減税が使えたりと何かと得らしい。仲介の不動産屋に勧められて建築士事務所に依頼する。

ただ、ちゃんとした耐震診断をしてくれるわけではなく、建物のだいたいの構造や、壁のヒビの状況などを目視して、役所で使える書類に整えてくれる程度のようだ。それで5万円強とは美味しい仕事である。

 

6)自己資金の振り込み

今回、フルローンではないので、自己資金と仲介手数料の残金やら司法書士費用やらを頭金として用意する必要があり、決済の数日前に銀行で振り込む。

もちろん当面の生活防衛資金は残してあるし、別に投資に回している分もあるのだが、ここ数年で貯めた金が一瞬でドカンと減って少しだけうろたえる。

 

7)司法書士への依頼

住宅ローンを申込んだ銀行から委託された司法書士に連絡し、必要な書類を事前に取得して送ったりする。丁寧な電話での印象から、50がらみの小柄で腰の低いおじさんかと思っていたら、のちの決済で顔を合わせてみたら40前後のガタイのいいおっさんで驚いた。筋トレが趣味なのかジャケットの上からでも分かるくらいに胸板や腕がパンパンである。声だけだと印象はわからないものだな。

 

8)決済

最後に、不動産屋、売主さん、僕、司法書士の4人で集まり、登記に必要な各種書類を確認して、サインしたりハンコを押したりする。

平日しか決済できないとのことで、午前中の打ち合わせだけ済ませて、急いで最寄り駅まで帰って不動産屋の事務所に向かう。30分ほどで書類の記入確認を済ませ、司法書士さんがネット銀行に電話を入れ、 数千万円の融資が実行される。

ネット銀行の口座をチェックすると、一瞬だけ数千万が僕の口座に入っており、その数分後に売主さん、仲介不動産屋、司法書士さんの口座に物件残金や手数料、登記費用が振り込まれていた。

 

データ上だけで数千万のお金が右から入って左に抜けていく。このサイバー感よ。この瞬間に数千万の借金がぼくの両肩にのしかかり、物件の権利が移ったわけである。なんとも実感の湧かない手続きである。

売主さんはネット上で口座の確認が取れないため、不動産屋と二人で近くの金融機関まで残高確認に行っていた。確認OKで晴れて鍵の引き渡し、すべての手続き完了である。

 

 

売主さんと二人で不動産屋の事務所を出て、建物の前でお礼を伝えて別れる。売主さんはこれから新居に向かうのだそうだ。多分またお会いすることはないかと思いますが、手続きありがとうございました。お元気で。

 

昼飯を食べ損ねていたので、近くのガストで鶏のから揚げ定食を食べて帰る。

高額の取引でふわふわしていたせいか、から揚げの個数が指定できることに気づかず、巨大なから揚げが6個もついた定食を注文してしまう。から揚げは好きだが正直多い。口腔内をやけどしながら完食。

 

少々の胃もたれを感じつつ、ようやくこれで新しい家が手に入ったと安堵しつつ帰宅する。検討開始から4か月。お疲れ様でした。