太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

デジタルとアナログのハザマで。

昨日帰りながら聴いていたラジオ『ライムスター宇多丸、アフターシックスジャンクション』12月6日放送回で、文具王なる人の「『手帳』をきっかけにして、デジタル or アナログ?『道具』の未来について考える」という特集をやっていて、非常に面白かったのでメモを以下に残す(意訳多し)

 

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決まってる予定はデジタルの手帳に書けるが、ざっくりとした予定は書けない
スケジュール管理のためのGoogleカレンダー
日付のついたノートとしての手帳

アナログ的なデジタルガジェット

紙、1400年前に日本に入ってきた
使い慣れているデバイス
紙作りに向いた気候、地域特性
モバイルツールとしての紙

言葉はデジタル、感情はアナログ
すでにデジタル化されている
活字も文字のデジタル化
50音は明治にできたもの。
活版印刷で使えないので50音で揃えた。
かつ、昔は日本語は繋げて書いてた
印刷のために個々の文字が別れた

知識を情報化して紙に書き出して明確化する
その過程で切り捨てるものもあるが、効率化、省力化されていく、感情リズム連想などなど
昔は書き出すことでバカになるなどの批判もあったかもしれない

情報に飢えていた時代の方が長い
情報にあふれているのに気持ちは飢えている
だから情報の背景や気持ちを読み取ろうとしている
だから切り捨てに批判が出てしまう

効率を良くするためのデジタル化だが、
そこに物足りなくなってきた
だからデジタルがアナログに近づこうとしている
ニュアンスをどうにかして作ろうとした絵文字や顔文字やスタンプ

紙は一番自由な状態が簡単
デジタルは自由な状態が一番難しい
絵なのか文字なのか折り紙なのか、何のためのツールなのか想定してプログラムしないといけない
人が想定した範囲内でしか使えない

人が神様にならないと、本当の紙のようなデジタルツールは出来ないし、そうなるのなら紙を使えば良い

デジタルはデジタルの良さを追求していけば良いではないか
紙は2000年使っている
iPhoneで10年、タブレットだと5年程度しか使っていない
紙はそれぞれのルールで扱える
折ったり裏返したりなど

手帳が古びれたり手垢が付いていくことは、時間という情報が付加されている

デジタルネイティブ
本をスワイプしようとする子供
紙の本は慣れが必要、

デジタルネイティブは誰かのルールの上で情報を得ているが、ルールが変わると一気に使えなくなる
Appleがマウスのスクロールの向きを逆にした
画面サイズや機器の能力に依存する
道具に依存する

インターネットは何でもあると思いきや、たった30年でだれかがアップした情報しか無い
つい最近の情報は何でもあるが、30年より前の情報は図書館に行くしか無い
デジタルネイティブにとってはそれが世界の全てになってしまう
インターネットの情報はアップした人の意思で消すことも出来る
デジタルの世界の壁の外を見ることが出来ない

YouTubeサブスクリプションで音楽を聴くと、準備された音楽しか聴く事が出来ない
誰かが用意したものを用意した形で得るしかなくなる

本の読み方を授業で教えないといけない
索引やブックマークや辞書の引き方などなど

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通勤の電車でずっとフリック入力で書いていたのだが、

よく練りこまれた新書を読みきった時のような

新しい視座を与えられる特集だった。できれば後で思ったこと書く。