太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

商店街ホッピングからの餃子。

土曜日の話。

 

平日に疲れていても何故か休日は早くに目が覚める。7時前に起きて洗濯物を干してゴミを出し、奥さんと近場のスーパー銭湯へ。露天風呂の寒風とサウナの往復で平日の疲れを洗い流す。露天風呂でこちらに背中を向けて屈伸運動していたおっさんのキャンタマがウサギ本体くらいの大きさで驚く。

サルエルパンツでないと収納できないだろう。

 

1時間半ほどのんびりして、風呂上りの乾いた身体にトマトジュースが美味い!

銭湯では牛乳やコーヒー牛乳という風潮があるが、なんだかもったりとしていて喉の渇きが増すような気がするため、個人的にはビールか炭酸水かトマトジュース派である。

 

これだけでも十分休日を満喫しているが、まだまだ昼前なので出かけることに。

前週にデジカメを新調したので散歩でもしながら写真を撮り歩くかと、以前住んでいた武蔵小山へ電車で移動。

 

5月に引っ越したのでまだ半年しか経ってないのだが、なんとも懐かしい武蔵小山の町並み。今いる横浜市郊外のベッドタウンとは違って、徒歩圏内の小さな街に商店街がいくつもあって、古くからの個人店とチェーン店が混在している不思議な感じが良い。

特に飲食店のレベルが総じて高く、安くて美味い店が多い。

活気があり、歴史があり、文化がある。たった2年半しか住んでいないが、これまで住んだ街のなかで一番好きな街かもしれない。

 

12時くらいに武蔵小山に到着し、奥さんといきつけにしていた蕎麦屋へ。

武蔵小山 蕎麦季 

普通の街の蕎麦屋なのだが、 個人的には大好きな店。

蕎麦屋というと、やれ手打ちの技術がどうだの、そば粉の種類がどうだのと散々うるさいくせに、ボソボソした麺がセイロにほんのちょっと横たわっているような店が多い。

しかし、この店はすごく良心的で、もり蕎麦でも細麺でバシッとコシのある蕎麦が普通の店の倍近い量提供されており、街の人たちに愛されている名店なのだ。

外は真冬の寒さだったが、お店の中は暖房がきいており、かつ窓からの日差しも強かったので、冷たい納豆おろし蕎麦をチョイス。

 

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逆光になってしもた。

美味すぎる。

すごいボリュームで満足満腹である。

 

武蔵小山を出て、一路南東方向へ向かう。

武蔵小山には、日本一長いアーケードを持つというパルム商店街があり、その先を少し散歩すると、食べ歩きで有名な戸越銀座商店街に繋がるのだ。商店街ホッピング

 

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写真を撮りつつてくてく歩く。

 

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戸越銀座商店街では、食べ歩き用にコロッケやパン、中華、たい焼きやから揚げなど、いろんな店先で売っているのだが、僕らは先ほど大盛りの蕎麦を食べたばかりであり、奥さんはダイエット中ということもあってコロッケ一つだけに我慢する。

しかしサクサクで美味かった。今度は空腹時に再訪することを奥さんと誓う。

 

戸越銀座商店街の終点あたりで右に曲がり、今度は南の大田区方面に歩みを進める。今回の目的地は蒲田。蒲田名物の羽根つき餃子を食べるのだ。

散歩といってもざっくり10キロ強の道のりをてくてく歩く。

 

戸越銀座から戸越公園

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いきなり武家屋敷のような門構えが出てきたと思いきや、やはり昔は武家屋敷だったみたい。子供連れが行けの鴨に餌をやっていたが、鴨に混じって大量のカラスが餌を狙っており、鳥が苦手の奥さんは近づけず。

 

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突如現れたトンネル。嬉しくて小走りする奥さん。
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ダンディなイヌ。
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ハイパワー風呂なるパワーワード
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環七沿いにあった斧。
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バイオリンの顎当て専門店。

 

戸越公園から中延、国道1号沿いの路地を南下し馬込周辺で環七とぶつかる。

環七を大森方面に進み、大森のMEGAドンキの前の谷中珈琲で少し休憩。うむ。美味い。

 

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ここまできたら目的地の蒲田まではもうすぐ。町工場とボロアパートの隙間に、再開発されたであろうピカピカの低層マンションが並ぶ不思議な町並み。

東京のマンションの価格はバブルのようになってるし、人の流入も止まる気配がないので、町工場をつぶしてマンションを建てるようなケースは増えているのだろう。

ずっと散歩しているだけで、そんな街ごとの空気の違いのようなものが見えてきて興味深い。

 

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どんな人が選ぶ何なのか。
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大田区、チャリ多し。
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これ、売り物ではないらしい。

そしてお店でもないらしい。民家の軒先。

 

夕暮れに近くなってきて、風が冷たくなってきたころに京急蒲田に到着。まっすぐ歩けば7キロくらいの道のりだが、ジグザグウロウロしていたせいで13キロくらいは歩いたようだ。さすがに疲れた。

 

17時前に目的地の餃子屋に到着。乾杯。

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見事な羽根つき餃子。
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うーん、たまらんよ。ビールが進む。

 

京急蒲田商店街で、蒲田餃子御三家に数えられる金春本店。餃子屋というよりは本格的な中華屋だったので他にも頼もうかと思っていたら、餃子が街のラーメン屋の餃子の倍くらいのサイズで、モッチモチでボリュームが凄い。

 

焼餃子と水餃子をそれぞれ一皿ずつ頼んでビールを飲んだら僕も奥さんも満腹になってしまった。ビールを二杯づつ飲んで2人で2800円。激安。

 

しかしよく歩いた日だったな。満足。