二日目。
ふかふかで巨大なベッドの上で目覚める。目線の高さに少し驚く。
そういえば欧米は靴文化だから掛け布団や毛布が床に付かないようにベッドが高いのかと納得して目が覚めた。
今のマンションに引っ越した際、ベッドとマットレスを購入したのだが、ベッドの納期が2ヶ月かかると言われたのでキャンセルしてマットレスだけで寝ている。マットレス自体に結構厚みがあるので寝心地は悪くないが、高いベッドというのもなかなか良いものだ。日常感じない贅沢感がある。
さて、とりあえず外は晴れ。
だんだんと気温も上がってきているようなので水着でビーチへ。
ウェスティンリゾートはグアムのタモンビーチの北の端にあり、
隣のホテルとは岩場で隔てられているのでプライベートビーチ感が良い。
ホテルの規模も大きすぎず、人もそこまで多くない。
泳いだりシュノーケリングしたりビーチサイドのデッキチェアで読書したりとのんびり過ごす。シュノーケリングって楽しい。
普段ヨットに乗っていて海にはずいぶんと親しんでいるものの、ダイビングは機器に頼るのがどうにも恐怖で手が出ないのだ。機械に自分の命をゆだねるというのが昔から苦手というか、信頼していないふしがある。
自転車とかヨットとかシュノーケリングであれば、多少機器が壊れても怪我くらいで生きてどうにか戻れる自信があるのだが、ダイビング中にバルブが故障したとかバイクに乗っている時に急にパンクしたりすると命に関わってくるなと思ってしまう（だから整備ちゃんとせいという話だとは思うが）
波間に漂って不思議生物や魚を眺めているのがどうにも楽しい。
最近生物の本を読みふけっているのでよけいに楽しい。
ただ、ABCで購入した安いシュノーケルセットのマスクが硬く、泳いでいるうちにジャボジャボ水が入ってくるのには困った。顔を動かした際や表情を変えた際にマスクが対応できず、隙間から水漏れしてしまうのだ。
なので感動的な水中の世界を堪能しながら、一切興味がないような無表情を装って泳ぐしかないのだった。
昼は部屋に戻ってベランダから風を入れつつ、持ち帰りのデリとビール。
外で食うとガッツリ出てくるので、昼はこんなのが気楽で良い。
海で乾いた身体に、アメリカのシャバシャバの薄いビールが美味い。
味わうというよりはノドを開けて流し込むビールですね。
ハワイに行った時なんかも、毎日ライトビールの6缶パッケージを買って冷蔵庫でキンキンに冷やし、本数を気にせず次々に開けて飲むのがなんだか好きだったのだ。
午後からはプールサイドに移動。
本を読みつつウトウトしたり泳いだりのんびり過ごす。
このあたりで年末の仕事のことは頭から消える。お疲れ様でした。
夕暮れまで海とプールを満喫して、一旦部屋に戻ってシャワーを浴びる。
本日の夕食も肉。プールサイドのレストランでバーベキュー。
肉をモリモリ焼いてモリモリ食う。
スタッフはビールをピッチャーに入れて歩き回っており、こちらが少し飲むとすかさずビールのお代わりを勧めてくる。当然ビールをガブガブ飲む。満腹である。
曇っていて夕陽は見えなかったが、プールがライトアップされていてこれはこれで綺麗である。
さすがにビールを飲みすぎたので、夜はカリフォルニアのワインを購入。
デザートワインのような甘さだったので、大きめのグラスに氷を入れてキンキンに冷やして飲む。
結局ビールも飲む。うまい。
