楽しい旅行も折り返し。
三日目は朝からバスに揺られて、とあるビーチリゾートへ。
未舗装で穴がボコボコ空いているような道や、車幅ギリギリまで木が生い茂っているような道をサスペンションの痛んだボロボロの大型バスで走るので揺れる揺れる。
おまけにシートのリクライニングが壊れていて揺れるたびに後ろに倒れそうになるので無駄に踏ん張りながら乗らないといけない。ロデオか。
インザ洗濯機のような1時間を過ごして到着。
ココパーム・ガーデンビーチという有料のプライベートビーチ。
真白い砂浜に椰子の木が揺れる、イメージ通りのビーチリゾートである。クリスマスイブだったので観光客も少なかったのか、広いビーチに50名ちょっとくらいしか人がいない。
シャワーやロッカー、簡易的なレストラン、バーカウンターなどはあるが、基本的には綺麗な海でのんびり遊ぶための場所である。
シュノーケル、マリンブーツ、ライフジャケット、浮き輪、シーカヤックなども無料で貸し出ししている。
早速、シュノーケルとライフジャケットを借りて海に入ってみる。
ビーチは白い砂浜だが、すぐにサンゴのある浅い岩場になっており、海水浴のためというよりはシュノーケリングを楽しむための海といった感じだ。
レンタルしたシュノーケルは昨日の水漏れマスクとは違ってやわらかくフィットして快適。魚の種類も豊富で手を伸ばすと近寄ってきたりする。
かなり風が強いが海に入ってると気持ちが良い。1時間ほど波間でプカプカする。
泳ぎ疲れたらフローズンカクテルで乾杯。
なんて最高なのだ。
ツアーについていたランチはボリューム満点だったが、これは現地で好きなものを注文するので良かったかも。
午後からは奥さんと写真を撮り合ったり泳いだり椰子の木の下で昼寝したりとのんびり過ごす。
あっという間に集合時間の15時が近づいてきたので、シャワーを浴びてまたビール。
グアム1ビール。フルーティで美味い!
炭酸は少し弱めで特に奥さんが気に入っていた。
最後にスタッフの皆さんがダンスで見送りしてくれた。
よく遊んだので帰りのバスは二人とも爆睡。
あっという話にウェスティンホテルに到着。
夕暮れに近くなってきたが、まだまだ元気が有り余っているので街へ繰り出す。
写真を撮りながら歩く歩く。知らない街の散歩っていいものだ。
個人的に行きたかった現地の大型スーパーKマートものぞいてみる。
多種多様な商品が整然と並んでいて”資本主義”という感じが良い。
クリスマス休暇の買出しだろうか、地元の人たちが巨大なショッピングカートに食料品やプレゼント用のおもちゃなどを山盛りに積んでいる。
クリスマスプレゼント用の包装紙だけでひとつの棚に大量に用意されていて、クリスマス文化の強さを感じた。
観光客向けのお土産なんかも置いてあるのだが、棚にものすごい種類のチョコやお菓子などが大量に積まれている雑然として感じ。
奥さんはグアモンという、グアムのゆるキャラに心を奪われたようで小さなぬいぐるみを買っていた。
帰り道、公園でクリスマスのイルミネーションを発見。
汗ばむくらいの暑さと湿気の中でクリスマスのイルミネーションも不思議なものだが、そういえば本日はクリスマスイブなのだった。サンタもアロハシャツの前をはだけておおきなお腹を丸出しにしていた。
帰り道に、ホテル近くのショッピングセンターでそれぞれにクリスマスプレゼントを購入。免税店のおばちゃん店員、カタコトの日本語でもこちらのニーズに沿ってビシビシ商品を提案してくる。強い。
すっかり夜に。夕飯はどうしようかなーと思っていたが、なんだか元気にジャンクなものが食べたかったので、近くにあったTGIフライデーズでハンバーガーとバドワイザーの小瓶。
ハンバーグがレアで肉食ってる!という感じ。
意外とソースはあっさりしているが、ベーコンの塩気とピクルスの酸味、バンズのバターの甘さがマッチして美味い。
小瓶のビールをラッパ飲みしながらハンバーガーにかぶりつく。
よく、海外のドラマや映画なんかで、背中をまるめてテーブルにヒジをついてハンバーガーを食っているが、実際に食ってみるとそんな姿勢になってしまうのが面白い。
行儀が悪いので日本で食事をするときにはそうならないが、大きくて具やソースがこぼれそうなハンバーガーを食っていると、自然と背中が丸まって口でハンバーガーを迎えにいってしまう。
また、手が油やソースでべたべたなので、どうしてもテーブル上に手を上げておくためにヒジをついてしまう。
そして、右手にハンバーガーを持ったまま、左手でバドの小瓶をつまんでラッパ飲みしたり、ポテトをつまんだりする。
食文化がしぐさを作ってるんだなと変に感心してしまった。
クリスマスイブに奥さんと向かい合ってハンバーガーを食っているというのも妙におかしいが、サンタもアロハシャツを着てたし、南国ぽくって良いのかもしれないな。
クリスマスのプレゼント。
奥さんにはずっと欲しがっていた財布と香水。
僕にはアクセサリーと香水。大切にしよう。