太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

小鳥の昼食、皿土鍋を買う。

昨日の話。

先日、いい感じの皿が欲しいなと思い散歩をかねて雑貨屋をめぐったが

不発に終わったので改めて鎌倉に食器を買いに行く。

 

家を出て30分ほどで到着。

鎌倉のような落ち着いて素敵な街にすぐ行けるというのは幸せなことだ。

 

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最近散歩が趣味のようになっているので(まるで老夫婦のような30代)、目的の店に直行せず、一駅手前の北鎌倉駅で降りて歩く。


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奥さんが昔行ったことがあるという隠れ家カフェ。小さな立て看板が出ているだけで、奥まった位置にあり木立でカムフラージュされている。

隠れ家度が高い。というか商売する気がないくらいに隠れている。

やっていけるのか勝手に心配になるが人は入っている。


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懐かしいフジカラーの看板と死んだコカ・コーラの自販機。

 

フジカラーは正月のたびに樹木希林が出るフィルムのCMを流していたが、流石に今はフィルムや使い捨てカメラの需要はほとんどないようで、広瀬すず主演の壁に貼れる写真パネルのCMになっていた。

それすらも注文する人はいるのかなと思って観ていたが、この時期のCMは長年続けてきた富士フイルムの矜持のようなものなのだろう。


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鎌倉に来たが、鶴岡八幡宮は初詣の客で激混みなので今回はパス。

おそらく神様もいろんな人の願い事で多忙なことだろう。

 

鶴岡八幡宮を横目に大賑わいの小町通りへ。若者が多い。

ふらっと見つけた陶器屋で食器を購入。

 

通りすがりのカフェで昼飯。

少し気取ってキッシュとパン、スープのランチセットを頼んだら、

まるで小柄で声の小さいOLの昼飯のような量しか出てこなくて笑ってしまった。

 

小鳥の餌のようなパンの量よ(それぞれ親指くらいのサイズ)

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鎌倉駅を通り越して御成通りへ向かう。

観光客向けに特化した賑やかな小町通りと違い、落ち着いていて地元の人が普段使っているような店も多く、大人な雰囲気の店が多い。

店の新陳代謝も結構あるようで、古い酒屋さんや雑貨屋、おもちゃ屋が残っていながら、新しい若者向けの店も次々にできている。

しかしそれらの店もチャラチャラしておらず、古都鎌倉の落ち着いた雰囲気を壊さない範囲でそれぞれの個性を出している。

これは面白い。

 

 

路地裏に突然出てきたジェラート屋。

ちゃんと路地裏まで眺めて歩かないと絶対に気づかない。
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御成通りから一本奥に入った路地裏にあるパン屋「鎌倉利々庵」

美味しそうなパンが多数。

3種類ほど購入して翌朝食べてみたがどれも絶品だった。

ここは是非リピートしたい。


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そのパン屋の向かいに、どう見ても潰れたお菓子屋があり、

その上に何やら楽しげなテラスがあるではないか。


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狭い入口を覗いてみると、旅の本を集めたブックカフェのようだ。

冬にしては天気がよくあたたかな日だったので、テラスでのんびりしてみようかと入店。

 


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こんな感じ。最高ではないか。

 

旅の本を集めたブックカフェということで、ヒッピーのような店主がいて、自分が世界一周で撮影したアフリカの子どもたちの写真を飾っているような店を想像していたが(そんな店に高円寺あたりで行ったことがある。なぜ旅人はアフリカの子供たちの写真を撮りたがるのだろうか。日本の子供だってモンゴルの子供だって無垢だよ。)、意外にも落ち着いた店内で女性の店員さんも非常に感じ良くいい店だった。何より晴れたテラスでのんびりできた。

 

そして、本日の目的である陶器屋へ。

御成通りの終点で江ノ電ぞいにある若宮陶器さん。鎌倉で70年続く陶器屋さんらしい。

 

以前もここで食器を購入したのだが、今風のデザインの食器も多く、かなりリーズナブルで気に入っている。

何点か購入。ついでに欲しい欲しいと思って探していた土鍋も購入。

年越しで安くなっていたようだ。

 

お皿や鍋を買うというのは気持ちが良いものだ。

そこまで高いものでもないし、一気に便利になったり生活が楽しくなる。

 


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荷物も多かったので買い出しにはいかず、夜は冷蔵庫に残っていた食材で早速鍋にする。

 

九州人大好き水炊き。

鍋が煮えるまでささっと食える前菜でパクチー豆腐。

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うむ。旨い。

 

九州の実家にいたころは水炊きのようなシンプルな鍋はあまり好きではなく、キムチ鍋やモツ鍋のようなパンチのある味が好きだったのだが、大人になってみると水炊きの鶏の出汁がしっかり効いたスープもたまらない。

 

なんというか、土曜日最高である。