太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

都内の効率的な移動と激烈中華料理の休日。

土曜日の話。

 

今週、通勤電車で読んでいた行動経済学進化心理学まわりの本が面白かったので、カフェでモーニングを食べつつ集中して読むぞと鼻息あらく9時に近くのサンマルクへ。

 

残酷すぎる成功法則  9割まちがえる「その常識」を科学する

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

 

 

露悪的なタイトルではあるが、内容については、ちゃんと前向きに人生をコントロールして満足度を上げていくための事例や研究結果が非常にわかりやすくまとめられており、ここ数年で読んだこのジャンルの本の中では圧倒的に面白かった。

また時間を見つけて感想を書こうかと思う。

 

面白かった箇所をノートに書き写していたらあっという間に11時を過ぎてしまったので、慌ててジムへ向かう。懸垂やワイヤーマシン、ダンベルなどで上腕と背筋を中心に1時間ワーク。

今年はヨットレースで筋力不足を感じることがないように、春までにきちんと身体を作っておきたいのだ。

 

懸垂をやりながら限界が近づいてくると、高いところにぶら下がっている妄想をする。

そこで体を持ち上げられないと奈落の底に落ちてしまうと。

おそらく、そんなことは今後起こらないと思うが、人生何があるかわからない。

助かる可能性を0.1%でも増やすために、自在に動く身体を作っておきたいものだ。

 

午後は、昼まで仕事だった奥さんと合流して、赤坂見附へ。

 

先日奥さんが読んだ雑誌に、赤坂見附から青山一丁目にかけて素敵なカフェが載っていて是非行ってみたいかったのと、バレンタインとホワイトデーにかこつけて先週見に行った革製品でも買おうかと、赤坂から表参道までぶらぶら歩いてみる。

 

赤坂見附駅から246号沿いの坂を渋谷方面にてくてく上がっていくと、左手にとらやの本店がある。 

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ここは数年かけて建て直しをしていたのだが、昨年完成したらしい。

地下にはミュージアムスペース、2階が売り場、3階が茶房となっているようだ。


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ゆったりとした贅沢な売り場で、一口羊羹の詰め合わせを購入。

日頃いろいろとお裾分けを頂いている奥さんの実家へのお土産に。

左のラムレーズンといちごの羊羹は自宅用。

 

店員さんも中国系の方とアングロサクソン系の方がいて、

小さな商品のパッケージひとつひとつに英文の説明が添えられており、

ちゃんと海外の方向けに備えてるんだなといった印象。

 

接客もすごく丁寧。日本中の百貨店に店舗を構える

老舗和菓子屋の旗艦店なだけはありますね。

 

地下のミュージアムスペースものぞいたが、書道家の展示をやっていた。


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このとらやの本店は、単なる和菓子屋ではなく、

和菓子という日本の大切な文化を発信する場所として改装したのだろう。

 

建物全体のコンセプトや接客、商品のパッケージに至るまでブランドとして完成されており、ちょっとしたお土産を買っただけでも、いい買い物をしたなという満足感がある。いままではどの百貨店にもあるありふれた高級和菓子屋のイメージだったが、今後はお店で見かけても評価が違って見える気がする。

これは良い体験だった。興奮。

 

とらやの本店から数分歩くと、コンサートホールの草月ホールがある。

エントランスにはイサムノグチの大型展示があり、なんだか変な空間。


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そこの2階がカフェになっており、非常に静かで綺麗な空間なのだ。

CONNEL COFFEE by mother port coffee | コーネルコーヒー

 

赤坂見附青山一丁目駅のちょうど間にあり、近くにオフィスビルも繁華街、観光地もないようなちょっと変わった立地だが、隣は高橋是清公園、目の前は赤坂御用地と抜群の環境で、店内も非常に洒落ている。

 

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夜は結構がっつりな中華料理を予約しているので

筋トレ後ではあるが、軽く卵サンドとコーヒーのみ。

森林浴のように、静かな都会空間を浴びて満足。

 

静かな時間を過ごしたあとは青山一丁目⇒外苑前⇒表参道とぐいぐい歩く。

個性的な店やビルが多くて歩いていても飽きない。

 

表参道からは路地裏をうろうろと。


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ここでもとらやを発見。

 

ちょっと早いが、ホワイトデーのプレゼントとして奥さんにサボンのボディーソープとイヤリングを購入。

奥さんからはHerzの小さな財布をプレゼントしてもらった。


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表参道からキャットストリートを通って明治神宮前に抜けて、

副都心線新宿三丁目へ。新宿マルイで奥さんのアクセサリーを修理に出す。

 

そして新宿三丁目から四ツ谷経由の南北線飯田橋へ。

今日はよく移動する日だが、都内でずっと営業マンやってたおかげか、

スムーズなスケジューリングで、複数の予定がさくさく完了していくのが気持ち良い。

 

 

本日の最終目的地、『青山シャンウェイ神楽坂店』


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結構昔に『孤独のグルメ』で紹介されてからすっかり人気店になってしまった青山の中華料理屋なのだが、FCとして神楽坂と銀座に店舗を出しているようで、こちらは結構簡単に予約を取ることができたのだ。

 

一人3800円のおすすめコースを注文。


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前菜5種盛り。

紫キャベツと豚ガツの和え物や、紋甲イカの冷菜などなど。

普段であればこれだけでもビール2~3杯は飲めてしまうが、

店員さんの「じゃんじゃん料理出すんで急いで食べてくださいね~」との声にモリモリ食す。


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蒸し鶏のネギソース。

圧力鍋で蒸しているのか、骨までホロホロになりつつもパサついていないという不思議な食感。あっさりした味付けで美味い。


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大本命、毛沢東スペアリブ。

スペアリブ自体は軽く塩コショウで味付けして揚げてあり、

クミン、唐辛子、ニンニク、芝海老などが大量に入ったチップが激辛美味い。

スペアリブといいつつもほとんど肉塊なのでボリュームも凄い。

 

このあたりで結構胃袋的には満足。

箸休めに、ハマグリとニラのスープが優しい(写真忘れ)

 

そろそろ締めのご飯かなーと思ったところに青菜炒め。
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美味い、うまいけど腹いっぱい。と思ったところに締めの黒チャーハン。
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中国のたまり醤油に紹興酒オイスターソース、

甘味もあるので甜麺醤も使っているかも。

パラパラではなくしっとり目のチャーハンだが香ばしくて美味い。

 

すっかり満腹。苦しいほどに食べてしまった。

余裕があればどっかでもう少し飲もうかと思っていたが、

朝からずっと活動しっぱなしなのと、食べ疲れてしまったのでおとなしく帰宅。

 

いやー楽しかった。

充実した土曜日、最高である。