日曜日の話。
以前同じ部署で働いていた先輩が実はご近所さんということが判明。お子さんも小さいので、どっかに遊びにいくというよりは家でのんびりご飯食べましょうということで、料理持ち寄りでホームパーティーをやってみた。
その料理の記録である。
以前も書いたが、品数をたくさん作るのが単純に好きなので、今回は胃袋が4つあるというのは大変うれしい状況である。
本当は5つなのだが、生後半年のお子にパーティー料理はちょっと早いであろう。
普段お酒のつまみになりそうな料理ばかり作ってSNSに上げていたのだが、そういった料理を食いたいと先輩からリクエスト頂いたので、やる気をみなぎらせて作ることにする。
土曜日はまたヨットの整備だったので、帰りがけに最寄のスーパーで食材を買ってきて、時間のかかるものは事前に仕込んでおいた。
日曜日の12時集合だったので、朝は9時過ぎから2時間くらい調理して無事完成。
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シーフードとグレープフルーツのマリネ
こちらは、作りおきサラダのレシピ本に載っていて、以前奥さんの誕生日ディナーで作って好評だったもの。
キュウリ、セロリ、グレープフルーツを一口サイズに切る。
冷凍のシーフードミックスを軽く茹でる。
何故かゆで汁が白濁している。
野菜たちとシーフードを混ぜて、バルサミコ酢、オリーブオイル、粒マスタード、塩コショウを混ぜたドレッシングと合わせて1時間くらいなじませる。
レシピ本ではオレンジを使っていたが、レッドグレープフルーツのほうが色味も良いし、セロリの青っぽさや苦味とマッチしていていい感じ。大人の味。
味の濃い料理が続くと、こういったさっぱりしたマリネなどがあると良いなと思って作ってみた。
個人的に好きな料理。簡単で美味くてお酒が進む。
鶏のムネ肉1枚に軽く塩を振ってジップロックに入れてAnovaで真空低温調理。今回は60度で90分程度。
ここまでは前日にやっておく。
しっとりとした鶏ハムになるので、それをスライスしてトマトと並べる。
上からネギを散らして、食べる直前に、醤油、酒、酢、コチジャン、花椒(これが大事)を入れたタレをかけて完成。
花椒は、輸入食材を売っているカルディに「麻辣ペッパー(ミル付き)」ってのが300円くらいで売っているので、ガリガリと削って入れている。
唐辛子と花椒が入っており香りも良い。
完成図。水菜とオニオンスライスを底に敷いて盛り付ける。
これだけ写真のテイストが違う。
背景を黒くして自然光を当てたほうが見栄えが良いですね。
(台所の窓際においてあるレンジの天板で撮影)
容器は、イワキの耐熱ガラスの保存容器に入れているが、これならそのままテーブルに置いても違和感ないので良い。
100均のタッパーよりも料理を作るモチベーションも上がるし、容器に臭いや油汚れがつかないので手入れが楽だ。
(完全に密閉はできないので、汁気があるものを運ぶ際にはラップしてから蓋をしている)
これを2セット購入しておけば、週末の作り置きにも大活躍!(俺は主婦か)
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サバのトマト煮込み
これも以前作って大絶賛だったもの。簡単で美味い。
材料はサバ水煮缶、トマト缶、ヤングコーン、醤油、砂糖、塩コショウ少々、以上。
すべてを鍋にぶち込んで煮るだけ。
保存容器に入れて乾燥パセリを少々。
バケットに乗せると赤白ワインの消費量が凄い。
前回作ったものと比べると、鯖缶が若干あっさり目だったみたい。もう少し脂の乗った鯖のほうが良かったかも。
こればっかりは鯖缶の値段に比例すると思う。
自分の覚書として調味料の種類は書くが、分量は書かない。覚えていないからだ。
料理初心者からすると、不親切極まりないかもしれないが、味付けは想像しながら適当に混ぜているので、ほとんどが目分量である。レシピ本やネットのレシピを見ても大体の量で作ってしまう。
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牛スジ煮込み
圧力鍋を別の用途(Anova)で使っていたので今回は鍋でコトコト煮込んで作る。
アクをとりながら下湯でした牛スジを一度冷水で洗い、一口大に切って生姜、長ネギの青い部分と一緒に3時間くらい煮込む。
(さらっと3時間と書いているが、好きじゃないとできない)
やわらかくなったら大根、ニンジン、コンニャクと一緒に1時間ほど煮込んで完成。今回はしっかり味をしみこませたかったので前日夜に作って、朝もう一度火を入れて持っていった。
味付けは醤油、酒、みりん、砂糖、味噌。これも分量は適当。
牛スジがトロトロプルプルで臭みも無く、最高に美味い。冷えると全体が固まるくらいにコラーゲンたっぷり。
モツ煮込みと比べてクセが少ないので、ゲストに振舞うならこっちのほうが良いな。
圧力鍋で作ったものと比較すると、牛スジのトロトロ具合は一緒だが、こちらのほうが肉の脂部分がしっかり煮込んだことで乳化しており、コラーゲンと一緒になって肉がむっちりとコーティングされた上に、全体的にまろやかな味になっているような気がする。
手間はかかるがその分美味い気がする。
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スペアリブチャーシュー
僕の影響で先輩の奥さんもAnovaを買っていたようなので、普通のチャーシューでは面白くないなと思い、スペアリブをチャーシュー風に仕込んでみた。
よだれ鶏用の鶏ハムと一緒に低温調理。
鶏ハムが完成して、さらに一晩低温調理を続ける。
味付けは、尊敬する料理ブロガーの「ぶち猫」さんのレシピを参照し、醤油、酒、みりん、砂糖にニンニク、生姜、鷹の爪、ねぎの青い部分を入れてひと煮立ちさせたもの。
buchineko-okawari.hatenablog.com
ジップロックに肉と上記のタレを入れて、Anova60度で13時間。
殺菌のためには中心部が60度で2時間程度でOKだが、スペアリブの骨まわりの筋をコラーゲン化するためには12時間程度はやっておいたほうが良いだろうという考え。
翌朝、ジップロックから出した肉の表面を
カンカンに熱した鉄フライパンで焼き付けて完成。
この写真では肉はピンク色だが、しっかり火は通っているので表面に焦げ目と香りを付けるのが目的。焼きすぎると硬くなってしまう。
白髪ネギを散らして、残ったタレをかけて完成。脂身部分はトロトロ、肉はしっとりと柔らか。醤油ベースのタレが焦げた香ばしさが堪らない。
やっぱり肉はパーティ料理のメインとして見栄えするし、満足度も高い。
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食卓全景
先輩夫妻がバケットとカプレーゼ、ポテトを用意してくれていた。
こんなに品数が並ぶと華やぐ。素敵である。
先輩宅ではのんびり飲んで食べて話して、生後8ヶ月の息子氏とも仲良く遊ばせていただいて、非常に楽しい時間だった。
僕の奥さんは初対面だったのだが、先輩夫婦ともすっかり打ち解けてナイスなご近所関係が築けたのではないかと思っている。
あっという間に5時間くらいたっており、すっかりくつろいでしまった・・・。
楽しい時間をつくってくれた先輩夫婦に感謝感謝である。
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おまけ
ほとんど先輩と僕2人で飲んでいたのだが、昼間からスパークリングに白ワイン、ウイスキーと進み、すっかり酔っ払ってしまったようだ。
帰って2時間ほど仮眠して、小腹が空いたので、夜食に軽く牛スジ煮込み丼。
たまらんですね。飲み会の締めに最高である。
出張居酒屋、楽しかったのでまた是非やりたい。
そのためにレパートリーを増やし続けよう。