太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

作り置きの日曜日、寄席に興奮する。

日曜日の話。

 

午後から出かける予定だったので、事前に翌週の弁当用に作り置きをやっておこうと、雨の中スーパーに買出しに行き、ラジオを聴きながら淡々と料理する。こういった時間が結構至福だったりする。日常大事。

 

ブロッコリーとセロリが残っていたので、ゆで卵と一緒にデリ風サラダにする。塩コショウ、マスタード、マヨネーズ、レモン汁。もったいないのでブロッコリーの茎も茹でて入れている。

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作った時点で混ぜる系のサラダはよくこのガラスボウルで作るのだが、こうやって見るとあまり綺麗ではないな。冷蔵庫に余裕があるのでそのままラップを張って保存しているのだが。 

 

次に、先週末に購入した春菊が野菜室の奥で干からびかけていたので、さっと湯通ししてじゃこ、塩昆布と醤油、みりん、ごま油で和える。ごま油を入れるだけで一気におつまみ風になる。

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そしてきんぴらごぼう。途中まで笹がきにしていたが面倒になったので斜めに薄切りしてまな板の上に少しずつずらして並べて、まとめて千切りにする。

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あとは、きんぴらの材料のニンジン、ゴボウと、じゃこが余っていたので炊き込みご飯を炊いて、料理中に鶏ハムも一緒に仕込んでおく。のんびり1時間半で5品目。

 

作り置きをつくって安心したが、昼になったので蕎麦も茹でる。いましがた作った炊き込みご飯や惣菜達を食べれば良いのだが、昨日の昼、蕎麦気分だったが食いそびれていたのだ。スーパーで一番安くて多い乾麺を買ったのだが、つゆと麺のバランスが悪い。一束100gは結構多いというのを失念していた。


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パスタや蕎麦、そうめんなどの乾麺を買う場合、常に腹をすかせていた学生時代の記憶が抜けておらず、ついついグラムあたりの値段が安いものや、一束が多いものを買ってしまう。そして茹ですぎてしまう。
今回買った蕎麦は5束500gで約200円という格安価格だったのだが、原材料を見てみると小麦⇒蕎麦となっている。ほぼ小麦ではないか。立ち食い蕎麦のようなもそもそした食感も嫌いではないのだが、次回はもう少し良い蕎麦を買おうと決心しつつずるずると食す。

 

 

午後は父親が仕事の集まりで上京しているので、奥さんも連れて浅草へ。雨の浅草演芸ホール。父親はちょくちょく東京には来ており、浅草上野など観光はし尽くしているようだったので、晩飯までのあいだに寄席を楽しむ。


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高座で落語を聞くのは久しぶりだったが、上手い噺家は聞いているだけでフィクションの世界に引き込まれるようで感動した。緊張している噺家さんや、笑わそうとしている芸人さんはこちらにも違和感が伝わってきてどうにも没入できないが、上手い人は独特のとぼけた空気感や頼りなさを持っていて、自然に客席とのコミュニケーションを楽しんでいるうちに、噺の世界観に引き込まれていく。その境地に行くまでに、相当の努力が必要なのだろう。

 

ぼくも仕事で毎日のように学生に対して話をする機会があるのだが、学生の反応を見ながら頭をフル回転させて話を組み立てていくというだけでも相当に大変だし、そこに冗談をはさみつつ、自然に盛り上げていくというのは非常に難易度が高くていつも苦戦している。
今回落語を見ていて、自然体に見えるようなテンション、話の自然なつなぎ方など勉強になることも多く、興奮しながら見入ってしまった。

 

18時過ぎ、夜の部を途中で切り上げて予約していたおでん屋へ。浅草で大正時代から続いている大多福さん。店舗の建替え中で仮店舗の雑居ビルで営業しているようだ。


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関東風の甘辛い醤油出汁のおでんをつまみに熱燗を飲み、すっかり良い気持ち。ご馳走様でした。新橋に泊まるという父と別れて横浜に帰った。