太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

コントロールすること。

自分の身の回りに起きるいろんなことをコントロールするのが好きだ。
というかコントロール出来ている状態が好きだ。

 

勝間式超コントロール思考

勝間式超コントロール思考

 

 ※この本をクリックしたとしても、アフェリエイトをやっていないため、ぼくには一銭も入ってきません。

 

実は僕はこの本を読んでいない。

 

勝間さんのブログを読んでいると、多種多様なガジェットを駆使して、家事やら仕事やら体調やらをロジカルにコントロールされている。しかも異常なほどマニアック&ストイックなのだ。いきなりヴィーガンになってみたり、自宅のキッチンからコンロを撤去して全て自動の調理器で自炊する方法を編み出していたり、自宅からノートパソコンを撤去してタブレットと音声入力のみで仕事をしてみたり、いきなりヴィーガンをやめてみたり、なかなかに変わっていて面白い。というか少し変。この本にはおそらくそんなふうにいろんな工夫をしながら自分の人生をコントロールしていくコツのようなことがつらつらと書いてあるのだろう。なんとなく共感である(本は読んでないけど)

 

先日書いたダイエットのこともそうだが、自分で自分の体調や体重をコントロールできている状態がかなり好きなのだ。自分の身体を使った人体実験に近い。トレーニングについても、日常生活やヨット競技をやっていく上で、思ったとおりに身体が動くことを目的にやっている。

 

ヨット競技についても、自分の手足の延長のように船を操れている時が一番楽しい。常に変化する風や波の状況に対して、1トンを超える船を思い通りにコントロールするのは物凄く難しいが、それが面白いのだ。車の運転だってそうだ。

 

お金についてもできるだけコントロールしたい欲求がある。20代後半くらいのタイミングで、お金に関するリテラシーが低い!お金が溜まっていない!と危機感を持ち、日々の支出をスマホアプリで管理し始めた。途中でスマホ東京湾の奥底に奉納してしまったので2年分のデータが無くなってしまったものの、5年以上にわたって毎月の支出額を管理できている。

また、数年前に思い立って、自分のお金まわりをすべて把握して管理しようと思い、30歳から100歳までの収入の変化、家族構成による支出の変化、想定される年金額、投資による増減などをエクセルでまとめてシミュレーションを作ってみた。毎日の支出をアプリで記録し、毎月の収支をエクセルのシートで管理し、それを年間のシミュレーションに反映させることで精度を高めている。そんな運用をやっていたので、結婚したときも自然と僕が家計を管理する担当になった。我が家の経理担当である。現在丸3年ほど運用しているが、不透明だったお金まわりの状況がきちんとコントロールできるようになって満足である。お金が増えるか減るかというよりも、グラフや表にまとめてコントロールしていることが楽しい。僕も十分変か。

今はマネーツリーやマネーフォワードなどの各種高座や金融資産を一括管理できる便利なアプリがあるが、キャッシュフローの状況を掴むためには自分で作ってみるのが一番だ。

 

仕事でもそうである。自分の思ったとおりに事業が進捗している状況が一番気持ちが良い。そのために細かい数字やデータをチェックするのが結構好きだ。新卒から同じ会社で10年以上働いているが、はたして営業という職種で就職してよかったのかはまったくもって不明である。

 

 

学生向けに就職のお手伝いをする仕事をしているので、学生の自己分析などを手伝ったりする機会も多く、自分の仕事内容やキャリアについても客観的に振り返ったり考えたりすることがあるのだが、僕のモチベーションのひとつは、「自己効力感」というものではないかと思っている。

心理学の用語で「自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できるかという可能性の認知」ということだが、僕の認識としては、どんな状況でも自分が思った通りに身体や頭を動かすことができる、うまくやれる予感といったものだ。

 

この性格というか特性ってどこからきているのだろうか。遺伝なのか、親の育て方なのか、長年銀行員だった父親の影響なのだろうか。

 

逆に、コントロール出来ない事は結構苦手なのかもしれない。

 

ずいぶん昔に、身体がうまく動かせなくなる夢を見た。

おそらく中学校のシーンだろうか、厳しい体育教師に命じられてグラウンドを走って一周しなければいけない状況なのだが、関節に全く力が入らず、かつ足が麻痺したようになって走り出そうとするたびに倒れこんでしまい、一向に前に進まない。他のクラスメイトはスタスタと走っていくのに、自分だけが足が動かずに走ることが出来ない。自分の身体が自分のものではなくなったような感覚。

その夢を見たのはおそらく学生のときだったので10年以上前のことだったはず。しかし今でもその夢の中で感じた絶望と、足が不自由な感覚が残っている。

また、自動車やバイクを運転していて、ブレーキが効かなくなったり、アクセルが戻せなる悪夢は何度も見ており、かなりの不快感で目が覚めることがある。

 

そういった夢を見ていた時にはそう思わなかったが、本能的にコントロールできていないことに恐怖を感じているのかもしれない。なんというか根源的な恐怖だ。

 

 

だからどうという事は無いが、勝間さんのブログを見ていて思いついたので書いてみた。