太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

近頃のインターネット界に関する雑感。

なにやら、気がめいるような話題が続いているインターネット界。

 

やれジャニーズの圧力が問題だ、
参院選の行方がどうだ、投票率が低いのどうのこうの。
誰がどの政党を応援しているだのの話。
京都アニメーションの悲惨な事件に関する話題。
そして極めつけは吉本興業の闇営業からの芸人からの告発、
それに対する社長のぐだぐだ謝罪会見などの話。

 

それらの個々の話題に対して、それぞれの意見をもった人が
インターネット上でポジションを表明しており、
そこに対して賛成だの反対だの配慮が欠けているだの
断罪せよなどの意見が渦巻いている。

 

僕も悲しいかな野次馬根性でネットニュースやら
朝晩のニュース番組やらツイッターやらで情報を追いかけてしまう。

いろんな意見を見るにつけ、ひとつひとつの言葉の攻撃性にやや滅入りつつ、
それぞれの意見に納得したり反論したくなったり、感情を動かされてしまっている。

 

そして、その意見に影響され、奥さんとニュース番組を見ながら、
こんな意見もあるようだよと話したりしている。

 

しかしそこで語られるのは純粋な僕の意見ではない。
新しい視点を手に入れたように思っているが、結局のところ受け売りなのだ。
受け売りに思考や感情を支配されているのだ。
今のところ、その感情やポジションを再生産しSNSに出していくことはしていないが
特に現在のツイッターではその再生産が極端なスピードで行われ、
感情がどんどんと増幅され、なんだか滅入るような世界になっているような気がする。

 

インターネットは自由だ。誰がどのポジションを取ろうと構わない。
誰もが自分の正義の中で正しいと思っていることをやっている。
そして正しくないものをたたく。たたく。
なんだか滅入ってしまうが、なぜかそこから目を離せない。

 

インターネットに罪はない。


僕は20年近く、日常的にインターネットを浴びながら過ごしており、
今もだらだらとくだらない日記をwebにアップしている。

 

ただ、感情の増幅装置としてのインターネットについては、
ちょっと距離をおいたほうがよさそうだぞ、と思っている。

 

古代生物の生態に想いを馳せたり
軟体動物の身体の仕組みを調べたり、
誰かの書評に興味を惹かれて書籍を購入したり
ネット上のくだらない話にゲラゲラ笑ったり
そんな風にインターネットを使いたいのだ。

 

そして僕はただの日記としてこの文章を書いており、
これからも感情の増幅装置としてではなく、
日々何を食って旨かっただの、どこに行って楽しかっただの
自分がおじいちゃんになった際に、あんなこともあったなーと
懐かしく楽しい気分になれるような文章をつらつらと記していくことにする。

 

たまに感情を吐露することもあるかと思うが、
その際は全世界に向けた半匿名の便所の落書きとして
恥ずかしくない程度に、誰かを悲しませないように書かないといけない。

 

なんとなく現在の雑感。