下書きに残っていた祝日月曜日のはなし。
土曜日曜とバタバタと動き回っていたので、三連休最終日の本日は多少ゆっくりする所存。
ゴミ出しと洗濯を済ませて、持ち帰っていた仕事を片付ける。どうしても今やらないといけない仕事ではないのだが、今少しでも取り掛かっておくと週明けにスムーズに完了できるので、この数時間のアクションが意外と大事なのだ。
大学時代に第二外国語で韓国語を取っていたのだが、非常勤講師だった韓国語の先生が教えてくれたことわざで、「始まりは半分」というような言葉があった。
人間、物事に取り掛かるまでに時間を要してしまうものなので、取り掛かってしまえばそれはもう半分終わったようなものなのだという意味のことわざらしい。すごく良い。
実際に10年以上仕事をしてきて、かなり正しいなと感じている。始めてしまえばあとは手を動かし続けるか、目の前の課題に取り組むしかない。取り掛かるまでに思い悩んでいる時間が実は結構長いのだ。なかなかいいことわざではないか。
話はそれるが、その韓国語の講師はかなり風変わりな人だった。世捨て人のような風貌で、喋り方も動きもひどくのんびりとしていた。語学マニアなのかエスペラント話者で自分の名前をエスペラント語に改名?していたり、大学の非常勤講師をやりつつ運送業や路面電車の車掌のアルバイトを続けていたり、自分の配偶者のことを「一緒に住んでいる女」と呼んだりとちょっと異質な雰囲気だったのだ。ぼくは不思議とその人の授業が好きで、その人が教えてくれた韓国のことわざを15年以上たっても覚えているのである。
閑話休題。
軽く仕事をしていたらお昼になったので蕎麦を茹でて食う。最近食いすぎているので昼飯は簡素にするのだ。
午後はいつもの通りにトレーニングへ。
6月末に24時間営業のジムに切り替えてから、ほぼ毎週休まずに通えている。体重はほとんど変わっていないが、体型は少しずつ変わってきているような気がする。平日に着るワイシャツがだんだんとキツくなってきている。そしてヨットに乗っていても非常に楽にロープを引き込むことができる。
いい習慣になってきている気はするが、ただ毎週通うというのは若干面倒だし疲れる。趣味で好きにやっていることなのだが面倒で疲れるのだ。定期的にジムに通いだしてもうすぐ1年になるのだが、運動気持ちよい!気分爽快!まだ来週もジムに行こう!とはなかなかならずに、毎回、しんどいなー疲れたなーと思いながら運動している。
今回もしんどさを全身に感じつつトレーニング完了。
さて、料理である。
すっかり秋らしくなってきて、魚屋の店頭に生の筋子が並ぶようになってきたので、イクラの醤油漬けを作ろう。
去年は12月の頭に作ったのだが、家にイクラがあるとQOLが上がる。
laughunderthesun.hatenablog.com
生の筋子。グラムあたり880円なのでちょっと高いが、醤油漬けを買うとグラム1200円~1500円程度なので、自分で漬けたほうがはるかにお得である。また、家にイクラがあり、何にでもかけて食べられるというだけで幸せな気分になるのでお勧めである。
まだシーズン始まったばかりなのでちょっとだけ小ぶりかも。
40度くらいのお湯に塩を入れて、その中で筋子をほぐしていく。結構な数をつぶしてしまったかもしれない。何度かお湯をいれかえて皮や汚れを取っていく。
ざるにあげて水気を取って完成。
宝石のようだ。美しい。
醤油、みりん、お酒を煮詰めた汁につける。
ちょっと煮詰めてしまい、醤油も濃かったかも。反省である。ただ、味が薄すぎるとイクラの中に水分が入り込んでしまい、パツンパツンになってしまうので難しい。保存性も悪くなるしね。
同じく魚屋で鮭ハラスの一夜干しも売っていたので、グリルで焼いてほぐして、鮭のはらこ飯にする。
うーむ絶品。昆布を入れて固めに炊いたご飯に脂の乗った鮭と濃い味のいくら醤油漬けがマッチして旨すぎる。幸せの味がする。鮭とイクラの親子丼であるが、鮭はノルウェー産、イクラは北海道産なのでちょっといびつな親子関係となってしまった。
こちらはまたしても頂き物のじゃがいもを消費するために肉じゃが。個人的に、にくじゃがの肉は豚肉が好みである。
もう1品。がんもどきと大根、こんにゃくの煮物。出汁用の昆布をそのまま具として使っている。ヘルシーで旨い。
ミョウガと大葉の和風サラダ。他のメニューが和風だったので、薬味を乗っけたさっぱりサラダ。ドレッシングはポン酢+塩コショウ+オリーブオイルを目分量。
いやあ最高である。家に帰るとイクラがあるというだけで仕事を頑張れるぜ。2000円ちょっとで1週間いくらを食えると考えるとすばらしい食材だ。