太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

日々ポンコツ化する身体にあらがう。

毎週毎週飽きもせずジムに通ってはひたすら懸垂したり、バタバタドタドタと回転するシートの上を走り続けたり、重量を持ち上げたりしているわけだが、このエネルギーを何か別の役にたてられないかとも思ったりする。

毎月いくばくかのお金を支払って場所と設備を借り、バタバタとカロリーを消費し、筋肉を疲弊させ、わずかばかりの爽快感、ストレスの減少、ほんの少しの健康を手に入れているのだが、もっといいやり方もあるのでは?と考えなくはない。

この労力をもっと社会のために(そしてかつぼくのフトコロが温まるやり方で)使えないのかな?と思ったりする。

 

本日、ここ数年間使っていなかったスノーボードを思い切ってメルカリで売却し、クロネコヤマトさんに集荷してもらったのだが、クロネコや佐川のお兄さん達は、日々街中を走り回り、重い荷物を担ぎ上げたりすることで、日々のお給料を得つつ、屈強な身体と強靭な体力を得られているのだろう。

 

クロネコや佐川の配送スタッフの方々は、日々とんでもない量の荷物を運ばれており、かつ理不尽な不在対応や再配達の嵐の中で体力的にも精神的にもしんどい状況かと思うが、ぼくが普段配達や集荷でお世話になっている地域の配送スタッフは皆様非常に丁寧に仕事されており、頭が下がる思いである。

 

皆様が別に健康のために走り回っているわけではなく、筋トレのために仕事をしているわけではなく、それぞれの理由とそれぞれの志で誇りをもって業務にあたられてるんだと思う。

ただ、そんな配送スタッフの方が、仕事で鍛えた太い腕で重い荷物を軽々と抱え上げ、キビキビ働かれているのを見ると、暗いジムの奥でただひたすらにだまってダンベルを上げ下げし、トレッドミルの上で汗をかきながらドタドタ走っているのがどうにも不健全に思えてきてしまうのだ。

こんな文章をダラダラと書くくらいなら、千葉の台風被害にあった地域に行って、排水溝の掃除のボランティアでもやってきたほうが良いのかもしれない。ジムで身体を鍛えるというのは多少お金と時間に余裕のある健康志向の人のためのいびつな娯楽なのかもしれないな。なんだか思いつくままに書いていたらジムワークに対してずいぶん批判的な内容になってしまった。しかしぼくは今週もトレーニングへ行くのだ。

 

なぜ習慣的に運動しているのか?

別にムキムキになりたいとかは正直ない。ぼくは160センチ台の低身長なので、ムキムキになったところで滑稽なだけだ。それよりも、日常生活やヨットに乗った際に、自分が思った通りに動けるように常にコンディションを整えておきたいのだ。

 

まだまだ35歳ではあるのだが、ここ数年、自分の身体がどんどんとポンコツ化していっているのを感じる。これが老化なのだろうが、こんなに変わってくるものかと驚いているのだ。

 

・朝起きてしばらくと、酔っ払った時に目のピントが合わない。特に近くのものが2重に見えてしまう。まだ老眼ではないので、両目で見る努力をしなくなっているような気がする

・暗いときの視力が明らかに悪くなってきた。俺は鳥かと思うくらい、びっくりするくらいに見えない

・時間がない朝、バス停までのほんの短い距離などを小走りすると足首がグキッとなって走れない。捻挫とかではないのだが痛くて笑えてくる。笑いながらバスに乗り遅れる

・階段を素早く降りられない。無意識に降りる分には問題ないのだが、階段を見ながらだと視覚情報と無意識の足の動きが同期できずに転びそうになってしまう。転びそうになって最後の2段くらいをジャンプしてしまったりする。そして足首を痛めたりする

・前日に深酒すると、翌日の昼過ぎまで脳の処理能力が下がる。60%くらいしか働いていない気がする。そして深酒してなくても、20時を過ぎたあたりから処理能力と集中力が明らかに低下する

・耳が悪くなっているのか、音楽の音程が全く取れない。カラオケに行く機会もほとんど無いのでそこまで困らないが、久々に行ったりすると愕然とする

・健康診断の聴力テスト(防音の小部屋に入ってヘッドホンで音を聴く)の「ピー」という高音がだんだん聴こえなくなってきた。というか聴こえているのか耳鳴りなのか幻聴なのかほとんどわからなくなってきた。以前はこんなテスト意味あるの?と思っていたが、まさか聴こえづらくなる日が自分にも来るとは思わなかった

 

 

 おそらく、どれもここ2~3年くらいの変化だ。明らかに身体がポンコツ化していっている。視力や聴力はトレーニングでどうこうできる問題ではないのだが、全体的にポンコツ化していっているので、体力だけでもなんとか抗いたいのだ。

 

見知らぬ35歳男性の身体の衰えについて、詳しく知りたいという奇特な人はいないと思うが、自分への備忘録として最近の変化を記録しておこう。おそらく40歳くらいになった際に読み返して、「まだまだそこから加速度的に衰えていくことを知りもせず・・・・」などと思うかもしれない。

世の中の40歳50歳60歳の諸先輩方はそういった変化を乗り越えているのだろう。凄いことだ。ぼくはしかたのない変化や老化については粛々と受け入れつつ、運動で改善できることについては一生懸命にあらがっていこう。

 

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