太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

コロナの影響と二代目懸垂おじさん。

先週末の土曜日のはなし。

新型コロナウィルスが世間を騒がせているが、ついに我が家にも暗い影を落としてきた。

 

先日、横浜のスポーツジムでコロナに感染した老人が元気いっぱいに5日間もスポーツに励んだとして、スポーツジムで1500人近い濃厚接触者が出たらしい。育休中の奥さんは家でそのようなニュースばかりを見て不安に思ったらしく、毎週ジムに通っている私に対して不要不急な行動の自粛を要請されてしまったのだ。

 

確かに言われてみればジムでの運動などというものは不要不急である。しかし1年以上続けてきたジムワークをコロナごときでストップさせるのはなんとも勿体ない。理路整然と感染確率の低さ、重症化するのは老人ばかりで子供の死亡例は無いこと、運動前後の手洗い消毒の徹底などの建設的な反論をしたのだが、子の安全を願う母親に対して論理的な反論をしても勝てるわけがない。多少遺恨を残しつつの平和的撤退である。

 

ジムに行けないとなるとどうしようか。狭い家で赤子と奥さんがいる中でトレーニングというのもなんだか集中出来ないし、器具も何もない。しょうがないので近所の公園で運動でもするかと嫁子供を置いて外へ出た。

 

近所の公園には懸垂用の高い鉄棒があるのだが、ここにもコロナでジムを追い出されたのか孤独なおじさんがひたすらに懸垂をしている。同志よと思ったが話しかけるのも微妙なので微妙な距離を置いてベンチで順番が開くのを待つ。

しかし懸垂おじさんは全然終わらない。懸垂してはストレッチ、姿勢を変えてまた懸垂と繰り返しており、待てども待てども終わらない。懸垂おじさん凄い筋持久力である。座って待っていても寒いので歩いて公園を一周する。それでも終わらずに公園を三周してようやく交代することができた。二代目懸垂おじさん就任である。

 

近くの遊具では子供と若い夫婦が賑やかに遊んでいる。その家族からすると昼間から黙々と懸垂しているおじさん達はちょっと異質な存在かもしれない。

せめて不審者には思われないように目立たず謙虚に懸垂するのみである。二代目懸垂おじさんは筋持久力が並なので10分もすると背中がバキバキである。初代懸垂おじさんに負けないように鍛錬を続けなければ。

 

さて、運動を終えてそのまま帰るのもシャクだったので喫茶店でお茶して帰ろう。

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珈琲館でモンブランとコーヒー。運動した後の甘いものは美味い。ケーキセットで値段が一緒だったので、通常のコーヒーより100円高い焙煎炭火コーヒーを頼んでみたのだが、なるほどしっかり香ばしくて美味いではないか。カップも違って高級感がある。100円の違いでこれならありですね。

 

現在、Kindleで『フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠』という加工食品の問題に関する本を読んでいる。米国の食品メーカーが売り上げを上げるために、砂糖、塩、脂肪分をいかに加工食品にドバドバと入れて人々の健康を脅かしてきたかに関するドキュメンタリーだ。アメリカの子供たちがシリアルやコカ・コーラに大量に含まれる糖分により肥満に陥っている問題を読みつつ、甘いモンブランを食べるのは何とも罪悪感のような背徳感のような変な感じである。

フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠

フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠

 

 

 夜は頂き物のお肉を使ってすき焼き。すき焼きは通常のレシピだと割り下が濃すぎるので、イリコと昆布でとった出し汁で割りながら煮るようにする。とろける牛肉が美味い。
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世間は暗い話題が多いですが、うまいものを食ってニコニコと笑うことも大事なのだ。ではでは頑張りましょう(何に?)