土曜日のはなし。
四半期末と四半期の頭が一緒にやってくるというヘビーな1週間を過ごしたが、全然仕事が終わっていない。あまり天気も良くないことだし、奥さんには悪いが午前中はお仕事をさせてもらう。水出しのアイスコーヒーを飲みながらエクセルやパワーポイントと格闘する。あっという間に昼になる。
昼飯はまたパスタにしよう。平日に奥さんが作ってくれていたチキンのトマトクリーム煮が一人分だけ残っていたので、それをベースにしよう。具が少ない気がしたので、ソーセージとパプリカを追加する。ソースにするには水気が足りなかったので、頂き物の小さなミネストローネスープ缶を追加。塩胡椒、タバスコ、ケチャップで味を調えてクリームナポリタンのようなソースにする。茹でたパスタを絡めて完成。
コクのあるクリームソースに、ケチャップの酸味がきいており美味い。しかしもう一度作れと言われても無理である。分量も覚えていない。こういった一期一会の味があるのが自宅飯の醍醐味であろう。
午後も1時間ほど仕事。14時過ぎまでやってようやく形になってきたので終了。プレゼン資料を作っていたのだが、考えてストーリーを作るところまでやれたのでひとまずはOK！あとは週明けに出社してやりましょう。
午後は娘としばし遊ぶ。これまで、コロコロと転がるくらいしか移動手段の無かった娘が、匍匐前進を体得していて驚く。前に進めている・・・・！
奥さん曰く、2日くらい前から突然ずりずりと動き出したらしい。僕の時計や、テレビのリモコンなど、興味のある物を見つけるとずりずりと動いて手を伸ばしている。一生懸命で可愛い。思わず動画に撮って実家の両親に動画で送る。
はじめは身動きすら取れなかった赤ん坊が、少しずつ手足を動かせるようになり、寝たまま反るようになり、うつぶせで顔を持ち上げられるようになり、寝返りをし、ズリバイを覚え、ハイハイをして、つかまり立ちをするようになり、歩き出したりするのだ。日々の成長に驚かされる。
しかし、誰にも教えられずにほとんどの子供が同じような順番で動けるようになっていくのが少し不思議である。中には、ズリバイよりも寝返りの方が効率的だと寝返りを極めていく赤ん坊もいても良さそうなものだが。やはり手足の作り的に自然と同じような動きに収斂していくのだろうか。
以前TVで生物の動きについて分析した科学ドキュメンタリーのような番組をやっていて、うろ覚えなのだが非常に面白いなーと思った実験がある。
コンピューター上の3Dの生物モデルに、世代が変わると少しだけ形が変化するようなバグを設定しておき、歩行方法をシミュレーションするという実験だ。そのバグを残したまま、何百世帯と進化させていくと、通常であれば4本の脚で牛や馬のように移動するところ、どこかで関節がぐるぐる回転して進むようになったり、体をくねらせるようにして進むようになったり、ユニークな移動方法が表れてくるというものだ。
実際は、効率の悪い移動方法が生まれても淘汰されて生き残れないので、効率的な4足歩行や2足歩行に落ち着いていったのだろう。しかし、こういった実験はとても面白い。
進化とはあまり関係ないが、どうにかこうにか動こうと必死に試行錯誤している娘を見ていると、どこかで独自の移動方法が生まれるんじゃないかとなんだかわくわくしてしまう。可能性は無限大なのだ。
さて、今日のばんめし。
冷凍の牡蠣がまだまだあるので牡蠣フライ。今回は塩水で表面だけ解凍し、ひだのヨゴレを落としてから卵と小麦粉を溶いた液にひたしてパン粉をつけてサックリと揚げる。牡蠣フライ。幸せの味である。家で揚げ物って面倒だなーと思っていたが、豪快に油を使う勇気さえあれば、牡蠣フライなんかは特に味付けも不要だし、なんとかなるものである。
次は最近作っていなかった煮物。 醤油酒みりんにお酢を入れてさっぱり味。手羽元にかさ増しでゴボウ、ニンジン、大根を入れている。
あとはトマトと玉子のマヨソテー。キューピーのCMで観て良さそうだなと思って作ってみたが、トマトを先に炒めたら水気が出てちょっと違う見た目になってしまった。玉子を炒めるのが先らしい。
そんな感じの食卓。特に何をしたという一日でもないが、今日も牡蠣フライとビールが美味い。
