連休二日目のはなし。
金曜日。オリンピック開会にあわせて祝日が動かされ、いきなりやってきた4連休の二日目である。ただ長い梅雨がまだ続いており、かつ娘もまだまだ小さいことと、コロナの影響もあり人が多い場所には行きづらいため、やることが何もない。
おそらく、この週末やることがないなーと考えている日本国民は4000万人くらいはいるのではなかろうか。そのやることが無い日本国民に対して、有効な解決策がほとんど生まれていないというのがなんとなく不思議ではある。
アマゾンやネットフリックスなどは多少売上を伸ばしているようだが、このなんとなく時間を持て余している連休に対して、明確にこれをやりましょう!というものや、これが流行っている!というものがなぜか出てきていない。
普段、あらゆるエンタメ(テレビ、ネットコンテンツ、映画、ゲーム、アプリ、雑誌や本など)が現代人の可処分時間を1分でも奪おうと刺激的なマーケティングを繰り返しているはずだ。しかし、いざ連休がぽかっとやってきて、通常の連休的な娯楽(旅行やイベントなど)をやる雰囲気じゃないとなっても、そこを明確に狙ってブームになったとか、皆がこれはやりたい!というものが出てきていないのだ。
日本国民の可処分時間を大いに余っているはずだし、どの企業もそこを狙って動くはずなのに、何故なのだろうか。僕のアンテナに引っかかっていないだけなのか。それとも、このコロナが再拡大しているフェーズでどの企業も変に炎上したくないとマーケティング活動を控えているからなのか。不思議である。
休みの朝からそんなことばかり考えていてもしょうがないので、体でも動かそう。いつもの川沿いのコースをラジオを聴きながら走る。
休日にやることがなくなり、単純に走ることが娯楽になるとはなんとも変な世界に来てしまったものだ。まったくお金がかからず、一人でできて、準備も不要な娯楽である。息が上がらないペースでゆっくり走る。疲れたら歩く。いつもよりもちょっと長めに11キロ。心地よい疲労感。ずっと曇り空で涼しい風が吹いており運動はしやすかったのだが、個人的にはもうちょっとカラッと晴れた中で汗をかきながら走りたい。
シャワーを浴びて、気分くらいは晴れやかに行こうとレインスプーナーのアロハシャツを着る。なんてったって休日なのだ。
ひるめしはサバ缶と納豆を入れた素麺を食う。見た目は悪いが美味い。シンプルで良い。準備開始から食事完了まで30分以内で済むところもまた良い。
午後は奥さんと娘と散歩がてらまた近所の川沿いを歩いて買い物に出かける。鴨の親子を眺めたり、巨大な鯉が群れているのを眺めたりする。平和である。駅前のショッピングセンターに行き、ユニクロで子供服を買い、リトルマーメイドで朝飯用のパンを買い、カルディでワイン、ソーセージ、生ハムを買う。レジまで持っていったら、ワイン2本で10%オフですよと言われるが、なんとなくまたレジに並びなおすのも面倒だと思ってそのまま会計してもらう。
さて、本日のばんめし。せっかくのお休みなので、娘を寝かしつけてから奥さんとゆっくり食事しましょう。
カルディで買ったジョンソンヴィルのチリソーセージ。スキレットで焼いて熱々のまま食卓へ。
中にチェダーチーズも入っており、噛むと肉汁と一緒に溶けたチーズが広がってたまらない。これはご馳走だ。
あとは枝豆とパプリカ、ハム入りのスペイン風オムレツと、生ハムと紫タマネギ、レタスのサラダ。
オムレツは20センチサイズの深鍋で作ってみた。分厚くなってしまい、なかなか火が通らず、中はトロトロである。一度ひっくり返そうかとチャレンジしてみてが、鍋でやるとちょっと難易度が高かったので断念。
あとは前日のあまりのスペアリブのスープも一緒に。あまり外出もできないので、自宅でバル気分を味わえるのも良いですね。何より準備に手間がかからないのが良い。