太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

子供と遊ぶスキル。暇で思い立っての行動が夏休み。

 木曜日のはなし。

 

近場のドライブくらいならよかろうと思い、近場で行ったことのない三崎の城ケ島に行ってみた。車に乗る際は、基本的に僕が運転して、後部座席にチャイルドシートを付けて、奥さんが娘をあやしながら乗っている。

 

 うちの奥さんは幼稚園教諭を10年ほど勤めており、その後も産休に入るまで保育士をやっていたので子供をあやすのが上手い。いろんなわらべ歌を駆使しながら娘の機嫌を取り続けてくれる。僕はまだ、娘と対峙する際はちょっと構えて遊んでいるというか、まだ少し照れが入ってしまう。もう少し大きければコミュニケーションをとりながら遊べるのだが、0歳児だと反応があまり返ってこなかったりするので、そのテンションをずっと続けて遊ぶのがなんとなく難しいのだ。奥さんを見ていると、反応がほとんど返ってこなくてもニコニコして何度も繰り返し遊んであげているし、小さな反応があると大喜びで褒めている。素晴らしい。感心する。

 

ただ、今回のドライブはそんな奥さんをもってしてもギャン泣きであった。早朝から起きていて、空腹と眠気が重なったのだろう。いくらあやしても飲み物を飲ませても収まらず。しかも道は渋滞している。狭い車の中でギャン泣きされると結構くるものがある。僕ら親の精神力ゲージがじわじわと減ってくる。たまらずスーパーの駐車場に車を停め、しばらく抱っこして歩いて泣き止ませる。

 

さて、三崎の城ケ島に到着。娘を抱っこして汗をかきかき散策する。芝生の広場があったので、娘の手をとって地面に立たせるも、芝生のちくちくした感触が怖いのか、普段からハの字の下がり眉をさらに急角度にして困っている。かわよい。

 

せっかくなので海岸にも降りてみる。ごつごつした岩場が広がっており、磯遊びなどもできるようだ。

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海からの風を浴びつつ、汗をかきかき散策する。初めてきたがいいところだな。娘がもっと大きくなったら磯遊びにきたい。

 

せっかく三崎に来たので、産地直売所の三崎うらりで買い物していく。1階の魚屋でマグロのカマを買い、2階で地場の野菜を買う。ちょうど昼時だったので、弁当も購入して車で食べて帰ることに。

 

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まぐろ三昧弁当。600円。竜田揚げとかマグロのステーキとか煮つけとかもろもろ。結構美味い。こんなのを車で食べるだけでも少し旅行気分になってくる。

 

今回、とりあえず起きてぷらっと三浦に来てみたが、この予定を決めずに無計画な感じがなんだか夏休みだなーと思った。

 

平日忙しく働いていると、たまの連休があると予定を詰め込まないといけない気がしてくるし、もともと休みに家でじっとしていられない性分なので、これまでの夏は旅行だBBQだ海だキャンプだツーリングだとバタバタと動き回っていた。

また、SNSをやっていると、連休のたびに皆様の楽しそうなレジャーの様子が流れてくるので、それに対して自分の休みが充実していない事が許せなかったのかもしれない。

 

ただ、僕らが子供の頃の夏休みというものは予定が無いのが普通だったのだ。朝起きてラジオ体操に行き、帰って朝飯を食べ、麦茶を飲みながら宿題をやったりサボったりして、それから思い立ってプールに行ったり友達のところに行ってみたりとその日その日で適当に遊んで時間を潰していたのだ。40日間の夏休みでちゃんと予定があるのはお盆に祖父母宅に行くか、地域の夏祭りくらいのものだった。

 

それが、中学からは部活がはじまり、高校からはひたすらヨットの練習とレースに明け暮れ、そのまま社会人になったので暇な夏休みの感じを忘れてしまっていた。

暇で何もやる事がないなーと思いながら床に横になってゴロゴロするのもまた夏休みなのだ。

なんとなくそれを思い出して、海沿いの街をドライブしながら楽しくなってしまった。そんな夏の日。