土曜日のはなし。
ちょいとドライブして横須賀へ。
横須賀といえば米軍基地、スカジャン、戦艦三笠ですね。(そうなのか?)
特に歴史や軍事ものは詳しくないのだが、海や船にまつわるものが好きなので内部も見学していこう。デカい船というのはそれだけでカッコいい。
全く事前知識無しで行ったのだが、この戦艦三笠は、日露戦争でロシアのバルチック艦隊を撃破した東郷平八郎が乗っていた戦艦らしい。歴史的遺産なんですね。
東郷平八郎といえば、原宿に東郷平八郎を祀った神社があり、うちの会社では毎年の仕事始めに役職者が集まって参拝するのが習わしとなっている。軍人を祀った神社というのはちょっと不思議な気がする。
日露戦争当時の世界情勢を考えると、アジアの小国だった日本が巨大なロシア帝国の海軍相手に勝利を挙げたというのは奇跡的な出来事であり、勝利の神様として祀っているというのはなんとなくわかるような気もするが、昭和の時代まで生きた一般の人が神様として祀られているというのは少し違和感がある。神道の世界というものは比較的自由なのかもしれない。乃木神社とかもそうなので、あまり珍しいものでもないのかな。
艦内を巡りながら当時の歴史や世界情勢、日本海軍について学んでいける。歴史好きな人からするとたまらない展示だろう。
僕はどちらかというとこういった海事の信号などの方が気になったりする。ちなみに東郷神社では勝負事の御守りで勝ち札というものがあり、このZ旗があしらわれている。僕も毎年年初に東郷神社にお参りする際に購入してたりする。
記念艦三笠、なかなか見どころのある施設であった。
その後は、娘をベビーカーに乗せてぶらぶら散歩する。横須賀という街は、米軍向けの店や看板が所々にあり、米軍払い下げのショップなどもあるため、異国情緒ある街として紹介されたりする。
しかし実際に行ってみると、街の景観がなんだか日本とは違う感じがするのだ。
大きくて古いマンションが壁のように道沿いに広がっていたり、狭い街なのにやたらと道路が広く、その横道に雑然とした路地が続き、ボロボロの雑居ビルや飲食店が並んでいる様がどことなく海外の街にいるような気になってくる。有名なドブ板通りにも行ってみたが、それよりはこの不思議な街をぶらぶら散策している方が楽しいかも。
散策していたら腹が減ったので、中心部にあるコースカというショッピングモールで巨大なハンバーガーを買い、三笠公園の海沿いのベンチで食べる。
大人の顔よりも大きなハンバーガーで、白身魚のフライとマグロのフライが挟まっている。タルタルソースもたっぷりで2人で食べてもお腹いっぱいである。
その後は公園で娘と遊ぶ。
つかまり立ちもだいぶ上達してきており、手を持って誘導してあげるとトコトコッと歩けるようになってきた。
娘も動けるのが愉快なのかキャッキャと笑いながら歩くので可愛くてしょうがない。しばし遊んで横須賀を後にする。
帰りに肉のハナマサに寄って、連休に食べる肉を買い込む。連休も自炊を楽しむのだ。
厚切りの赤身肉を買い、anovaで低温調理にかけて鉄フライパンで焼く。
もうこれだけで優勝である。低温調理で出た肉汁と醤油と酒でソースを作り、カットした肉にかける。
低温調理にかけているので中がレア気味でもしっかり火が通っており柔らかくて美味い。何より肉を食っている!という感じが素晴らしい。
右は生ハムとレタスのサラダ。バリバリとサラダを食って肉をわしわし食ってワインを飲むしあわせ。娘も昼間にしっかり遊んだのでぐっすり寝てくれている。
こちらは牛スジの洋風煮込み。圧力鍋で下茹でした牛スジをトマト缶、醤油、酒、みりん、砂糖、コンソメ、ローリエで野菜と煮込み、ケチャップとタバスコ少々で味を整えて完成。
左はジャガイモのチーズ焼き。ジャガイモとソーセージを炒めたおかずが先週から余っていたのでチーズをかけて焼いただけ。
右はアボカドトマト生ハムのサラダ。切って並べてオリーブオイルとレモン汁、クレイジーソルトをかけて完成。
そんな感じで連休スタートを祝した食卓。頂き物のクラフトビールが美味い。すぐに空いて赤ワインに切り替える。
なんだか良い休日だったな。