先週平日夜。面倒な相談事が重なり少々疲弊して帰る。
最近、通勤の際に最新の科学ノンフィクションを読んでいるのだが、Kindleを開くも目が滑ってしまう。しょうがない。音楽でも聴こう。
自宅近くのバス停で降りるとふっと金木犀の香り。今年はじめての金木犀。すっきりと澄んだ空気に乗って秋の雰囲気が漂っている。新人の頃に住んでいた阿佐ヶ谷の通勤路に大きな金木犀があり、社会人としてはじめての夏が終わって、ようやくスーツのジャケットがちょうどよい気候になった頃に金木犀が香っていたことを思い出した。
帰ると奥さんがビーフシチューを作ってくれていた。ありがたい。
夜、実家の家族のグループラインLINEに父から写真が送られてくる。
真っ暗な中に電線とうすぼんやりした小さな月。コメントは無し。
ばんめしの後、僕もベランダで空を見上げてみる。雲もなく煌々と明るい月。デジカメでいっぱいにズームしてみたらここまで綺麗に撮れた。
先週の名月。
