太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

東京湾インショアレガッタ2020。

先週の土日、『東京湾インショアレガッタ』に参加してきた。IRCという国際基準のレーティング(ハンディキャップ)を取得している艇のレースで、今年で第10回の開催となっている。

 

いわゆる、東京湾最速のレーサーを決める戦いである。僕らのチームは過去4回ほど総合優勝している。今回は土日ともに微風の予報で、軽量級のヨットの僕らはチャンスだ。

 

土曜日、朝8時前にマリーナに集合。テキパキと出艇の準備を済ませて海へ出る。

雲ひとつない快晴で、富士山が良く見える。11月にしては冠雪が少ないような印象。

f:id:showgo0818:20201102212601j:image

 

定刻通りに10時にスタート。初日は風速2~5メートルほどの軽風で3レース実施し、11艇中9位、9位、9位でフィニッシュ。

フィニッシュ順位だけ見るとかなり悪そうだが、艇の性能やサイズによってレーティング(ハンディキャップ)が設定されており、僕らは11艇中2番目にレーティングが低いため、レース結果は2位、1位、4位であった。

 

軽自動車と大型バスくらいサイズの違うヨットが同じルールの中で競うのだからなかなか面白い。僕らは艇のスピードでは絶対に敵わないので、小回りのきく小型艇の強みとルールを駆使して、スタートの位置取りを工夫したり、回航マーク際で有利な場所を取って相手を押し出したりして戦うのだ。

f:id:showgo0818:20201103145811j:image

 

今回は軽風の陸風で振れ幅の大きな海面だったので、細かくシフトを拾っていけば格上の艇ともそこまで変わらないパフォーマンスで走れたりする。さすがにトップを走る大型レーサーには追い付けないが、11艇中5位くらいで抜きつ抜かれつの戦いがやれたりするのだ。回航マーク間際の攻防なんかは本当にエキサイティングだ。

初日は暫定2位。1位とは1点差なので、まだまだ優勝が狙える位置だ。頑張ろう。

 

 

さて2日目。初日よりもさらに風が落ちる予報である。薄曇りで冷たい風が吹く中レース海面に向かう。

f:id:showgo0818:20201103145819j:image

 

北風がそよそよと吹いており、定刻通りにスタート。はじめは2~3メートル程度の北風だったが、だんだんと弱まってくる。暫定トップの大型レーサーは結構先に行ってしまっており、僕らが無風地帯につかまっている間にだんだんと差を広げられてしまう。

 

なんとかミスなく最短距離を走るようにコースを取っていくが、トップとは10分以上差をつけられてしまい、またしても9位でフィニッシュ。その後風が落ちてしまい、2時間ほど海上で風待ちをしてプカプカ浮いていたが、結局その日はノーレースとなってしまった。しかし2日間楽しいレースだった。

 

 

結果、前日までの暫定トップの艇が2位、僕らが3位で残念ながら逆転できず、今回のレースは準優勝だった。過去この大会は4回ほど優勝しているが、今回は若干力及ばずだったようだ。ただ、サイズで分けたクラス別のレースは4レースオールトップで優勝。

 

f:id:showgo0818:20201103145941j:image

今回のレースではコロナの影響で表彰式がなかったため、艇を片付けてマリーナでビールを飲んでいたタイミングで運営の方からいきなりトロフィーを渡されるというなんだか変な感じだった。

 

今年はほとんどレースが実施されておらず、正直練習不足だったし不完全燃焼のシーズンだったが、最後にいいレースができた。まだまだ勘は衰えていないし、まだ上手くなれそうな予感もある。来年のシーズンは東京湾全日本選手権が開催される予定なので、優勝目指して頑張ろう。

 

最後に、土日の朝から晩まで趣味のヨットレースに行かせてくれた奥さんに感謝である。来週は家事を頑張ります。