太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

上杉鷹山に学ぶ。卒乳を祝う肉。

土曜日のはなし。

 

午前中に娘との散歩。公園であんよの練習をするのだ。

娘の歩行もよちよちではあるが少しずつ上達してきており、支えなしでも5メートルくらいなら歩けるようになってきた。

平日は毎日奥さんが公園に連れていってくれており、先日買ったばかりのファーストシューズも土でしっかり汚れてきた。いいぞいいぞ。子供の靴なんかは履きつぶしてなんぼである。もっと汚してボロボロになるまで歩いておくれ。

 

ただ、ちょっとアクシデント発生。ほんの少し目を離した隙に前にベタっと転んでしまい、唇をすりむいてしまった。外で初めての怪我である。歯や歯茎は傷ついていなかったので大丈夫だとは思うが、まだまだ赤ちゃんなので目を離してしまったことを深く反省。もっと注意しておかないといけないな。家で待っていた奥さんにも心配をかけてしまって反省である。

 

午後、妻子が昼寝したタイミングで読書。久しぶりに歴史小説を読む。

全一冊 小説 上杉鷹山 (集英社文庫)

全一冊 小説 上杉鷹山 (集英社文庫)

 

借金まみれの財政難にあえぐ米沢藩を立て直した上杉鷹山の伝記ものである。会社の役員からおすすめの本として紹介されたのだが、これがめっぽう面白い。文庫で上下巻のサイズなのだが、金曜から読み始めて一気に読み切ってしまった。

 

 米沢の上杉家はもともと上杉謙信から続く武家社会の名家だったのだが、もともと150万石あった有力藩だったが、歴史の波の中色々なトラブルが重なり15万石まで石高を減らされていた。しかし、しきたりと名誉を重んじる武士の組織や制度を変えないまま石高だけ減封されたため、大変な赤字が続いていたのだ。

 

上杉家の若き藩主として藩政改革を行ったのが上杉鷹山なのだが、宮崎の小藩からきた養子で、かつ17歳という若年で藩主を継ぐというハンデを背負っている。しかも、古くからいる家老達からことごとく反対されてなかなか改革が進まない。

 

そこを、改革の仲間を集め、熱を伝えて人の心を動かし、ひとつひとつ事業の種を育てていくのだが、そのプロセスが現代のビジネスでも大事な考え方や組織の動かし方が詰まっていて面白いのだ。興奮しながら一気に読んでしまった。仕事でも役立つ内容で、非常に学びのある読書となった。やはり先達から学ぶことは多いですね。

そして人の勧めてくれた本は良い。

 

 

 

夜は奥さんの卒乳を祝って肉を焼く。奥さんは2年ぶりに飲酒解禁で赤ワインを出しましょう。

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近くのスーパーにいい肉がなく、安いブロック肉しかなかったのでAnovaで低温調理にかける。55度2時間でむっちりやわらか。鉄フライパンで表面を焼いて、肉汁で玉ねぎを炒めてソースを作る。

赤身の肉は美味いなー。ワインと合う。 


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右は、ベーコンとしめじ、ジャガイモとほうれん草のバター醤油ソテー。甘い刺身醤油で味付けしたのでこってりして美味い。

左はサーモンのカルパッチョ。野菜多めなのでほぼサラダである。上から玉ねぎときゅうりのピクルスを乗せている。


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カブとブロッコリーのポタージュ。ブロッコリーの茎や枝?の部分も茹でてブレンダーで作ったのだが、結構繊維が残ってしまった。味はうまいので少々残念である。


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こんな感じの食卓。飲酒が2年ぶりだという奥さんはなんとも気持ちよさそうである。卒乳して娘も朝までぐっすり寝てくれるようになっており、多少負担も減ってきて良かったよかった。