先週日曜日のはなし。
天気予報によると、初夏のような陽気になるとのこと。外に出たいが、花粉が猛威を奮い出している。
日中の風向きを調べ、南西方向に開けた海ならば花粉は飛んでこないだろうとまたしても葉山公園へ。ヨットマンは常に風向きを気にする生き物なのだ。
快晴。思った通り南南西からの海風で花粉も飛んでいない。素晴らしい。
娘よここが巨大な砂場だ。ソーシャルディスタンスを取っていくらでも遊ぶのだ。
毎週末娘と一緒に公園に繰り出し遊んでいるが、日々娘の成長を感じている。
砂遊びでも、オモチャのスコップを器用に使ってバケツに砂を入れたり、大人の動きを真似て穴を掘ったりできる。
これまでもパタパタとよく歩いていたが、この週末ではっきりと小走りするようになった。短い手を前後に振ってちゃんと走っている。まだ一歳三ヶ月なのに凄いぞ。
足こぎの三輪車にも乗れるようになった。まだハンドルを切って方向転換は出来ないが、足で前後に動いては壁に激突して泣いて助けを求めてくる。
他には、Eテレのお兄さんお姉さんを真似てダンスのような動きをするようになってきた。両手を胸の前でぐるぐると回したり、足を上げたりと動きのバリエーションが増えてきた。
また、理解できる語彙も増えてきたようで、髪、鼻、歯、手、足などの単語や、ボールポン!お座りトン!などの動きに関する言葉も理解できているようだ。
言葉もママやパパははっきりと言えるようになっており、木をき!葉っぱをぱ!イチゴをいち!などとちゃんと理解して言っている感じがする。娘に言葉を教えるのが楽しい。
そういえば、感情もだんだんと複雑になってきているような気がする。もっと小さい頃は快か不快の二択だったが、嬉しい、楽しい、悔しい、悲しい、寂しいといった感情に分かれてきているのだろう。
この日、奥さんに代わって寝かしつけたのだが、絵本を持って寝室に入り少し読んで寝たふりをすると、はじめは僕の顔を叩いたり持ち上げようとしていたが、それでも起きないと、絵本を持ったままワンワンと泣き出してしまった。その後あやしてもなかなか止まらない。
なんとなくだが、寝室でまた遊んでもらえると思っていた父親が自分を無視して先に寝てしまったことがとても悲しく寂しかったのだろう。
僕も寝かしつけの一環としてしばらく様子を見ていたのだが、あまりの泣きっぷりに奥さんも心配して見に来てしまったので抱っこに切り替える。ごめんねごめんねと声をかけながら抱っこしていたら泣き止んですうすう寝てくれた。
赤ちゃんだと思っていたが、ひとりの人格として、この子を悲しませてはいけないなと反省した夜であった。
一人遊びに集中する我が娘。狭い箱の中でオモチャやぬいぐるみたちと何やら話しているようだ。この子にはこの子の世界があり物語があるのだ。それを最大限に尊重して接しないといけないな。
娘の成長に気づかされた。