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家を決めた顛末⑤ リフォーム編

家を決めた顛末もおそらく今回が最終回。リフォーム編である。

事実を羅列していくだけなので、書こうと思えばどこまででも書ける。ニトリでの買い出しや理事会入会の話、金融機関への住所変更の届出でも1000文字書くことだって無理ではない。ただそれが後ほど読み返して自分で楽しいかどうか。おそらく楽しくない。

なので大きな区切りとしてリフォーム完了でいったん完結としよう。

 

さて、リフォーム業者を決めて引き渡しまでのはなし。

 

購入した物件は、売主さんが風呂トイレキッチンの水回りを新品に交換した状態で売ってくれていたので、そのままでも問題なく住める状態ではあった。しかし、建具がところどころ痛んでいたり、床板が傷だらけで浮きが出ていたような箇所があったりしたので、気になる箇所は入居前にやっつけておこうと、リフォーム業者にお願いすることにしたのだ。

 

 

1)大体のプランを決める

下見の際に確認した印象をもとに、奥さんと要望を固めていく。事前に調べていた印象だと、家族用のマンションで部屋の配置まで変えるような大掛かりなリフォームだと700~1000万円程度、見た目を一掃するようなリフォームで300万円程度かかるらしい。さすがにそれでは予算オーバーである。

 

僕らの場合、そこまで大規模にやる予定は無く、以下を綺麗にしたいなという程度で決定した。

・玄関収納を変更(靴が多いもので・・・)
・玄関床を変更
・各部屋のドアやクローゼットのノブなどの変更
・キッチンバストイレなどの床の変更
・洋室をカーペットからフローリングに変更
・リビング、廊下のフローリングの張替え 

 当初の予定では100万円を切ると良いなーといったところである。

 

2)リフォーム業者選定

 ネットのリフォーム業者比較のサイトに申込み、大手から地域密着の店舗まで5社ほどを選定、そのうち口コミ等が良かったS社と、同室の水回りを担当したリフォーム業者T社を売主さんから紹介してもらって、2社に下見をお願いする。

 

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両社から見積を出してもらったが、金額的にはT社のほうがずいぶん安かった。

しかし、R社のほうが全体的に丁寧に提案まで進めてくれており、予算は超えるがR社で決定した。R社は、下見の段階からかなり細かく採寸をした上で、プランの提案をしてくれており、絶対ではないがやったほうが良い箇所なども指摘してもらっていた。せっかくやるのであれば値段だけというよりも、きちんと提案してくれるプロのノウハウにお任せするところも必要かなと思ったのだ。

 

 

3)詳細打ち合わせ

リフォーム業者さんのオフィスで、細かいリフォーム箇所の打ち合わせ。実際に床板や電気スイッチ、建具のサンプルを見ながら仕様を決めていく。ここでようやく実感が湧いてくる。細かい箇所も含めて見積書を修正してもらい、契約書にサインする。

 

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床板の種類や色などはサンプルを借りて帰り、家で家具などと合わせてみて決める。さんざん迷ったが、明るくてシンプルな部屋にしたいなと思ったので、さらっとした質感のメイプル柄の床材にしてみた。

 

 

4)現地下見、工事開始

打ち合わせの翌週、リフォーム業者の担当者さんと一緒に、工事のやり方や細かい位置などを決めるための下見を行う。建具で痛んでいたところもあったのでリペアしてもらうことにする。

 

5)完成、引き渡し

工事開始から3週間程度。工事予備日までしっかり使ってもらい、床や建具のリフォームに細かいリペア、ハウスクリーニングまでやっていただいて引き渡し。金額的には大したことないとは思うが、このリペアとクリーニングのサービスが地味に満足度が高い。

 

床を明るい色にしたことで、同じ家かと見違える出来であった。素晴らしい。娘も広い家に興奮して両手を上げて跳ね回っていた。

 

今回リフォームしてみて学んだのだが、お金をかけてプロに頼めば大抵のことはちゃんときれいに整うのだなということ。至極当たり前なことだが、なるほどプロの技というものはすごいものだなと。

 

もともと、持ち家に及び腰だった理由として、どんなにピカピカな家を購入したとしても、どんどんと傷んで古びていくという点があった。きれいに使っていたとしても、特に子供と暮らしていれは内装の痛みはしょうがない。また、水回りや屋根の雨漏り、外壁の汚れや痛みなどは長く暮せばどこかでやってくる。 ただ、そんなときのためにプロがいるのだ。

 

傷んできたなとか気分を変えたいなと思った時に、引越しにかかるお金プラスアルファくらいで床や壁紙くらいなら一新できる。それなら定期的にやる前提で考えても良いかもしれない。

そう考えると、内装外装の見た目よりも、建物自体の頑丈さや耐用年数を重視したほうが結果的に長く快適な暮らしができる。やっぱり一軒家よりもマンションで良かったかもしれない。

 

僕がヨットを 始めた九州のヨットバーバーのドンのようなおっさんが「モノは壊れる!」と格言のように語っていた。当時は「何を当たり前のことを言ってるんだ」と思っていたが、ヨットだって備品だって家だってモノだって必ず痛むし、必ずいつか壊れるのだな。

だから丁寧に扱わないといけないし、もし壊れたら修理をしてまた使えばよいのだ。痛んだらいやだと購入をためらっていたり、買ったけれどもずっと温存していたとしても結局無駄にしているだけなのだな。なんとなくそんな意味で言っていたのだろう。

家だってせっかく買ったのだから、使って使って痛んだら修理してで暮らしていけば良いのだな。そんなことを学んだリフォームであった。