太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

2021夏のカツオ祭り。

長い長い9連休が終わった。

コロナの感染拡大によりほとんど連休らしいことはせず、ひたすらに近所をうろうろしたり、料理してモリモリ食ったり、子供と遊んだりの連休であった。仕事以外でPCを開くこともほとんどなく、この雑文も全く更新せず。

 

とりあえず、思い出しながら連休中のことをダイジェストで書いていこうかな。

 

連休初日にカツオを捌いた。

夕方、長い休みのスタートを祝って分厚いステーキでも食うかと低温調理を準備していたところ、奥さんの実家より連絡があり、釣りたてのカツオをいただいたので捌いてくれないかとのこと。奥さん側の親戚のお兄さんが釣りが趣味で、毎年カツオを釣りにいっており、大漁の際は毎回お裾分けをいただいているのだ。嬉しい。昨年は9月頭に1匹頂戴していた。

 

laughunderthesun.hatenablog.com

 

今回はかなりいいサイズ感。昼まで相模湾を泳いでいたヤツなので新鮮そのものである。 

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流線形でピッカピカの魚体が美しい。目ん玉もまるで生きているみたいである。娘も興奮して「さかな!さかな!」と騒いでいる。

 

1年ぶりのカツオに悪戦苦闘しつつ、4つの柵とアラに分ける。出刃包丁をちゃんと研いでおけばよかったなと少し後悔。多少身崩れしてしまったが、なんとか完成。

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奥さんの実家に半身分は届けて、うちでは3日かけて半身約を食べきった。さてここからは料理パートである。

 

新鮮なカツオ君。まずはタタキにしましょう。

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表面をバーナーで炙って冷蔵庫で冷やし、ショウガ、ネギ、ニンニクの薬味とポン酢でいただく。身がもっちりしており臭みもなく美味い。ビールが進む。当日はもともとステーキを食べる予定で低温調理を進めていたので、カツオのたたきと厚切りのステーキというなんだかパワフルなばんめしとなった。

 

大量に取れたカツオのアラは煮付けにする。

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魚をさばくのがあまり上手くないので、アラにもたっぷりと身がついている。食わないともったいない。ショウガ、醤油、酒、砂糖で甘辛く煮付ける。ちょっと食べづらいがこれも美味い。特に脂の乗った腹骨やカマのあたりが最高である。

 

 

 二日目の昼、余ったタタキをコチジャン、醤油、砂糖、ニンニク、ごま油であえてユッケ丼にする。

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なんとなく思いつきで作ってみたが、奥さんが気に入ってくれたみたいで、最近の料理で一番ヒットだと言っていた。卵黄を使うメニューの際は、卵白を捨てるともったいないのでとりあえずフライパンで白身焼きにして食っている。貧乏性。

 

 二日目の夜。一口大に切ったカツオをショウガ醤油に漬け込んでおき、竜田揚げにする。

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揚げたては香ばしく、ふわっとジューシーでビール泥棒である。新鮮な魚介はついつい刺身やタタキなど生で食べがちだが、大量にあるとこういった派生メニューができて良い。刺身でも食べられる鮮度を竜田揚げにしているので、多少揚げが甘くても問題ないのも楽で良い。完全に火を通そうとするとどうしてもパサパサしてしまうので、ちょっと早いかな?というくらいで揚げると上手くいくのだ。

 

 

3日目の夜、ネットで調べて美味そうだったニンニク風味の塩タタキにする。

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カツオの柵に塩をまぶしてキッチンペーパーとラップで密閉して半日ほど熟成させ、水気と臭みを抜いたものを、ニンニクとオリーブオイルで香りをつけながら表面だけ火を入れる。

水気が抜けてもっちりした身に、ニンニクの風味がついてこれまた美味い。なんだか元気が出る味。通常のタタキも良いが、ちょっと洋風になり変化球で良いかもしれない。ほんのり塩味がついているが、からし醤油で食うとまた最高であった。

 

こんな感じで3日かけてカツオを堪能した。2021年夏のカツオ祭り。親戚のお兄さんに感謝感謝。

 

もともと親戚のお兄さん⇒奥さんの実家⇒うちへと渡ってきたカツオ君であったが、捌いて柵にして実家にお返ししたら、お礼とフルーツタルトをいただいた。いただきもののカツオの半身がフルーツタルトに化けた。感謝感謝。