長い長い連休の前半、台風が過ぎたタイミングで久々に外食してきた。
コロナ禍だし、緊急事態宣言下でもあるため、僕と奥さんのみで、ほぼ貸切のテラス席で風ビュービューという換気抜群のロケーションで、マスクと手洗い消毒を徹底した上で行ってきた。
僕の誕生日と、入籍記念日も近かったので、奥さんとどこか素敵なランチでも食べたいねと話していたのだが、先日美容室で渡された雑誌に、佐島のイタリアンレストランが紹介されており、そこに予約を入れてみたのだ。
先日海水浴をした天神島臨海自然教育園のすぐ手前、海に面した真っ白い建物。地中海みたいですな。
台風が過ぎ去ったばかりで、この日も曇り時々雨、強風予報である。しかし、このタイミングしか娘を義実家に預けられなかったため、雨が降ったら屋内の席にしてもらうことにして、雨雲レーダーをチェックしながら入店した。
テラス席に案内してもらったのだが、この日は強風+にわか雨の予報だったため、ほぼ貸切のような状態であった。
今回は前菜+パスタ+メインのコースに、誕生日のデザートのプレートを付けてもらった。
前菜。佐島漁港でとれたお魚でつくる鮮魚のサラダ仕立て。
カツオ、スズキ、真鯛、アジとあと1種類何かだったか。それぞれあっさり目の味付けだが魚がプリプリで美味い。ノンアルコールビールを頼む。奥さんは太刀魚のフリットを注文していたが、こちらがサックリとした薄めの衣にふわっとした身が絶品であった。
パスタ。茄子とトマトのノルマ風 スパゲッティーニ。
このパスタが個人的には一番ヒット。僕もよくパスタを作るのだが、肉や魚介を使わずにどうやってこのコクと旨味を出すんだというくらいに美味い。ドライトマトとフレッシュトマトの2種を使っているのか、トマトソースにバターを入れているのか、ちゃんと乳化していて、少し細めのスパゲッティーニに良く絡んでいるからか、ソースに含まれる香味野菜が違うのか、おそらくいろんな要素の複合技だと思うが、久々にこんなうまいパスタを食った。
料理って本当に不思議。今度自分でもチャレンジしてみよう。
メイン。アマダイのウロコ焼き。
塩ベースのシンプルな味だが、ふわっと上品な身にパリパリの食感が楽しい。甘酸っぱいパプリカと一緒に食べても美味い。
そして、デザートとコーヒー。
デザートはパッションフルーツのムースをデザートプレートのような形にデコレーションしてもらった。
はぁ。最高であった。満腹満足。
途中、ざっと通り雨が降ったり、突風でパスタの上のチーズが飛ばされる事件はあったものの、特に濡れることもなく、のんびりランチを楽しむことができた。
海に面したテラス席がほぼ貸し切りで、天候の変化を眺めつつ食べていたので、なんだか豪華客船で食事しているような感じだった。
娘がいたらゆっくり食事は難しいし、ましてやこのコロナ禍なので、心理的に羽根を伸ばして楽しむという感じにはどうしてもなりづらい。しかし、今回は誰もいない海沿いのテラス席だったので、奥さんと二人だけで気兼ねせずに食事を楽しむことができた。奥さんも久々にリフレッシュできたと喜んでいた。
思えば、奥さんと二人でレストランで外食したのはコロナが流行りだした2020年の3月ぶりであった。あっという間の1年半である。本当に生活様式が変わってしまった。
感染に気をつけつつ、そして気をつけた状態でちゃんと息抜きしつつ、もうしばらく頑張っていくしかないみたいですね。