太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

娘との日々とお姉ちゃんになった娘の変化。

奥さんが出産後数日入院する必要があるため、お盆休みに有給をくっつけてお休みをいただき、娘としばしのふたり暮らしをしていた。

 

これまで半日や1日程度奥さんが家をあけることはあったが、数日間娘とふたりだけで過ごすのは初めてである。2歳9か月の娘はまだまだ甘えたいさかりだし、自己主張も強めでまだまだ手がかかることも多い。出産前、奥さんはぼくだけで大丈夫かとかなり心配していたらしい。

 

実際に二人で過ごしてみて、奥さんがいない間、娘は多少不安定というか、急に機嫌が悪くなったり泣いてしまうことは多かった。夜寝るときなど、「ママと赤ちゃんにあいたいよぉ」「さみしい、だっこして」と言ったりなど、娘なりに言葉にして伝えてくれていた。そりゃさみしいだろう。申し訳ない。たまに奥さんとビデオ通話しても、そっぽを向いて「おはなしするとさみしいからバイバイするの」と、なんともいじらしい反応を見せていた。

 

しかし、ずっとふたりで過ごして遊んでいるうちに、3日目くらいにはだんだんと落ち着いてきて、普段通りの元気さを取り戻していった。娘なりにちゃんと理解して適応していったのだな。えらい。

公園のじゃぶじゃぶ池で水遊びをしたり、ふたりでパフェを作って食べたり、おもちゃをマスキングテープでぐるぐる巻きにしてみたり、人形ごっこをしたりと良く遊んだ。なかなか貴重な日々だった。

 

そういえば、娘の寝かしつけをしている際にふと気になって、生まれる前のことを覚えているか娘に聞いてみると、「Aちゃん、ママの背中にいたんだよ」「そこから、ポーンとうまれてきた!」というよくわからない答えが返ってきた。何なのだろうか。

 

出産から数えて5日目に奥さんが退院。

玄関を開けると娘はハイテンションで駆け寄ってきて、「あかちゃんだー!」「手がちいさいね!」「かわいいね!」と大騒ぎ。娘には、数か月前からきょうだいが生まれることを伝えており、お姉さんとしての自覚が少しずつ芽生えてきていたのだろう。

 

この数か月、ネコのぬいぐるみを「にゃんにゃんのバブーちゃん」と呼んで、おもちゃのベビーカーに乗せて散歩させたり、自分の幼児用の椅子に座らせてごはんを食べさせるマネをしたりとずっと遊んでいたのだ。よく子供用の小さなエプロンを着て、「おかあさんになーれ!」とクルリと回ってお母さんに変身してお世話をしていた。

 

小さな弟がきてからというもの、「だっこしたい!」「ミルクあげたい!」「よしよししたい!」と、小さな母性を爆発させているようである。赤ちゃんのおむつを替える際も、あかちゃんが動かないように枕元で両手を優しく押さえてあげていた。えらいじゃないか。

 

まだまだ小さいと思っていた娘も、赤ちゃんがきてみるとずいぶんしっかりした女の子になったんだなと感じる。今後家族の注目が赤ちゃんに注がれて寂しい想いをさせないように、娘ともしっかり向き合っていこう。

 

 

 

人形たちをねかしつけるおかあさん。

 

元気いっぱい。