太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

入れ替わりで美容室。日常のすき焼き。

土曜日のはなし。

 

午前中、奥さんとAは美容院へ。Aにとっては初めての美容院である。まだじっと座っていることが苦手な娘のために、横浜にあるキティちゃんの美容室に行くらしい。予約ができず先着順だそうで、朝早くから出かけていった。

 

僕は息子と留守番。テレビのドキュメンタリーを流し見しつつ息子の世話をする。9時からは大阪にある安アパートに暮らす生活保護の老人たちに密着したもの。10時からは北海道の十勝で少年院あがりの若者の更生を支援しているNPOのはなし。11時過ぎからは人不足に苦戦する保育園についての報道番組。なかなか朝から問題意識を芽生えさせるラインナップである。

 

納戸の非常食置き場に賞味期限が大幅に過ぎたどん兵衛を発見したので、冷蔵庫に残っていたコロッケを乗せて食べる。8か月ほど過ぎているがうまい。家族がいると自炊することが多いが、ひとりだと結構なんでもよかったりする。

 

昼過ぎ、娘がニコニコで帰宅する。はじめての美容室は結構楽しかったらしい。ディズニーショップでラプンツェルの人形も買ってもらったみたい。入れ替わりで僕も髪を切りに外出する。少し早めに出れたので、Podcastを聴きながら駅前まで散歩する。風は冷たいがその分頭がクリアになっていくようで良い。

 

約2か月ぶりの散髪。前回と同じ髪型にしてもらう。

ここ数か月くらい、抜け毛が増えてきたような気がする。今のところ見た目に変化はないが、まあ30代も後半になってきたのでそういうこともあるだろう。というかうちは父方も母方も薄毛家系なのである種しょうがない。

僕の場合、20代中盤くらいに急に密度が減ってきて大いに狼狽したのだが、そのころ流行り出したAGA治療にすがり、見事復活を遂げている。その後はジェネリック薬を個人輸入して続けており、同年代だと比較的豊かな毛量をキープできているような気がする。しかし来るときはくる。宿命のようなものだ。こころなしかいつもより美容師さんの接し方が丁寧だったので、もしかしたらそうなのかもしれない。散髪後、食料品と日用品を買い出しして帰宅する。

 

夜はすき焼き。ふるさと納税宮崎牛

 

子供もいるので、先に牛脂でネギを焼き野菜を割り下で煮て、うどんも入れてそれから肉を投入する。

 

ほどほどに脂ものっている宮崎牛のモモ赤身肉。霜降りの感動は無いが料理としてちゃんとおいしい。

ただ、以前ほどすき焼きに祝祭的な感動がなくなってきている。ふるさと納税で毎年お肉を頼んでいるとだんだんと日常に近づいてくるな。いかんいかん。

 

あと、割り下の甘さを控えめにしてお湯で薄めているのもあるかも。一般的なレシピの割り下だと初速は感動的にウマいのだが、3口くらいで重くなってくる。すき焼き7割、鍋3割くらいの味付けだと最後までおいしく食べられる。それでも締めのうどんまで食べるとやたらと喉がかわく。お腹いっぱいで寝かしつけしながら夫婦でうたた寝してしまった。そんな日。