太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

模様替え。ビートルズ『Get Back』。

前週の日曜日のはなし。

 

昨晩は夜間の授乳(いや授ミルクか)に備えて22時には就寝したのだが、思いのほか息子もしっかり寝てくれたようで、0時に起きてミルクをあげて、1時から5時までぐっすりであった。これくらい寝てくれるとありがたい。

奥さんも20時過ぎに寝落ちし、そのまま5時過ぎまでぐっすり寝れたようで、ひさしぶりに頭がクリアになったと感激していた。娘も一緒に5時過ぎに起きたようだ。寝る前に38度近くあったが、一晩寝たら熱も下がっていた。ひと安心。

 

早起きすると午前中が長い。ブロックで遊んだり、一緒にYoutubeを観たり、保育園のクリスマス会のムービーを観たり、おやつを食べたりして過ごす。

 

昼はパスタ。

春キャベツとブロッコリーのくたくたパスタ。最初にブロとキャベを多めのオリーブオイルで少し焼き目が付くくらいまで炒め、その後にお玉3杯くらいのパスタのゆで汁を入れて強火で煮て塩コショウと顆粒コンソメ少し。ゆであがったパスタと和えて完成。

 

ブロッコリーとキャベツに甘みがあっておいしい。パスタを作ると奥さんが毎回褒めてくれるので作りがいがある。娘は特に褒めてくれないが、普段の昼飯よりも明らかに食いつきが良いので美味いのだろう。

 

娘は風邪気味だからか、昼寝で3時間以上ぐっすりと寝ていた。やっぱり一番の薬は睡眠なんだろうな。その間に僕は料理。奥さんは部屋の片付けなど。

 

僕も奥さんも家事をしていたら謎のやる気がわいてきて、リビングの模様替えを行う。娘が寝ている今がチャンスだ。子供たちが遊ぶプレイマットのスペース、ソファとローテーブル、ラグのリラックススペース、ダイニングセットのある食事スペースと3つのブロックに分けて配置してみた。結構いい感じである。部屋がひろくて気分が良い。

 

16時過ぎにようやく娘が起きてきて、風呂からのばんめし。

鶏むね肉の中華風ケチャップ炒め、豚汁、ダイコンとキュウリ、チクワの和え物、いつものブロッコリーサラダ。

 

 

 

夜、子供達が寝てから、ディズニープラスでビートルズの『Get Back』を視聴する。

ビートルズの解散の前年のレコーディング開始から最後のビルの屋上ライブまでの1か月間を克明に記録したドキュメンタリー作品である。

※これは映画版。ディズニープラスはこの映画版も含めた3部構成となっている。

 

全3話、8時間くらいの大作なのだが、前半は正直間延びしており退屈なシーンも多く、途中で視聴を止めてしまっていた。しかし、最近本腰を入れて視聴をしてみると、なんとも面白かったのだ。我慢して観続けていればよかった。

 

ポール、ジョン、ジョージ、リンゴの一人ひとりが本当に圧倒的な音楽センスを持っており、彼らが自由にセッションしながら、レット・イット・ビーやロング・アンド・ワインディング・ロードなど、今の僕らがよく知る名曲の数々が少しづつ形になっていくのだ。ビートルズファンでなくとも興味深い。

 

そして、世界的ミュージシャンのビートルズの4人なのだが、当時まだ20代後半~30歳そこそこということに驚いた。1962年にレコードデビューし、わずか7年。そしてその翌年の1970年には解散している。その8年間にあれだけの名曲を生み出しているのだ。

 

このドキュメンタリーを観ると、彼らもいろんな葛藤や苦悩の中で生きてたんだなと実感する。レコーディング中に何度も口論になり、ジョージが一時脱退するといった騒動も記録されている。メンバー間の軋轢もそうだが、軽口や冗談を交わしながら楽しそうにセッションしている様子もたくさん残されている。伝説的なミュージシャンというフレームで観てしまっていたが、音楽が大好きで気のいい4人の若者なのだ。

 

そんな葛藤を抱えた若者たちが紆余曲折を経て新曲を次々と形にしていき、最後の屋上でのゲリラライブでは、いろんな屈折した感情を爆発させるように、本当にエネルギッシュに楽しそうに演奏していたのが印象的だった。

ゲリラライブ自体は、周辺の住民からの苦情で警察が出る騒ぎになり、40分ほどで幕開けとなる。このライブが4人で行った最後のパフォーマンスとなったらしい。

 

僕が小学生のころ、父親がビートルズのベスト盤を買ってきて、ドライブする際などによくかけていた。今でも口ずさめる楽曲がいくつもある。僕にとっては昔々に解散してしまったグループの懐かしのメロディーなのだが、そんな曲たちが天才的で人間臭くて魅力的な4人の若者たちによって生み出されていたんだということが実感として理解できただけでも、このドキュメンタリーを観た甲斐があったなと思う。