太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

久しぶりのヨットレース。ホワイトデーのいちごポーチ。

日曜日のはなし。

 

約一年ぶりのヨットレース。昨年は奥さんの妊娠、出産にコロナもあり5月に一度レースに出ただけだった。今回はしばらく前から奥さんに予定を伝えて久しぶりに参加させてもらった。

6時に起床し、まだ家族が寝ている中いそいそと準備して出る。海用の服(スパッツ、短パン、海用のインナーにロンT)にアウターだけ羽織っていく。以前は私服で行ってマリーナで着替えていたのだが、極端に変でなければ良いかと感覚が変わってきた。これが俗に言うおじさん化というものなのだろう。

 

さすがに海用のブーツやライフジャケットを付けて電車に乗ろうとは思わないが、ジャージやランニングウェアで移動する人もたくさんいるのでそこまで違和感のあるものでもなかろう。それでなくとも海用の道具を入れたデカいバッグを持っているのだ。小ぎれいな恰好をしてもどうせ浮いてしまう。

 

そういえば、海用のバッグを新調しないといけなそうだ。ここ10年くらい、パタゴニアのアルパカダッフルという40リッターのターポリン生地の四角いバッグを愛用しているのだが、さすがに経年劣化で真っ白だった生地も黄色く変色してきており、加水分解で表面がべたついたりところどころ破れてきている。

ヨットに乗る時は必ず使っていたし、海外旅行や、バイクに括り付けてキャンプツーリングに行ったりと思い出深いギアなのだが、まあハードな環境で10年使ったんだから寿命だな。

 

さて、定刻通りに舞浜駅に到着。しばらく来ていなかったが、やはりディズニーに向かう観光客でごった返している。人込みをかき分けロータリーへ行き、迎えにきてくれたYさんの車に乗り込む。

 

チームとしても今年初めてのヨットレース。薄曇りで微風予報なのでちょうど良さそう。準備して9時前に出艇。

 

はじめはまったく風が吹かず、海上をぷかぷか漂いながら風待ち。11時すぎにようやく2~3ノットの微風がそよそよと吹いてきて、なんとか2レースを実施。

今回、久しぶりのレースだったし、メンバーも6人中4人と少人数での操船だったのだが、思ったよりも感覚を失っておらずいい感じでレースを進めることができた。16艇ほど出ていた中で2位、2位と好成績。まあ風が弱く得意なコンディションだったのも良かったのだろう。

 

やっぱりヨットは楽しい。仕事や家族、スマホの通知から逃れてセーリングに集中していると、頭がだんだんクリアになっていく感覚がある。しばらくレースから離れていたが、この時間はかなり貴重だった。

まだ子供達も小さいので毎週のようにレースに出ることはできないが、月に1回くらいは参加できるように、普段から子育てと家事を頑張ろう。

 

ヨットの帰りに、ホワイトデーのお返しにケーキと焼き菓子を買って帰る。娘にはいちごのポーチに入った焼き菓子セットをプレゼントしたのだが、いちごが大好きな娘は大喜び。その後しばらく、いちごポーチを宝物に見立てた泥棒ごっこが繰り広げられていた。

また、マドレーヌやダックワーズなどの焼き菓子が3つ入っていたのだが「Aちゃん、ひとつだけ食べて、あとはおかしカゴに入れておくの」と言っていた。以前だと全部食べると言ってきかなかったと思うが、ちゃんと分別がつくようになってきたんだな。偉い。