太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

20代前半で止まった自意識とスクラブ洗顔。

僕は30代後半なのだが、もしかすると自意識としては20代前半のままでストップしているのかもしれない。

 

先日、髭そりをしている際にふと感じた。

 

僕はあまり髭が濃い方ではないため、夜風呂に入る際に洗顔で軽く泡立てて安全カミソリでさっと髭を剃っている。カミソリについても特にコダワリなく、5本セットとかで安売りされているものを切れ味が悪くなるまで使っている。

 

ちょうど切れ味が悪くなってきて、そろそろ替えないとなーと思っていたのだが、そのせいで肌荒れしているのか、風呂上りに肌が突っ張るというか、乾燥しているような感じがしていた。

 

その際はあまり深く考えずにいたのだが、先日ドラッグストアで買い物をしている際に気付いた。

 

二十歳前後からこれまで、僕はずっと若者向けのメンソール入りスクラブ洗顔を使い続けていたのだ。もう40近くなり肌のうるおいも枯渇してきたおじさんが使う洗顔ではない。しかもどう考えても髭剃りとの相性も良くない。

 

高校生から大学生くらいであれば、ニキビ対策もあり洗浄力の高いスクラブの洗顔料を使うのは普通だと思うが、そのまま思考停止して10年以上同じような洗顔を買い続けていたようだ。そういえば洗顔やボディーソープを買う際に「うるおい」や「しっとり」を意識した記憶が無い。そりゃ肌もつっぱるし乾燥する。

 

 

また、買い物をしていても、自意識って変わらないんだなと感じる。

 

先週の金曜日、年度末ということもありハードな仕事を終え、かつなんとか部署の目標も達成したことで、心地よい疲労感と達成感で業務を終えた。家に食材がほとんどないとのことで、自分用に何か晩御飯のおかずを買ってきてと連絡をもらい。スーパーでお惣菜を買って帰ることにした。

 

年度末の仕事を乗り切ったご褒美に豪勢に好きなものを買えばよいのに、割引されているお惣菜を2点ほど買い、あとは家にある豆腐と納豆でも食べればよいやと思って買い物を終えてしまう。

帰りの電車では、仕事頑張ったんだから何かテンションの上がるものを買おうと思っていたのだが、スーパーに着いた途端に忘れていた。スーパーを出たところでなんて贅沢の出来ない人なんだと思わず苦笑してしまった。

 

根が貧乏性なのもあるが、大学から社会人数年目くらいまではかなりつつましい生活を送っていたので、なんとなくそのころの金銭感覚が残ってしまっているのだ。

 

社会人になってもう15年以上もたつのに、自意識はなかなか変わらないものだな。