前回に続き、箱根旅行記の2回目である。
今回宿泊したのは、箱根の玄関口、箱根湯本の奥にある『ホテルおかだ』さん。子供連れの旅行をするにあたり、以前からいろいろと情報収集していて、あかちゃんでも安心の宿として紹介されていたのだ。
結構歴史のあるホテルみたいだけど、中はそこそこ綺麗にリニューアルされており、ひなびた感じはしない。受付を済ませて9階の部屋へ。
和室と洋室が隣り合った3人~4人程度宿泊できる部屋だった。ぼくの娘はまだ2歳になったばかりなので、通常であれば無料扱いで僕と奥さんの2人用の部屋に宿泊できる。しかし今回はゆったり泊まりたかったのと、このホテルでは2人用の部屋は満席だったようで、娘の分の食事と布団もつけてもらってこの部屋を押さえてもらったのだ。
楽天トラベルで予約した際の確認メールで、子供連れであれば子供用のアメニティや無料貸し出し品もありますよ、とあったので加湿器、子供用便座、子供用バスセット、おむつ用のごみ箱を借りてみた。事前にお願いしていたのでチェックイン前に部屋に用意してある。子連れに優しい素敵なサービスである。
部屋についてひとやすみしたら、僕はとりあえず生ビール。いやー心がほぐれる。
心がほぐれたら次は温泉だ。
娘と一緒に温泉に行ってみよう。通常、温泉施設ではオムツの取れていない子供は入浴不可となっているところが多いのだが、このホテルに隣接する日帰り温泉施設「湯の里おかだ」は、おむつの取れていない子供でも大浴場や露天風呂が使えるのだ。とてもありがたい。奥さんと娘、僕に分かれて温泉へ。
露天風呂が結構広く、そこそこ空いていて気持ちが良い。泉質は無色透明で少しとろりとしたやさしいお湯。サウナはコロナのためか7人制限となっていたが、結構広くてゆったりと汗をかける。最高である。
温泉を出てみると、奥さんもちょうど出て休憩室にきたところだと。娘は広いお風呂に興味しんしんでシャンプーもちゃんとできたものの、お湯が熱かったらしく温泉には浸かれなかったらしい。休憩室の一番奥がプレイルームになっていたので、そこでしばらく娘を遊ばせる。
さて夕食だ。
部屋食なので仲居さんが細々した料理を運んできてくれてテーブルいっぱいの料理が並ぶ。娘は珍しく人見知りせずに仲居さんに話しかけていた。
いやー壮観。普段自分で料理してると、こういった細かな手仕事の効いた料理を少しずつ食べられるってのは本当に贅沢だなと思う。どれも優しい味で美味い。瓶ビールも美味い。
娘用にも、お子様ランチのようなプレートに、チーズインハンバーグ、サラダ、デザートなど食べきれないくらい料理が並ぶ。
娘は途中からイヤイヤになってしまい、のんびり食事という感じではなかったが、部屋食なのがせめての幸いだった。夕食が19時からだったので普段より遅く疲れてしまったのもあるだろう。少し早めておけばよかったな。まあこれも学びである。
21時半に娘を寝かしつけ、夫婦で交代で温泉に入り、ビールを飲む。最高だ。今回はホテルおかだの温泉に入ったのだが、こちらの温泉は湯の里おかだと源泉が違うようで、少しだけ硫黄の香りのするポカポカと温まるお湯だった。
また次回に続く。