太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

8年ぶりの家族旅行。由布院へ。その2

さて、家族旅行二日目。

朝6時に起床。前日の雨模様から一転、気持ちよく晴れている。若干前日のお酒が残っているが、気にせずぶらぶらと走りに行こう。このために短パンとランニングシューズを持ってきたのだ。

 

とりあえず、宿の近くから、由布岳のふもとにある小さな湖、金鱗湖まで走ってみる。

少し肌寒いが気持ち良い!朝日と鳥の鳴き声に包まれて走る。

 

1キロちょっと走り、あっという間に金鱗湖に到着。

 

地元の住民向けの共同浴場。観光客の入浴は禁止らしい。渋い。

 

そしてこちらがさらに渋い共同浴場。混浴で200円で入浴できるらしい。なんとも趣きある建物ではないか。

 

金鱗湖には灰色の大きな魚が大量に生息しているみたい。調べてみたら外来種ティラピアが繁殖してしまったみたいだ。背びれ、胸びれを大きくした鯛のようなちょっと変な魚である。

 

さて、まだまだ走り足りないのでどこに行こう。地図で調べてみると、由布岳の登山口まで続くやまなみハイウェイに登っていけそうだったので、坂道をトコトコ走って行ってみる。途中、野生のシカに遭遇。写真を撮ろうとしたらさっと茂みに隠れてしまった。

 

やなまみハイウェイ。絶景である。

3キロほど登り、狭霧台という展望台がある駐車場で一休みして引き返す。朝からストレッチせずに坂道を走ったので膝が少々痛くなってしまったが、来てよかった。旅行×早朝ランニング、初めてやってみたが最高ではないか。朝から大充実である。

 

帰りは別の道を通って散策しながら宿に戻る。朝から1時間半ほど走って歩いていい運動になった。その後、温泉⇒宿で朝食⇒チェックアウトまでダラダラする。

 

宿の玄関で集合写真を撮って出発。

今日は大分安心院にある九州自然動物公園アフリカンサファリに行って解散する予定。サファリパークは、小動物とふれあえる動物園ゾーンと、サファリゾーンに分かれており、まずは動物園ゾーンをみてまわる。

 

ポニーにニンジンを食べさせる姪っ子たち。ポニーがぐいぐいくる。

 

寝そべっているカンガルーにタッチ。メスのカンガルーは小さくて可愛いが、オスのカンガルーは筋骨隆々でかなりの迫力である。ダラダラと寝そべっているが、怒らせたら絶対に勝てないオーラがある。こんな風にタッチしていいのだろうか。

 

大量のモルモットちゃん。実家でも飼っているが、やっぱりかわいい。他にも、ウサギやロバ、リスザルなどなど。姪っ子たちは大喜びであった。

 

レストランでお昼を食べてからサファリゾーンへ。

兄の運転で各ゾーンをまわっていく。クマが走って車の前を横切ったり、ゾウやシマウマが車のすぐそばで草をもしゃもしゃと食べていたりとなかなかの迫力である。いやー楽しい。姪っ子たちも「ゾウさんだー!」「サイだー!」「ライオンさーん!」と大興奮であった。

 

サファリを終えて、弟たちとは駐車場で解散する。弟はまた門司港に向かい、フェリーで大阪に帰るらしい。両親と僕は兄の運転で空港に向かう。2時間ほどのドライブで福岡空港に到着し、兄と両親と別れる。二日間運転ありがとうございました。

 

17時過ぎのフライトで東京へ。

 

いやー楽しい旅行だった。

改めて準備を進めてくれた弟や、参加してくれた家族に感謝である。父母ももうすぐ70代なので、こういった家族旅行があと何回できるだろうか。ちゃんと計画しないとまたあっという間に3年5年が経ってしまいそうだ。

 

僕ら3兄弟が福岡、横浜、大阪とバラバラに住んでいるため、次回の旅行は九州、関東、関西で持ち回りで開催したい。今回は弟の家族だけだったが、皆の奥さん、子供たちも集まったら賑やかな旅行になりそうだ。

 

まずは夏にうちの第2子が生まれる予定なので、生まれたら両親や兄弟を自宅に招待しよう。

 

 

 

 

 

8年ぶりの家族旅行。由布院へ。

先週の土日、大分の由布院に家族旅行に行ってきた。

 

今から9年前、実家の父が還暦になったタイミングで、祖父母、両親、僕ら三兄弟で湯布院に旅行した。その翌年、母の還暦を祝って金沢福井に旅行した。その後、また家族で旅行にでも行きたいねと話していたのだが、僕ら三兄弟がそれぞれ結婚して子供を持ったり、祖父母が亡くなったり、コロナが流行ったりといろいろあり、あっという間に10年近い年月がたってしまった。

 

もともとは昨年に両親の結婚40周年記念という名目で集まろうとしていたのだが、コロナもあり旅行する雰囲気でもなく、今回ようやく40+1周年記念として実現したというわけだ。

ここに至るまで、親孝行でかつマメな性格の弟が何度も何度も提案+リマインド+日程決め+細やかな準備を重ねてくれた。彼の尽力なしには今回のイベントは実現しえなかったであろう。わが弟ながら素晴らしい人物だなと感心である。

 

金曜日、有給を取って午後のうちに実家に帰省する。もともとは奥さんと娘も一緒に旅行しようと思っていたが、奥さんが身重で大変なので我が家は僕だけの参加である。次こそは家族で参加したい。

 

羽田発福岡空港行。飛行機に乗るとこういった写真撮りがち。

 

飛行機や新幹線ではビール飲みがち。お昼は軽めにエビカツサンド

 

夕方に実家着。

実家のモルモット。もう何代目だろうか。

 

実家メシ。脈略のない料理とごちゃついたテーブルが実家らしさを際立たせる。

福岡に住む長男一家は明日の朝にレンタカーで迎えに来てくれる予定。大阪に住む三男一家は大阪港よりフェリーで向かっているらしい。なので僕だけ父母と晩飯。日本酒好きな父親と佐賀の銘酒鍋島を飲む。酔っぱらって就寝。

 

さて、土曜日。あいにくの雨だがまあ良かろう。(そういえば9年前の由布院も初日雨だった。レンタカーで走り出して一瞬雨が止み、それを見た祖父が「お前たちが親孝行で普段から良い行いをしているから雨が止んだんだ」と言っていたが、その後ずっと土砂降りの雨だったのには笑った)

 

兄から連絡が入り、1歳の娘が熱を出してしまった様子。無理させても良くないと兄のみでの参加となった。残念。朝10時に実家まで迎えに来てくれて、両親と僕も乗り込んで大分に向けて出発である。

 

初日は宿集合にして、僕と兄と両親は福岡で昼飯、その後少し観光して宿に行く予定。弟一家は朝イチに門司港に着き、大分の水族館うみたまごで子供たちを遊ばせてから宿に行く予定である。

 

1時間半ほどドライブし、福岡県うきは市の豚肉料理屋、『吉井十八』さんへ。ここは東京Xという幻の豚肉を扱っているお店で、トンカツとしゃぶしゃぶが絶品なのだという。父も何度か来ているようで、ぜひ食べてほしいとリクエストをもらっていたのだ。

 

からしゃぶしゃぶ。豚バラの脂がうつくしい。

 

だし汁に白菜の古漬けを入れてあり、発酵の旨味と香りが食欲をそそる。豚肉をさっと茹でて塩をかけて食べる。脂身の多い肉なのだが口の中でさっと溶けて甘味が残り、なるほどこれはウマい。

 

こちらも名物のトンカツ。

分厚くてデカい。低温でじっくり揚げているようで、分厚いのだが前歯でサクッと切れる柔らかさ。そして脂の旨味と甘味が口の中でじゅわっと広がる。うーんウマい。たまらん。運転手の兄には悪いが思わず生ビール。満腹。昼から贅沢であった。

 

その後、はらごなしに観光へ。両親と兄と僕の4人だけなので、どこに行こうか迷ったのだが、渋めの観光地として、耶馬渓にある羅漢寺に行ってみることにする。到着してみると、なんと本日は閉門していると。残念。しょうがないので、羅漢寺のすぐそばにある岩場の古羅漢に登ってみることにする。

100メートルほどの岩場に参道が作られており、岩肌を掘って仏像を祀ってある。まるで要塞のようだ。

 

急な階段を上って、仏像が祀られているお堂に参拝する。ここから先は急な崖を鎖をつたって進むようになっている。

 

こんな感じ。落ちたら危険。なかなかの絶景ですね。

 

さて、腹ごなしも終わったので宿に向かいましょう。

前回の由布院でもお世話になった「やまだ屋」さん。かけ流しの温泉が楽しめる宿である。

露天風呂付客室。豪華。

 

さて、夕食まではまだ時間があるので湯布院の町を散策しましょう。駅前の酒屋に行って父と地酒を飲む。

 

湯布院駅。1両編成のローカル列車が停まっていた。

 

お土産を買っていたら父母とはぐれたので、一人でうろうろと散歩する。知らない街を散策するのはワクワクする。写真を撮りながら歩く。

 

そして、各々温泉を満喫してから宴会である。ここで遅れて到着した弟一家も合流。5歳と3歳の娘がいるので場が一気に賑やかになる。

日本酒好きの父がお気に入りのお酒。今回、お祝いでの旅行と伝えていたところ、やまだ屋さんよりスパークリングのプレゼントもいただく。父親の乾杯の挨拶で宴会スタート。

 

料理。どれも優しい味で種類も量も豊富で大満足である。

 

今回、結婚40+1周年記念のプレゼントとして、弟が両親の生い立ちから家族の歴史をムービーにまとめてくれたので、それを上映する。

 

両親の子供時代から学生時代、新婚の頃の写真など、弟が帰省するたびに実家や祖母の家の押し入れを捜索して見つけてきたらしい。僕も全く見たことのない写真ばかりだったが、どこにあったのだろう。捜索作業だけで1年以上はかかっているのではないか。ものすごい執念である。

昔の写真に懐かしいと歓声を上げながら、皆ニコニコしながら鑑賞していた。大人たちが楽しそうなので、姪っ子たちも楽しそうである。いいムービーだ。わが弟ながら素晴らしい仕事だなと感動した。

 

たっぷり2時間ほど宴会し、その後部屋に移ってしばし姪っ子たちと遊び、それぞれまた温泉に入って飲みなおし。いやあ良い夜だ。

長くなったので後半へ続く。

 

 

娘との2日間。動物園とタイ料理。

金曜土曜のはなし。

 

金曜日、娘と金沢動物園に行ってきた。

もともと、有給がかなり残っておりどこかで取得しようかなと思っていたところ、この週、奥さんが土曜出勤で6連勤となるため、平日の娘のお世話の負担を少しでも減らそうかと金曜日に取得してみたのだ。

 

9:30のオープンにあわせて金沢動物園へ。高速道路直結であっという間に到着する。駐車場は数百台は停められるスペースに5台くらいしか停まっていない。ほぼ貸し切り状態である。いざ入園。

 

少し遠いがキリンさん。

 

オカピさん。

 

普段人でごった返しているコアラ舎もこんな感じでガラガラ。

写真が下手だな。そしてコアラがうつむいている。

 

コアラ舎を出たところにあるスピード写真で、娘が遊びだす。

いらっしゃいませー!とジュース屋さんごっこ。「パパはにがいコーヒーがいいよね?」とおすすめしてくれる。動物園なんだから他の動物も観にいこうと声をかけても、20分くらいずっとジュース屋さんを続けていた。

 

1時間ほど園内をぶらぶらして休憩。前回この動物園に来た際に、売店でコアラの形のアイスを食べたので、今回も娘に「コアラさんのアイスあるよ!」と伝えていたのだが、なんと平日は売店が閉まっているらしい。アイス命の娘はみるみる機嫌が悪くなっていく。

「あかないの!?アイシュくださーい!」と叫ぶ娘。

 

しょうがないので、動物園をいったん出て、ゲート手前のレストランでソフトクリームを食べさせる。しかし、まだ2歳半の娘はアイスクリームが溶けるスピードに対応できず、べたべた垂れてしまう。僕がこまめに拭いてあげていたら、取られると勘違いした娘が「やめて!!いやーー!!!」と泣き出してしまう。

アイスで機嫌を直してからレストランでお昼にしようかと思っていたのだが、もともと外食があまり好きではない娘は、「食べない!イヤだ!」とイヤイヤモードにスイッチが入ってしまう。レストランで食べないのであれば家に帰って食べさせるかと思っても、まだかえりたくない!!!と。

 

うーん大変。

 

とりあえず落ち着かせようと、お土産売り場の前のベンチに座り、とりあえず朝コンビニで買ったお菓子を食べさせる。さっきまで絶叫していたのに、お菓子を食べているときはニコニコである。ニコニコと食べていたら、隣のベンチにいたハイキング中らしきおばあさんからミカンをもらう。人には愛想のよい娘。ありがたくミカンをいただく。

 

さて、そうこうしているうちに13時である。どこかでお昼を食べさせないと、また昼寝の時間が遅くなってしまう。動物園のレストランで食べてくれると楽なのだが、レストランは行かない!と拒絶する娘。しょうがないので、今度は楽しいところにドライブに行くよ!と車に乗せて、帰り道にあった回転寿司に入る。

回転寿司では大好きなうどんとポテトがあったのでなんとか食べてくれた。2歳児との外食は大変だ・・・。そんな感じでバタバタの外出であった。

 

 

土曜日。

 

奥さんは早朝から昼過ぎまで仕事。僕は午前中娘と公園へ。11時から13時で先日購入した洗濯機の搬入予定だったので、間に合うように近場の公園に歩いていく。

 

ブランコや滑り台で1時間くらい遊び、自販機のりんごジュースを飲んで帰る。もともとはストライダーに乗りたいと言っていたので持っていったのだが、いざ公園に着くと興味が無くなったようで、結局ぼくがずっと持って運んでいた。帰りは娘が歩きたくないとのことで、片手で娘を抱っこしつつ、もう片方の手でストライダーを持って歩く。重労働。

 

 

昼は娘と冷やしうどん。前日もうどんを食べた気がするが、賞味期限が近いうどんが冷蔵庫に残っていたのでしょうがない。

 

12時過ぎに洗濯機の搬入。若い作業員さんが2名で80キロの洗濯機を運んで取り付けてくれる。娘はなぜか大興奮。部屋中を走り回って新しい洗濯機の到着を喜んでいた。

 

日立のビッグドラム。洗濯容量11キロ。ネットで20万円ちょっとだった。これまでが5.5キロの縦型洗濯機だったので相当デカく感じる。洗濯パンにみっちみちに詰まっている。

作業員さんが、もしかすると左手のドアが開かないかもしれないですと言っていたが、なんとかギリギリで収まってくれた。設置と古い洗濯機のリサイクル、水道蛇口の部品の交換で7000円くらい。ついに我が家にもドラム式洗濯機がきてくれた。

 

その後寝かしつけ。15時過ぎに奥さんが帰ってきた。夕方、買い出しをしてゆっくりと料理する。今日は久しぶりにタイ料理を作ってみましょう。

 

 

まずはフライパンでカオマンガイ。洗って浸水したお米に塩で下味をつけた鶏もも肉を載せ、創味シャンタン、ショウガ、お酒で味付けして炊く。フライパンで米を炊くとあっという間にできるな。

 

こんな感じにパクチーをのせて、ニンニク、ナンプラー、サラダ油、砂糖、レモン汁を混ぜたタイ風のタレをかけて食べる。最高。

 

タイ風の焼き鳥、ガイヤーン

先ほどのタイ風のタレに手羽先を30分ほど漬け込んでおき、グリルでじっくり焼いただけ。鶏肉がぷりぷりでビールが進む味。

 

タイ風春雨サラダのヤムウンセン。

ほんとはエビなんかを入れるのだが、今回は手抜きでカニカマ。あと冷蔵庫に余っていたダイコンとキュウリも細切りにして塩もみして入れている。味付けはナンプラーとレモン汁、塩コショウとサラダ油。

右側の煮物は、ガイヤーンで使った手羽先の先っぽが余ったので、ダイコンニンジンとがんもどきと煮てみた。プルプルになったこの部位が好きなんだよな。がんもと大根にも鶏の出汁がしみてウマイ。

 

娘と一緒にばんめしを食べるようになって、あまりパンチのきいた料理を作っていなかったが、パクチーナンプラーの効いたタイ料理はやっぱりウマイ。暑い日にビールと一緒に食べると最高だ。今回時間もあったのでついでに自家製ラー油も作っており、ヤムウンセンにかけて食べたら絶品であった。

 

娘にはカオマンガイをあげたのだが、ナンプラーの効いたタイ風たれを気に入ったようで、嬉しそうにパクパク食べていた。パクチーの入ったヤムウンセンもイヤじゃないみたいである。意外といけるではないか。以前八角の効いたルーローハンもモリモリ食べていたので、クセのある料理でも先入観がないので逆に良いのかもしれない。

 

そんな感じの金曜土曜。娘と遊んだ2日間、なかなか上手く行かないことも多いが、これはこれで楽しいもんだな。