日曜日のはなし。
娘が肘を亜脱臼してしまい、病院に行ってきた。結果的には何ともなく完治したのだが、完全に僕の不注意で娘には悪いことをしてしまった。
日曜日はお昼前から雨が降る予報だったので、朝のうちに娘と散歩していた。春から通う予定の保育園の通学路を予習しておこうと、バスに乗って行ってきたのだ。日曜日なので保育園は閉まっていたが、娘にも保育園を見せて、買い物を済ませてマンションまで帰ってきたときのことだった。
手をつないで歩いていた際に、娘が片手にぶらーんとぶら下がってきたので、両手首を持ってぶらーんと持ち上げてあげた。娘はキャッキャと喜んでいたのだが、着地した際の様子がなんだかおかしい。小さな声で「いたい・・・」と言って、しくしく泣き始めた。慌てて家に帰って奥さんに事情を話し、服を脱がせて腕の様子をチェックしたものの、別段腫れたり変色している箇所はない。どこが痛いのかを聞いてみたら、どうやら右手の肘に痛みがあるようだ。手を下げて使わない分には痛みはそこまでないようだが、動かしたり触ったりすると痛い様子。
ネットで調べてみると、肘内障という肘の靭帯がちょっとズレた状態のようだ。まだまだ骨や靭帯が成長しきっていない子供に多い症状らしい。急いで日曜日も診療してる整形外科を調べて電話したところ、2時間後くらいに予約を取るのでその時間に来てくださいとのことだった。僕からすると、急いで診なくて大丈夫かと思ったが、看護婦さんの口ぶりからすると、よくあることのようだった。
娘も右手を動かさない分には痛くないようだったので、とりあえず子供用の椅子に座らせて、お昼ご飯を食べさせて準備する。
病院に行くために、僕が先に出て義実家から車を借りて戻ってきたところ、マンションから降りてきた娘が妙に機嫌が良い。何なのだと思って奥さんにきいてみたら、病院に行くのに寒いからと肩から上着を羽織らせていたら、娘が袖に手を通そうとして肘を回したところ、ズレていた靭帯がハマったらしい。
娘は、「もう治ったよ!」「もう痛くないから病院いかない!」と言っている。バンザイしてみて、と言うと、笑顔でバンザイしてくれた。本当に痛くないようだ。思わず僕と奥さんで顔を見合わせて笑ってしまった。それを聞いていた娘もおかしくなったのかつられて笑っていた。
とはいえ、自己流でハマっている状態なので、何かその後に影響があるといけないので、予約していた整形外科には行ってみる。病院では診察が怖いとギャーギャー泣いていたが、先生に診てもらっても特に問題なくハマっているらしい。良かった。とりあえず僕も奥さんも一安心であった。
不用意に子供の手を引っ張ったりしてはいけないな。反省しよう。
帰って皆でケーキを食べる。病院を頑張った娘にご褒美である。
その後は、ずっと雨だったので家で遊ぶ。
夕方、奥さんと娘はクッキーを焼いて、僕はひたすらシュウマイを包む。手作りのシュウマイが大好きなのだ。
一つひとつのタネを多めに入れていたら、50枚の皮に対してどう考えてもタネが足りなくなりそうだったため、途中からワンタンに切り替えて包んでいく。シュウマイ32個とワンタン18個。綺麗にできて気持ちが良い。
夜はシューマイパーティ。今回はいつもと具の配分を変えたせいか、味付けが薄かったからか、なんとなくシューマイらしさが薄いシューマイであった。
あとはネギワンタン。鶏の脂身からチーユを作って、茹でたワンタンにネギと醤油をかけ、カンカンに熱したチーユをかけて完成。プリンプリンで美味い。
あとは前日の余りの親芋と鶏とコンニャクの煮物。親芋とコンニャクを下茹でしたのでアクも抜けてほっくり美味い。
とまぁこんな感じの日曜日であった。いやぁ焦った焦った。