太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

300記事目の雑感。

はてなブログのアプリを開いてみて驚いたが、この記事が300記事目らしい。

 

よくもまあこんな地味な雑文を飽きもせず300本も書いてきたものだ。趣味に生産性を持ち込むのは野暮の極みだが、働き盛りの30代の貴重な2年半。どれだけの時間をこの雑文に費やしてきたのだろうか。

 

ほとんどが休日に何をしただの、何を作って食ったら美味かっただのとつらつらと中身のない文章を書き散らしているだけだが、なんだかんだ毎月10~15本ほどをコンスタントに書いており、ここまで続いたかと自分でも驚きである。

 

もともと、文章をアウトプットすることのリハビリとしてこの雑文書きを始めてみた。そして、いつの日か老人になった際に振り返るための娯楽として、また、流れていく日々に感じたことや考えたことを残しておくためのチラシの裏として日々書いている。

 

laughunderthesun.hatenablog.com

 

以前も書いたが、その気持ちは変わっていない。

 

日々を淡々と記録していくログみたいなものである。ただでさえ極端な意見に走りがちなインターネット界において、平穏無事な日常とその中で感じた考えたことを記録していきたい。

今のコロナ禍の世の中の空気感や、子供との日々の小さな発見や感動、自分の中の変わらない想いと変化する想いなどを書き残しておきたい。

 

そして、そのログを通りがかりの誰かが見て、過去記事を何件か読んでみたりして、何かを感じてもらえると個人的にはとても嬉しい。

 

昨今のインターネット界は感情の増幅装置となっており、眺めていても殺伐としている事が多いが、僕は出来るだけ平和なインターネットの一部でいたいのだ。

 

僕もそうやって誰かの生活や想いを覗き見しつつ、この20年くらいインターネットに浴してきた。今度は僕が生身の生活や想いを晒す事で、どこかの誰かを楽しませたり癒したり出来ると良いなとささやかながら思っている。

 

そのために僕はシコシコと文章を書き続ける。

 

 

インターネット村のアヒルさんやタヌキさんに平穏無事な暮らしあれ。

 

インターネット村のオオグソクムシさんやデメニギスさんに、好奇心に心震わせる新たな情報との出会いあれ。

 

 

 

 

春の葉山公園とモツ鍋。

土曜日のはなし。

 

春爛漫。桜も満開である。週末はお花見にでもいきたいねと奥さんと話していたら、いつの間にかまた葉山公園で娘を遊ばせようという話に着地していた。何故だ。よっぽど海に飢えているのか。

 

まあ良い。天気も良いので、前日に買っておいたパンと娘のオヤツを持って葉山へ。

 

葉山ステーション近くのスタバでコーヒーをテイクアウトして車に戻ると、奥さんに抱っこされた娘が大泣きしている。

奥さんに状況を訊くと後部座席で遊んでいた娘がヘッドレストを外していた穴に指を突っ込んでしまい、びっくりした拍子に引き抜いて指の皮が剥けてしまったようだ。

幸いにも骨には異常は無さそうだったが、ヒリヒリして痛そうだ。娘もしばらく抱っこしていたら泣き止んだが、初めて怪我らしい怪我をしてびっくりしたんだろう。いつも乗せている車にもこんな危険があるとは。気をつけないと。

 

 

ハプニングもありつつ。海に到着。

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 公園についてみたが、なかなかテンションが上がらない娘。

しかし朝の海は静かで良い。今日は少しだけ空気が煙っているのか、富士山は見えず。SUPのスクールか何かか、10名くらいの集団でクルージングしている。気持ちよさそう。


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テンションが上がらないまま松ぼっくりを持ってぽたぽたと歩く娘。

 

その後、しばらく遊ばせていたら機嫌がよくなってきたので、公園の芝生スペースでも遊ばせる。少しずつテンションが上がってきて、動きも素早くなってくる。


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走る娘と追いかける妻。広い公園は楽しい。

 

モリモリ遊んで、芝生に広げたビーチテントで休憩。テイクアウトしたコーヒーが美味い。娘はおなかが減ったのか、家から持ってきた顔くらいあるおにぎりを両手で持ってモリモリ食べていた。真剣に遊んで真剣に食べるのだ。ただ、おにぎりの具にあたった時に真顔で口から出すのはやめておくれ。

 

 

そんな感じで心配もあったが楽しく過ごした午前中。葉山ステーションで昼飯のパンを買って帰る。娘は遊び疲れたのか帰りの車でギャン泣きであった。

 

午後、走りに行こうかと思っていたが、疲れていたのか猛烈な眠気に襲われて、奥さんが娘と実家に行っている間に30分ほど仮眠。それから走る。


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今日は軽めに6キロ。桜は満開。夕暮れの風も心地よい。

 

 

さて、ばんめしである。

ガツンとくるものが食いたくなり、モツ鍋にしてみた。

 

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昆布出汁に醤油ベースのツユを作り、ニンニク、輪切り唐辛子とキャベツをクタクタに煮て、下茹でして洗い臭みを取った牛モツとニラを入れて煮て完成。パンチの効いた味で最高である。

 

本来なら新鮮な牛の小腸があると良かったのだが、今回は冷凍の大腸を使用。こればっかりは近くにホルモンの買える精肉店が無いので仕方ない。大腸だと食べ応えがあるが少しだけクセあり。しかしニンニクとニラのパワーの前にほぼ気にならない程度である。

 

横浜出身の奥さんはモツ鍋はめったに食べないとのことだが、九州のうちの実家では日常的に食べていた。水炊き、キムチ鍋、モツ鍋のローテーションみたいな感じである。

 

ただ、昔実家で食べていたモツ鍋はフワフワした牛モツとキャベツではなく、クニュクニュの豚モツと白菜だったような気がする。多分うちの母のレシピなのだろう。社会人になって実家に帰ると、モツ鍋の用意は父親の担当となっており、その頃から牛モツとキャベツのモツ鍋になっていたようだ。


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副菜は簡単にレンコンのキンピラのみ。最後はうどんでしめる。野菜とモツをモリモリ食って頑張りましょう。

 

 

 

 

 

家を決めた顛末③ 心境編

条件交渉も順調に進み、ここからは現在進行形で引っ越し完了するまでの手続きである。今は引き渡しが終わって、リフォーム待ちの状態。

 

なかなか面倒な手続きが多いが、ちゃんとやれば終わる物ばかりである。

 

結婚式の準備と同じだ。

面倒だが、ひとつひとつ処理していけば終わるのだ。そしてひとつひとつ学んで考えて判断していくと、いろいろと気づきも出てきてそこそこ面白い。こういった面倒な手続きを地道に処理していくのが大人としての通過儀礼のようなものなのではと思ったりもする。苦手な人は猛烈に苦手だろうな。

 

そして手続きを進めながらうすうす感じていたのだが、夢のマイホーム!という高揚感や執着みたいなものがほとんどないまま進めている。ここまであっさりと決めてあっさりと手続きをやるのかと驚いている。

数千万の買い物だ・・・!というビリビリした感覚などもなく、絶対に失敗できないぞ、という気負いや緊張のようなものもなく、淡々と手続きが済んでいっているのだ。(もちろん、結構面倒なことは多いし、そんな中での不動産屋の不手際にはイライラしてしまったが)

 

 

いざ新居に住みだしてみると、やっぱり広い家って気持ちいいなとか、快適だなという想いが出てくるかもしれないし、快晴の朝にパキッと光る富士山を目にして感動したりということはあるかもしれない(そう。富士山ビューの西向きの高層階にしました。田舎者なので富士山大好きなのだ)

また、中古物件を買って一部リフォームするだけなので、改めてここは不便だったなとか、もっとここも変えておけばという小さな後悔が出てくるかもしれない。その時はその時で考えよう。

 

 

この気分の盛り上がらなさは、自分の性格的なものなのか、それともここ10年くらいで僕の感受性が摩耗してしまったからなのか、よくわからない。しかし、なんとなくこれが正解のように感じている。そのためにいろいろと情報収集して考えたし、最終的に気に入らなければ、仮に数百万の損だとしても売ればいいやという心持ちなのだ。(その際は猛烈に後悔するのかもしれない)

 

結局、住めば都ということかもしれない。

 

そもそも、住環境について上昇志向が無いので、家賃2万円強のボロボロの木造アパートに住んだ大学4年間も、阿佐ヶ谷の駅徒歩20分の1DKに住んだ8年間も、そこそこ不便だったが楽しんでいた。

そして引っ越しを余儀なくされるか、ギリギリまで我慢してから引っ越しているので引っ越し後はとても快適であった。今も狭くて会社からは遠いが、楽しく暮らしている。そこから広さが倍近くになって快適になるのだ。悪くなることはないだろう。タワーマンションに住みたいとか、都心近郊の低層マンションに住みたいとか、庭付き一戸建てが欲しい!とかは思っていないので、必要な要件を負担のない金額で手に入れたいというだけの話だ。

 

と、そんな考え方で新生活の準備を淡々と進めて、来月引っ越す予定。

 

本当は物件を決めてからの手続きについて備忘録的に記載していく予定だったが、今の心境について書いていたら1300文字近くなってきたので別記事にする。

 

では。