太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

過去を断ち切って前を向くためのPCトラブル。

6月下旬の納期となっていたノートPCが意外と早く到着した。早速開封しセットアップを行う。

 

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SSDにして、CPUもアップグレードしたので、以前のPCとは比べ物にならないくらいにサクサク動く。素晴らしい。

 

さて、故障したPCのデータを救出も一緒に行おう。動かなくなったPCを分解し、HDDを取り出す。アマゾンで1000円で購入したHDDケースに入れて外付けHDDにする。デスクトップに入れていたデータや、マイドキュメントに入れていたデータ、音楽データなどを新しいPCに入れていく。

 

はじめは、PCの所有者データが異なるためアクセスができなかったが、ネットで調べて変更してなんとかデータを移行することができた。写真データは膨大だったので外付けHDDに残したままにして今後使うことにしよう。

 

と、ここまでは順調に作業できた。

 

 

しかし、ここから思わぬミスの連続。

 

1)SDカードのスロットが無い

購入する際に勘違いしていたようで、microSDのスロットはあるもののSDカードは使えないようだ。デジカメの写真が読み込めないではないか。別途カードリーダーを購入する必要がある。まあ買えば良いか。

 

2)リカバリディスクがDVDでは作れない

最近のPCは、リカバリ用のディスクが付属していないようで、自分で作成する必要があるらしい。リカバリディスクをちらっと調べたところ、DVDで作成したという情報があり、外付けの光学ドライブAmazonで購入。2000円。早速やってみようとしたところ、Windows8以降はリカバリ用のディスクではなく、USBメモリで「回復ドライブ」を作成する形しかできないらしい。なんと。光学ドライブそのものが不要ではないか。今後も使う可能性があるので無駄ではないもののなんだか悔しい。よく調べなかった自分のミスである。

 

3)間違ってHDDのデータを全消去してしまう・・・・

外付けHDDの中に、過去のPCのシステムファイルなどもろもろ不要なデータが入っており、なんともスッキリしないので消したい。HDDはDドライブとEドライブの2つに分かれており、システムファイルが入っているDドライブのみフォーマットしたところ、30GBくらいの空きドライブが出来た。ナイスである。そこで、先程DVDで作ろうとして出来なかった「回復ドライブ」を作ってみようと思い立つ。回復ドライブの容量は16GBくらいなので、ここに作っておけばちょうど良い。作成場所にDドライブを指定して回復ドライブ作成開始。

 

作業の進捗を眺めていて、ちょっと違和感を抱く。

 

あれ?

 

外付けHDDのEドライブ(過去の写真など200GBくらいのデータが入っている)がそっくり消えてしまっている・・・・・。500GBあったHDDの容量も30GBになっている。

 

うわ、変な汗がでてきた。

 

 

調べてみると、回復ドライブを作成する場合、つないだ記憶デバイスすべてを強制的に消去し、回復ドライブのみにしてしまうらしい。なんて仕様だ。ちゃんと作成場所をDドライブと指定もしたので大丈夫だと思ったが、完全にミスリードである。むしろ指定しようがしまいが全消去になるではないか。DVDでリカバリディスクが作れず、早く作っておきたいと思ってよくよく調べずに実行してしまった俺のミスである。ショック。

 

無料のリカバリソフトを使って夜中に2時間近くスキャンしてみたが、修復しようとすると1万円近くかかるようで、業者に頼むと数万円はかかるらしい。そしてそれでもちゃんと修復できるかわからないらしい。半分程度しか戻ら無い場合もあるようだ。そこまでの手間とお金をかける価値はあるのか。

 

幸い、マイドキュメントやデスクトップに入れていた仕事関連のデータや、年賀状や結婚式関連のデータ、音楽データは全て移動させた後だった。過去の写真も、古いものはDVDに焼いて、ここ6~7年のものはクラウドサービスのGooglePhotoに上げていたので致命傷にはなっていない。大学時代の卒論データや学生時代、独身時代のほろ苦い思い出関連のファイルが消えてしまったのだが、もうしょうがない。どこかで過去と決別して生きていくしか無いのだな。

 

冷静に考えれば、前の前のパソコンから引き継いだデータがメインでここ数年開くことも無かったので、今後それらのファイルが必要になることは基本的には無いのだろう。むしろ数年も経てば思い出すことも無いのかもしれない。

 

たかが電子データが多少消えたところで、僕の今の生活に実害はほとんど無いのだ。ただ過去に執着するがあまり、消えたことにクヨクヨしてしまった。俺は過去執着型の人なのだ。

 

僕はモノの価値や過去の執着で残すことが多い。これはもう手に入らない、結構高かった、思い出が残っているなどで片付けの手が止まってしまう。うちの親もそうなのでこれは遺伝か家族の価値観なのかもしれない。 奥さんは逆に、過去の執着はそこまでなく、未来への不安でモノを残すことが多い。将来的に使いそうだ、ストックしておきたいという感じでモノを買うのだ。僕はこれまで買い置きというものをしてこなかった人生なので、洗剤や調味料、乾物などがちゃんとストックされていることに対して結構凄いなと思うのだ。

ゴールデン片付けウィーク。 - 太陽の下で笑う。

 

これをいい機会として、過去の不要なものはこんまりメソッドで切り捨ててサヨナラしていくべきなのかもしれない。

 

新しいパソコンを買った。古いデータが消えた。大事な家族との思い出はクラウドに保存してある。それで良いでは無いか。その他に何があろう。

 

なんとなくそんなことを考えて切り替えた月曜日。