日曜日のはなし。
朝からヨットレースのため江ノ島へ向かう。
横浜郊外に越して1年半になるが、鎌倉や江ノ島に近いのは単純に嬉しい。まあ普段は千葉の浦安でヨットに乗ることの方が多く、そちらからは遠くなったので難しいところですが。
江ノ島に着いてみると、なにやら風が強い。北風がビュービューである。今回は先輩の女性Sさんと2人で乗る予定なのだが、体重の軽い2人で乗るとなるとちょっと危ないかもしれない。ヨットというものは結構簡単に転覆してしまうのだ。一応ヨットを組み立てて海にでる準備をしてみたものの、目の前で出艇していったセーラーがひっくり返りそうになっているのを見て、無理はせずに本日は見学でいきましょうという結論になる。君子危うきに近寄らず。海の男たるもの、安全第一である。
レースを運営するクルーザーに乗せてもらい、レース海面へ。午後から雨で寒そうな予報だったが、意外と天気も良くて心地よい。そして風も吹き上がることなく、ベストなコンディションではないか。どう見ても安全である。しょうがない、安全第一な海の男たるもの、今日は他チームの艇を優雅に眺める休日としよう。
こんな風に優雅にヨットレースを眺めていたら、知り合いのチームメンバーから、1レースだけ交代して乗らないかとのお誘いを受ける。ありがたくお受けして楽しくレースをこなす。ここでビシッとトップを取るとカッコいいのだが、初めて乗る艇とペアだったのでそこそこの順位であった。まあ良い。
少しずつ空が曇ってきて、雨がパラパラ降ってくる前に3レースを消化して本日は終了。1レースのみだったが心地よい疲れである。
ヨットレースの後は夕方から奥さんと鎌倉で待ち合わせする予定なので、江ノ電でのんびりと鎌倉に向かう。
観光客をぎっしり乗せた江ノ電は民家の軒先をくぐったりしながら、海辺の単線の線路をゴトンゴトンと進んでいく。ゆっくりのんびりでとても良い。
鎌倉で奥さんと合流。レース後で喉が渇いていたのでまずは喫茶店へ。小町通りの路地裏のギャラリーカフェ、ミルクホールへ。
コンパクトでレトロな洋館をリフォームしたような店は静かで時間がゆっくり流れているようで落ち着く。
アイスコーヒーと自家製のプリンを注文。しっかりした渋味のコーヒーと固めのプリンが合う。ヨットレースの疲れもすっかり回復である。
そして、小町通りのカバン屋、白帆鎌倉へ。ここは帆布や革製品の店だったのだが、先日のぞいたところ、オーダーベルトを扱う2号店が併設されていたので、一本作ってみようと思っていたのだ。
バックル、ベルトの幅、長さ、縫い付けるロウ引き糸の色を選んだらその場で縫い付けて五分ほどで作ってもらえる。5000円から6000円程度。
ぼくは、真鍮のバックルに黒のなめし革で作ってもらった。完成したらシンプルな缶のケースに入れてもらえる。こんな感じ。
ちょうど、ここ一年ほど良さそうなベルトを探していたので気に入ったものが作れて良かった。
店員さんも感じが良い方でとても良い。
さて、買い物を終えてぶらぶら散歩する。鎌倉は何度来ても新しい発見があり飽きない。若宮大路の食品市場にこんな渋い焼き鳥屋を発見。ここは次回チャレンジしてみよう。
意外と新しい店も入っているようだ。
ぶらぶらと歩いて本日の目的地へ。ピッツェリアGG 鎌倉店。
ピッツェリアジージー 鎌倉 (Pizzeria GG Kamakura) - 和田塚/ピザ [食べログ]
実は先週、奥さんの誕生日で鎌倉のフレンチで食事をしたのだが、ぼくの予約した店がちょっと微妙な店だったので、リベンジで評判の良いこの店に来てみたのだ。ピザ大好き。
まずはビールで乾杯。完全に美味い。
生ハムルッコラをもしゃもしゃ食いつつビールぐびぐび。
二品目に頼んだチーズマカロニグラタンのコロッケも最高であった。
そしてピッツァ!ナスとモッツァレラ、リコッタチーズ、サラミのピッツァ。完全に美味い。美味すぎる。
ナポリ系の薄い生地だが、クリスピーというよりはモチっとしっとり感を残しつつ軽い食感。そして具材をまとめているトマトソースがとにかく美味い。酸味が尖っておらず、チーズとオイルとマッチしている。
個人的には、ピッツァは武蔵小山のピザラロッサが至高だと思っていたが、そこに勝るとも劣らない。むしろ家から近いので今後はここに通うことにしよう。本当はもう一枚別のピッツァを頼みたかったが、前菜とビールで結構腹が膨れてしまって泣く泣く諦めた。
店内はカジュアルで気楽な感じだし、メニューも軽めの前菜が数種類と20種類くらいのピッツァのみという割り切りが良い。ピッツァ欲が高まったらここに来て、それぞれ一枚ずつピッツァを頼み、ビールや白ワインを飲みながらモリモリ食べるための店だな。素晴らしい。また近いうちに再訪しよう。