前回の続きで旅行2日目。
朝目覚めると快晴。とても良い。
屋上に展望露天風呂があるので、朝飯前に浸かっていこう。7階の展望露天風呂と、2階にある大浴場をハシゴする。朝食後も少し時間があったので、また部屋の露天風呂にも浸かる。すでに宿泊して5浴しているがまあよかろう。ここ数ヶ月、温泉を心から欲していたのだ。手足がふやけるまで浸かろうではないか。
朝の澄んだ空気の中で浸かる露天風呂もまた爽快なり。
さて、部屋を片付けて9時半にはチェックアウト。今回、GOTOの地域限定クーポンが6千円分出ており、前日の夕食で飲んだお酒もそれでお支払いできた。便利だ。いろいろ批判はあるだろうが菅総理ありがとう。
本日も快晴なので、また西伊豆スカイライン経由で帰りましょう。思えば、この西伊豆スカイラインは、バイクに乗っていた10年前にツーリングで通った道だ。
今読み返してみると、東京から下道で富士山を一周して、三島でカプセルホテルに宿泊し、ほぼ下道で600キロ走るツーリングとは、我ながらハードな工程だった。当時25歳。初めてのロングツーリングで若干不安を感じつつワクワクしていたのを思い出す。
さて、36歳になった僕は同じ西伊豆スカイラインを奥さんと娘を乗せたファミリーカーで走るのだ。当時も登ってみた達磨山にも行ってみよう。
9キロほどになった娘を抱っこし、えっちらおっちら坂道を上る。海からそのまま切り立った山になっており、一面がクマザサに覆われて高い木が生えていないので、低い山だがしっかり山登りしているような感覚になる。
700メートルほど坂道を上り、登頂。
この景色である。感激。海からの爽やかな風が心地よい。
ここは近くの山をつなぐハイキングコースになっており、登山の装備に身を固めたおじさんおばさんに混じって、ジーパンスニーカーに赤ちゃんを抱っこした僕らがいるのが変な感じ。
朝から良い運動になった。
さて、次の目的地は、修善寺 虹の郷。
東京ドーム10個分の広い公園に、イギリスやカナダの街並み、伊豆の古民家や日本庭園を再現した謎の公園である。最近ではコスプレイヤーの撮影の聖地みたいになっているらしい。
山の中だからか、紅葉が進んでちょうど見頃だ。よきよき。
少し歩くだけで景色が変わるので、のんびりと散歩しているだけで結構楽しい。娘にススキを持たせてあげたら喜んで振り回していた。
カエデの木が並ぶ芝生のエリアがあったので、腰を下ろして娘に離乳食を食べさせる。ミニSLがガタンゴトンと走っている。平和だ。
しかし娘も眠いのか、途中で不機嫌になり暴れてきたので早めに切り上げることに。山道を歩いていくのも大変なので、帰りはミニSLに乗って帰ろう。
こんな感じの電車。あっという間に入り口近くの駅に到着。先週も同じようなことをやっていたような気がする。子供が小さいと行動範囲も限定されるのでしかたないですね。
帰りに、GOTOキャンペーンでいただいた商品券を使い切ろうと、道の駅に立ち寄る。
狩野川の河川敷に面しており、道の駅と川の駅が歩道橋でつながっているちょっと変わった作りである。商品券でお土産を購入し、河川敷の芝生の広場に降りてみる。
娘がご機嫌なので運動させよう。
一人ですっくと立ちあがった娘が、ずっと一点を指さして興奮している。
目線の先を見ると、かねふくのめんたいパークがあり、建物の上に巨大なめんたいこのキャラクターが顔を覗かせているのだ。これは目立つ。
※公式ページよりイメージ写真を拝借
富士山の見える河川敷で、とことこ歩く娘と遊ぶ。抱っこして芝生の真ん中におろしてあげると、10メートルくらいは転ばずに一人で歩ける。成長だ。手を振り回してニコニコしながら進む娘。日常の延長だが、なんとも幸せな気分になれた旅のハイライト。
帰りの車内では疲れてぐっすりかと思いきや、事故渋滞で思ったよりも時間がかかってしまい、30分ほどギャン泣きされてしまった。しかしこういった旅行もいい思い出だな。親としての経験値を積めたと思って良しとしよう。