太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

娘の初めてのコンクール。

土曜日のはなし。

 

娘が通っているピアノ教室で、小規模なコンクールが開催された。

 

先生が個人でやられているピアノ教室なのだが、とても熱心な先生で、生徒たちのやる気を育てたい、発表の機会を作りたいと自身でコンクールを企画されたそうだ。地区のホールの音楽室を貸り、トロフィーなども用意いただき、採点は生徒のお母さん方が手伝うといったような形で開催された。

 

当日、子供達の保育園の懇談会と重なってしまい、奥さんがそっちに参加し、コンクールにつては僕が引率することにした。娘のいとこたちも同じピアノ教室に通っており、今回も一緒に参加するので気は楽である。

 

娘が人前でピアノを披露するのはこれで2回目。前回はピアノ教室のクリスマス発表会で「きらきら星」「バケツのあな」という簡単な曲を弾いている。今回は「たいこのこうしん」という幼児向けの課題曲だ。

今回はトロフィーがかかっているので娘も気合十分である。この数週間は奥さんとかなり練習を重ねてきている。音階をミスなく弾くだけでなく、音の強弱やテンポ、気持ちの良い表現になっているかも含めて評価されるそうだ。

 

お昼過ぎの開始なので、少し前に会場に行って一緒に設営を手伝う。

 

保育園児の部、小学校低学年の部、小学校高学年の部と別れており、うちの娘は保育園児のクラス6名の中で競うみたいだ。年少さんなので一番ちいさいのだが、金賞銀賞銅賞に選ばれるだろうか。

娘に、賞もらえるかな?と話してみると、「トロフィーはだれのてに!」と言って笑っていた。どこでそんな言い方を覚えたのだ。

 

コンクールが始まり、保育園児の部門の3番目に娘の出番が来る。

ちゃんとお辞儀をして椅子に座り、落ち着いて演奏を始める。

これまで家で練習してきた際は集中力が続かず、すぐにふざけてしまったり、椅子から降りたりしていたが、そんな素振りもなく堂々とした演奏だった。親バカだが、これまでで一番の演奏だったかもしれない。本番に強いな。

 

保育園児の部門が終わり、集中力が途切れたのか座っていられなくなったので音楽室の外に出て抱っこしたり少し遊ばせる。

 

15時から表彰式。

 

娘は保育園児の部で一番初めに名前を呼ばれ、銅賞だった。

先生のもとに駆け寄り、満面の笑みでトロフィーをもらう娘。そこからはずっと笑顔で、トロフィーもらえたよ!綺麗だね!うれしい気持ち!と大喜びだった。よく頑張った娘よ。

保育園児の部には年中さんのいとこも参加していたのだが、トロフィーがもらえなかった彼は悔し涙を流していた。4歳5歳でも悔しいもんな。頑張っていて偉い。

 

息子を義実家に預けていたので、そのまま娘も連れていく。

 

懇談会が終わった奥さんも合流。娘の演奏を動画で観て感激していた。子供の頑張りってのは良いものだな。