太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

大人バーベキューの楽しさに震える。

この土日の話。

 

普段東京湾で一緒にヨットに乗っている同期のSB君より、土日でBBQやろうぜとのお誘いを受け、奥さんと一緒に茨城に一泊二日で行ってきた。

 

SB君は茨城はひたちなかにあるコマツの工場で働いており、ヨットレースがある際は朝から常磐道を2時間ほどぶっとばして浦安まで来てくれるというクールな奴である。そんなクールな彼が最近、ゆったりとお酒を飲みながら楽しむ『大人のBBQ』にハマっているとのことで、茨城に招待してくれたのだ。

今回はSB君の夫妻と、一緒にヨットに乗っているひとつ上のHDさん夫妻とそのお子さん3名、僕ら夫婦の9名でバーベキューの予定である。

 

普段東京湾まで来てもらっているので、今回は僕が首都高湾岸線から常磐道をぶっ飛ばして茨城に向かう。神奈川からはちょっとした小旅行である。先週、AmazonPrimeで『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観たので、気分はウォーボーイズのニュークスである。
(大好きすぎてもう5回目くらい鑑賞している。まだ飽きない)

 

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劇中ではぶっ壊れたアメ車に巨大なエンジンを載せ、エンジンから火炎を吹き上げながら砂漠を爆走しているのだが、こちらは日産のファミリーカーで走行車線を制限速度遵法走行である。ただBBQが楽しみすぎて「なんてラブリーな日だ!」とテンションが上がる。

 

カーアクション山盛りのこの映画を観た後だと、アクセルを踏んで一拍おいてゆっくりと車が加速していく感じや、サービスエリアから本線に合流する際に、ギアを落として回転数を上げて加速していくあの感じが、「大きな機械を動かして走っている」という実感とともに伝わってきてじわじわ楽しい。カーチェイス的な動きをしなくても、ただ走っているだけで愉快である。

 

マッドマックス的なドライブを楽しんでいるうちに、特に渋滞も無く昼前には茨城のひたちなかに到着。今回は阿字ヶ浦の旅館を予約しているので、先に車だけ置かせてもらい、SB君に迎えにきてもらうことになっている。お酒が飲めるように配慮いただいて本当に感謝である。

 

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オーシャンフロントの宿「浜田館」さん。もともと阿字ヶ浦で100年続く旅館だったそうだが、先の震災で壊滅的な被害を受けて新築でリニューアルオープンしたらしい。(津波は防波堤で防げたそうだが、液状化現象で半壊になってしまったそうだ)

 

SB君との合流まで少し時間があったので砂浜を散歩。まさに宿の目の前に砂浜が広がっている。毎週海を眺めている気がするが、やはり海は良い。癒される。

 

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11時過ぎにSB君、HDさん家族と合流して買出しへ。SB君とHDさん家族は午前中の干潮の時間にあわせて近くで潮干狩りに行き、事前に食材を調達していたそうだ。ひたちなかジョイフル本田に隣接されたスーパーでお酒と食材を購入。

 

買出し後にSB君の奥さんも合流し、3家族9名で『道の駅かつら』へ。こちらは那珂川沿いの道の駅に広い駐車場が隣接されており、川沿いの舗装されていない場所でテントを張っている方がちらほら。公式なキャンプ場ではないものの、自治体も容認しているといった雰囲気の場所だった。

 

SB君が巨大なテントやらタープやらBBQコンロやらを次々と取り出し、どんどんとBBQスペースが出来上がっていく。なんだか秘密基地を作っているようでわくわくする。

その中でも感動したのが、ロースタイルのBBQテーブルである。

ロゴス テーブル 囲炉裏テーブルLIGHT-XL 81064125

ロゴス テーブル 囲炉裏テーブルLIGHT-XL 81064125

 

 ※同じ商品ではないと思うが、こんな感じ。中央に正方形で低めの焚き火台をセットして使う。

 

従来のBBQコンロだと、その前で一人か二人、トングを持ってずっと焼き場担当として立って焼いて、他のメンバーはテーブルを囲んで飲食するという形になるのだが、これが結構忙しい。しかし、この形だと、皆で火を囲んで飲み食いできるし、メインで焼く担当もずっと腰を下ろしたままのんびりやれるので非常にリラックスできるのだ。これは楽しすぎる!!

 

しかも、従来型の円柱を半分に切ったようなBBQコンロもあり、そっちには昨晩SB君が仕込んでくれたというチキンの丸焼きをダッヂオーブンでじっくり焼いてくれるというのだ。豪華すぎる。


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なんというクオリティ。素晴らしすぎる。

 

 

このチキンを1時間近くかけてじっくりと炭火で焼きつつ、皆で炭火を囲んで肉を焼いては食ってビールを飲む。そして川からはさわやかな風がそよそよと吹いてくる。

 

なんだここは天国かな。

 

BBQ料理もハイクオリティである。
・SB君とHDさんが春の海に半分潜って採取してきたはまぐりの酒蒸し
・ホタテのバター醤油焼き
・SB君の奥さんが低温調理で仕込んでくれたスペアリブ
・肉屋で調達したハラミの1本漬けとサンチュ
・野球のグローブのような巨大なステーキ

 

すべてが絶品である。ビールが進みすぎる。

 そうこうしているうちにチキンが焼ける。


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チキンは箸でほぐれるくらいに柔らかくなっており、野菜もほっくほくである。チキンの中には蒸されたお米も入っており、ピラフ状になっていて鶏肉の出汁がきいていて最高だ。皆感激。

 

そして次に出てきたのがピザ釜!?!?

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こんな商品があるのか・・・! 


中には岩石の板が入っており、それが熱せられてピザが焼けるそうだ。
調べてみたらこれ、4000円くらいで買えるのか、買いたい・・・!!!


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SB君の奥さんが仕込んできてくれたピザを入れて数分でこんな感じ・・・!!

 

生地の下側はさっくりと焼けており、耳はモチモチ。
チーズもとろけて美味い・・・!!
あっという間にピザ2枚が皆の胃袋に消えていった。

 

なんだここは楽園なのかな。

 

SB夫妻のホスピタリティとBBQ力が半端無い。
美味い心地よい楽しいと語彙がだんだんと減ってくる。

 

なんて豊かな休日の過ごし方なのだ。

 

お腹がいっぱいになったら、川まで歩いてHD家の子供たちと石を投げて遊ぶ。
そしてマシュマロを串に刺して焼いて食べる。素敵な夏休みである。

 

昼過ぎからはじめたBBQだが、あまりに楽しすぎてあっという間に夕暮れになってしまう。ずっと飲んでいたいくらいだったが、宿も取っていたしHD家のお子さんもいるので泣く泣く片付ける。

 

最後は宿までSB君の奥さんに車で送っていただいた。

ご招待頂いてもろもろ準備していただき、最後までお世話になってしまい、SB君夫妻には感謝しか無い。今書いていても思い出してぼんやりしてしまう。