台風あけの月曜日のはなし。
先日、ご近所の先輩夫婦に焼肉をご馳走になったので、せめてものお礼にとうちでまた食事会を開催してみた。
何度か書いているが、一気にいろんな料理を作るのは楽しい。手を動かす仕事が好きなのだ。
前日のうちに材料の買出しを済ませ、月曜日、お昼前くらいからのんびり料理する。
これまで、先輩夫婦には居酒屋風料理、洋食と食べていただいているので、今回のテーマはエスニック料理にしてみた。人生何事もチャレンジである。
事前に先輩夫婦にリサーチしたところ、ナンプラーは好きだが、先輩だけパクチーが苦手とのこと。パクチーを別盛りにして、エスニック料理をモリモリ作ろう。
エスニック料理とのことで、まず始めにタイ風のタレを大量に作っておく。
ニンニク5片と生姜ひとかけを粗めのみじん切りにして、サラダ油大さじ3杯で揚げ焼きにする。
密閉できるビンにナンプラー50cc、ライムが無いのでレモン汁をドバドバ、砂糖大さじ1、輪切り唐辛子を適量入れて、揚げたニンニク生姜を油と一緒に入れて混ぜる。とても簡単。
しかしこれがあるだけで何でもエスニックなのだ。乱暴だがそんなものである。外国人が日本料理を食って、全てが醤油味に感じるのと同じようなものだろう。ナンプラーとライム、ニンニクがあれば、基本的にアジアエスニック料理風になるのだ。タイ風ダレとパクチーさえあれば勝負は決まったも同然である。
一品目は、タイ風の春雨サラダのヤムウンセン。
戻した春雨、細切りにしたキュウリ、パプリカ、水にさらして辛味をとった赤玉ねぎ、トマト、お湯で戻した春雨、茹でた海老、カニカマをボウルに入れて、タイ風ダレをシャバシャバと掛けてあえるだけ。タレさえ作れば失敗無しなのが良い。ボウルで作っておけばお客さんが来て出すだけなのも楽で良い。
二品目は生春巻き。
中身は先日仕込んだ塩豚を焼いたものとエビ、カニカマ、それに水菜と赤玉ねぎ。よく考えるとヤムウンセンとほぼ一緒である。春雨がライスペーパーへと変わったくらいだ。
巻くのは奥さんにお願いしてみた。
食べる時は、タイ風ダレと市販のスイートチリソースに付けて食べる。見た目もパーティっぽくて良い。
サラダばかりだとヘルシー過ぎるので、やはり米料理も必要である。以前奥さんに作って大好評だったカオマンガイをフライパンで作る。
鳥モモ肉一枚にタイ風ダレをまぶして下味をつけておく。そして洗って水に浸しておいたお米二合をフライパンに入れ、鶏肉を乗せて青ネギ、細切りにした生姜少々を入れる。味付けは創味シャンタンを小匙に一杯ほど。
あとは「はじめチョロチョロ中パッパ、赤子泣いても蓋とるな」という先人のありがたい教えにのっとって炊く。
炊きあがりの写真はまたしても失念。
鶏肉のダシが染みたコメが美味い。刻んだパクチーを乗せて、さらにタイ料理ダレを少しだけかけて食べると最高である。
この日は肌寒い気候だったので、4品目は辛いものも用意しよう。タイ風のバジルチリ炒め、バックラパオを作る。
味付けは手抜きではあるがカルディのソースを使ってみた。具材を切って炒めてソースを入れて馴染ませるだけ。とても簡単だがニンニクと唐辛子が効いていて美味い。スイートバジルの風味も良い感じ。
そしてメインは肉料理。
ポークステーキのピナグレッチソース。実はこれだけアジアエスニック料理ではなく、南米ブラジルの料理らしい。先日ネットで紹介されており、どうしても作ってみたかったのだ。
作り方は簡単。
いくつかの野菜を刻んで、塩胡椒、白ワインビネガー、オリーブオイルをかけて混ぜるだけ。今回は玉ねぎ、キュウリ、トマト、パプリカで作ってみた。
焼いたお肉にかけるとこんな感じ。
ワインビネガーの酸味が爽やかで肉がバクバク食える。これは最高だ。
ここまで料理を出してお酒を飲み、最後に作り置きにしておいたマッサマンカレーを出す。もう満腹である。そしてこのカレーも写真を失念していた。
当日の食卓はこんな感じであった。
各自で料理にパクチーを乗せてモリモリ食う。カルディで買い出しをする際にシンハービールやビンタンビールも買っていたので気分も上がる。
料理をつまみつつ、ビールを飲みつつ、先輩の息子氏とも戯れつつ楽しい食事会であった。
次回は何を作ろうか。