土曜日のはなし。
子供が生まれて一か月。新生児という生き物は暑い寒いオムツが濡れた腹が減ったと1時間おきくらいに起きては親に何かを要求して泣きじゃくるという生態を持っているため、奥さんが寝不足でかなり辛そうな状況である。
そのため、たまに僕が夜の番を交代して寝てもらおうとするのだが、母親は赤子の泣き声で自動的に目が覚めるのと、おっぱいをあげないと張って痛いとのことで結局数時間おきに起きている。子供は可愛いがなかなか大変である。少しでも気晴らしや休息が出来ると良いのだが。
奥さんも乳飲み子がいるとゆっくり出かけるなども出来ないので、せめて美味しいものでも食べてリフレッシュしてもらおう。少し早いがケーキを買ってクリスマスディナーとしよう。
午前中は洗濯したり、不用品をメルカリに出したり、ブログを書いていたり子どもの世話をしていたらあっという間に昼になる。時間が加速してる感覚。早いぜ。昼は適当にパンを焼いて食う。
午後は食材の買い出しのあと、少し横になって寝不足を解消し、15時くらいからトレーニングへ。
その後、カルディでワインとビール、スパイスを調達⇒スーパーで姪っ子甥っ子のプレゼントを購入、ケーキ屋でクリスマスケーキを購入など、タスクをバリバリ終わらせる。
街は大変賑わっておる。皆ニコニコしながらたくさん買い物しておる。駅の宝くじ売り場には年末ジャンボを求める人たちで長蛇の列。スーパーのレジもケーキ屋にも行列。
ぼくは片手にケーキの入った箱、片手にスーパーのレジ袋を下げてそろりそろりと歩きながら強烈な年末みを感じた。あと1週間仕事したら年末休みではないか。
さて、クリスマスディナーの準備をしよう。
まずは牛スジでシチューを作る。
こちらはふるさと納税で注文した常陸牛の牛スジ1.5kgである。デカい。これまで冷凍庫の一角を占領していた。
解凍してみると、かなり上質な肉だということがわかる。肉部分があきらかに霜降りで、スジもやわらかい。臭みもほとんど無い。解凍した端肉をそのまま塩コショウで焼いてつまみにしたいくらいである。
生姜の切れ端と一緒に圧力鍋で15分。これだけで結構プルプルになる。米国産の安い牛スジとは明らかに違う。水で洗って一口大に切って半分は冷凍しておく。
残りをローリエ、トマト缶、人参、ジャガイモ、玉ねぎとコンソメでもう一度圧力をかけて10分少々煮る。最後に市販のルーを入れて一煮立ちさせて完成。
トロトロプルップルの牛スジが最高である。大好きなメニュー。
二品目はお弁当にも使えるデリサラダ。
蓮根と大根を細切りにして塩と酢を入れたお湯で茹でる。その後マカロニとササミも茹でる。ザルにあげて水気を切ってササミをほぐして全部を混ぜ、マヨ、マスタード、レモン汁、オリーブオイル、クレイジーソルトで味付け。
蓮根と大根がポリポリとした食感で美味い。
最後は肉である。
豪州産ザブトン330グラム。希少部位なのにとても安い。疲れた時は霜降りではなく赤い肉をモリモリ食うのだ。
スジに包丁を入れ、ミックスハーブと塩を振ってジップロックに入れ、56度40分で低温調理。
最後にカンカンに熱した鉄フライパンで表面にじっくり焼きを入れる。焼けたらアルミホイルに包んで休ませつつ、肉汁、ポン酢、柚子胡椒、白ワインを煮立たせてソースを作る。
カットしてソースを掛けたら完成。
今回は子育てでバタバタしてるので三品のみ。しかし好きなものが並ぶ食卓は豊かで嬉しい。
※奥さんはぶどうジュースです。
ビールはカルディで購入したムーチョアロハというクラフトビール。アメリカンなライトビールを想像してたが、香り高く味もしっかり濃くて美味いではないか。気に入った。
肉を食ってワインを飲み、ケーキを食う。
少し早いがメリークリスマス!