太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

シェフの気まぐれパスタの変遷。

ひるめしにパスタを作るのが好きだ。

 

もちろん食べるのも好きだが、ささっと作って一品で満足できる点が良い。洗い物も少ない。乾麺ならば賞味期限を気にする必要も無いし(無いのか?)、冷蔵庫に残されているしなびた食材で適当に作ってもそこそこ食えるところも良い。料理としてのフトコロが広いのだ。そして奥さんも喜んでくれる。素晴らしい。パスタは良い。 

 

 

 以前も書いたが、イタリアンレストランの厨房で3年ほどアルバイトしていたので、フライパンを振る機会は無かったのだが、なんとなく美味いパスタの加減は覚えている。門前の小僧何とやらである。

 

大きめの鍋に水をはって火にかけてから冷蔵庫を漁ってレシピを考える。野菜は何でも良い。ベーコンかソーセージか肉があれば最高だが、最悪無くても良い。食材を切ったころにお湯が沸くので塩とパスタを人数分入れて、フライパンで具材を炒めてざっくり味付けする。

缶詰や瓶詰めのトマトソースがあればそれを使い、無ければオイルベースのペペロンチーノか醤油ベースの和風パスタにする。思いつかなければオリーブオイルで具材を炒めて味塩コショーでも十分である。

どうせ僕と奥さんが食うのだ。気負わずさっと作ってさっと食って皿とフライパンを洗って終わり。たった30分の出来事だ。不味かったら忘れてしまえば良い。

 

 

スマートフォンに残っていたパスタ画像を引っ張り出してみた(過去記事と重複あり) 

最近のやつから半年前くらいまでのパスタの記録。

 

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いりこのアンチョビ風パスタ。正月にゴマメの代わりにいりこのオイル漬けを作っていたのだが、あまり消費できていなかったのでパスタに転用。

いりこのオイル着け:
・いりこの鰓、内臓を取ったものをニンニク、輪切り唐辛子と一緒にヒタヒタのオリーブオイルで弱火で炒める
クレイジーソルトを振って少し濃い目に味付けして完成

パスタ:
・いりこのオイル漬けを好きなだけ、細切にしたソーセージを軽く炒める
・セロリ、しいたけ、長ネギを入れて炒める
・パスタの茹で汁をお玉1杯分入れて強火で乳化させて、湯で時間マイナス1分の麺を入れてフライパンをあおって完成

 

冷蔵庫にあった食材を組み合わせたので変な感じだが、いりこ、ネギ、しいたけ、セロリのそれぞれのクセがオイルでまとまって不思議に美味い。

 

こっからは簡潔に。

 

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とりササミ、ピーマン、シメジ、オニオンスライスの山椒の実パスタ。

とりササミを削ぎ切りにして、片栗粉をまぶして先に焼いておく。その後いったん取り出して、山椒の実の塩漬けを入れて香りを出して具材を炒める。ずいぶん季節ハズレだが、爽やかな香りで美味い。


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ソーセージ、シメジ、エノキ、オニオンスライスのトマトソース。冷蔵庫に使いかけのパスタソースの瓶があったのでそれで味付け。薄かったので塩コショウを振っている。


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ベーコンとピーマン、ゴーヤ、シメジの夏野菜パスタ。多分塩胡椒で味付けしたはず。もう少しオイリーでも良かったかも。


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牛肉とピーマン、長ネギのペペロンチーノ。焼肉用の牛肉が何故か4枚だけ冷蔵庫で変色しかけていたので救出のために作る。フォークのチョイスを間違った。これはステーキ用である。三本歯のフォークでパスタを食うと非常に食べづらい。


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鶏肉とピーマン、パプリカのトマトソース。どこかにトマトソースが余っていたのだろう。どう作ったのかは記憶に無い。


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湘南でしらすを買った翌日のひるめし。長ネギと大葉、しらすの和風ペペロンチーノ。しらすは半分炒めて、半分は後乗せ。ほんのりとした塩気がたまらない。贅沢は気分になるね。

 

パスタ皿は、 鎌倉にある若宮陶器さんで購入したもの。シンプルで良い。

wakamiyatouki.com

 

といった感じで、日々冷蔵庫の中身をパスタにしては胃袋に収めて日々を暮らしているのである。パスタは美味い。