太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

事務手続きで大人へ。リフォーム打ち合わせからのハムカツ。

土曜日のはなし。

 

午前中はいつものように娘と公園へ。暖かいが花粉に苦しむ。目をこすり鼻水をすすりつつ、公園を歩く娘についていく。娘は昨晩の雨でできた水溜りが楽しいらしく、水溜りの上でピチャピチャと足踏みして靴を濡らしていた。娘よ大いに汚して楽しむのだ。

 

昼は鯖味噌納豆うどん。山形ひっぱりうどんの派生版で、アゴ出汁のうどんのスープにサバの味噌煮缶と納豆、余っていた野菜を入れて煮込み、茹でた五島うどんにかけて食べる。

見た目は悪いがとても美味い。4月の下旬までには引っ越す予定なので、保管している乾麺や缶詰やらを消費していくのだ。

 

今日は夕方からリフォーム業者と打ち合わせなので、その前に細かい業務を終わらせておく。不動産屋に手配してもらった耐震適合証明の費用を建築士事務所に支払ったり、その証明書を司法書士に郵送したりなど。

住宅ローンやもろもろの支払い関連の手続きは平日もちょこちょこと進めており、いったんこれで完了の見通し。いろいろと手続きは多いが、ひとつひとつ確認しながらやればなんとかなるものだな。

 

結婚式の準備や子供の妊娠出産の際も思ったが、こういった面倒だけども必要な行政手続きや事務手続きを進めていくというのが、いっぱしの大人に必要とされることなのだろう。これもひとつの経験値である。

 

 

今回、書類の郵送については奥さんにお願いしていたのだが、 とても心配性なので一つ一つをものすごく丁寧に確認しながら進めていた。

 

書類の中身を確認して封筒に入れ、テープのりだと粘着が弱いかもとスティックのりを選んで貼り、封筒のサイズと重さを測って切手を選び、切手も剥がれてはいけないと念入りに水をつけて貼っていた。

 

おまけに家を出てからも、携帯で切手代を調べていたようで、これって企画外郵便じゃないよね!?と確認に戻ってきていた。

 

この丁寧さよ。俺は多少間違っててもしょうがないかと思ってしまうタチなので見習わねば。

 

 

娘を義実家に預けて電車でリフォームの打ち合わせへ。奥さんは数ヶ月ぶりの電車。コロナ禍の街はこうなっていたのねと浦島太郎状態。

 

リフォームの打ち合わせでは、見積もりの内容に沿って、設備の詳細を決めていく。フローリングやキッチンの床材などはいくつかサンプルを借りて、家で実際に家具などと並べてみて決めれば良いようだ。

打ち合わせを進めていると、なんだか急に新生活への期待がムクムクと持ち上がってきて楽しくなってきた。2時間ほど打ち合わせし、契約者にサインして終了。

 

 

思ったよりも遅くなってしまった。奥さんは先に娘を迎えに行き、ぼくは駅ビルのスーパーで晩飯の惣菜を買って帰る。

 

閉店間際のスーパーでは、半額シールを貼る店員の周りにちょっとした人だかりが出来ていた。百貨店系のスーパーなのでお惣菜も少し高いのだが、その分半額ともなるとインパクトがデカいのだ。

 

この時間に合わせて来店している半額ハンター達に負けじと、ぼくも果敢に厚切りのハムカツと餃子をゲットする。

 

帰って娘を寝かしつけてばんめし。

 

オーブンでサクッと温め直したハムカツが美味い。四角くて分厚くてチープな味が最高である。

奥さんと武蔵小山に住んでいた際によく通った居酒屋のハムカツを思い出した。あの頃は二人でよく居酒屋やバーをハシゴしてたな。

 

結婚してこどもが出来、そしてこのコロナ禍ですっかり居酒屋にも行かなくなってしまったが、あの乱雑な居酒屋にまた行きたい。