太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

幻のケープハイラックス。四季の森公園。寝ない娘。

土曜日のはなし。

 

秋晴れの休日。最近平日が何やら忙しく、謎の背中の痛みもあり疲労困憊ではあるのだが、せっかくの行楽日和。お出かけがしたい。娘と奥さんと動物園に行きましょう。横浜が誇る動物園。ズーラシアに行こう。

 

ケープハイラックスを見に行くのだ。ケープハイラックス。ご存じでしょうか。

 

よこはま動物園ズーラシア公式サイトより転載

 

先日娘に買ってあげた動物図鑑に、この大型のネズミのような動物が紹介されていたのだ。なんとも珍妙で良い。

 

僕も初めて知った動物なので調べてみると、分類学上はネズミではなくゾウに近い仲間なのだそうだ。分類としてもイワダヌキ目ハイラックス科という独立した科にハイラックスだけが存在しているという、進化の袋小路に迷いこんだような存在なのだ。ゾウなのかネズミなのかという問題は置いておいて、イワダヌキって何なのだ。日本にいなそうな生き物を日本語で分類名にしてさらにタヌキはまったく関係ないという謎。

 

珍しい動物が大好きなのでさらに調べてみると、ハイラックスは様々な動物の特徴をキメラのように兼ね備えているそうだ。親指ほどの長さの牙をもっているように見えるが、牙(犬歯)ではなくネズミの前歯のような前歯(門歯)であり、ネズミのようにずっと伸び続けるらしい。であればネズミに近いのかな?と思いきや、上顎の臼歯はサイ、下顎の臼歯はカバに似ているそうだ。お口の中だけでも統一感無視である。そして全体の骨格はサイに、前肢の骨はゾウに似ているらしい。ではサイやゾウの仲間なのかな?と思いきや、内臓の構造は馬に似ているという。いきなり馬が出てくる。一体何がしたいのだ。気になる。

 

ぜひ実物を見てみたいと思って調べてみると、近くのよこはま動物園ズーラシアに飼育されているではないか。検索したら一番上にズーラシアが出てくる。ケープハイラックスの聖地がこんな身近にあったとは。いざ見にゆかん。

 

 

開園にあわせて行ってみたのだが、なんとコロナの影響か、入場制限中で前日までの事前予約が必要とのこと。ケープハイラックスに気を取られすぎて動物園の入園方法を見落としていた。

ここまでつらつらと謎の生き物ケープハイラックスのことを書いてきて実物を見たという記事になるかと思いきやお預けである。ケープハイラックスは後日リベンジするしかない。

 

話題と行き先を変えよう。

 

せっかくの秋晴れの休日なので、スマホで近くの公園を調べたところ、四季の森公園という大型の公園を発見。コンビニでサンドイッチを買ってピクニックに切り替える。

 

広めの公園でなかなか良い。芝生の広場、大型の遊具やロング滑り台、亀や野鳥のいる池などが散策路でつながれていて、きれいに整備されている。娘もベビーカーから降りてモリモリ歩いてくれる。

 

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展望台への階段をモリモリ上る娘。

 

途中、ロング滑り台があったので娘と一緒に滑ろうとしていたら、やる気を出した娘が一人ですごいスピードで滑り出してしまった。慌てて僕も滑って追いかけるも全然追いつかない。ブレーキのかけ方がわからないのだ。そのまま猛スピードで滑った娘は途中でくるっと背面滑りになり、腹ばいですっと着地した。すごいな。

 

特に怪我したところもなく、大丈夫のようだったが、怪我がなくて本当に良かった。

娘もびっくりしたようでちょっとだけ泣いてしまったが、すぐに泣き止んで「●●ちゃん、しゅーして、びっくり、したの!」と驚きを伝えていた。

 

その後も公園をモリモリ散歩する。池で亀を観察し、芝生の広場でレジャーシートを広げてピクニックする。

急遽だったのでコンビニで買ったサンドイッチとコーヒーだったが、青空の下で食べて一休みしてすっかり癒された。日光浴最高。

 


その後も娘は元気に走り回って遊び、昼過ぎまで公園を満喫する。帰りの車で寝るかなーと思ったが、テンション高くなかなか寝ない。そのまま奥さんの実家に寄って一休みして帰ることにした。

 

図書館から借りた本の返却期限だったため、その後ぼくは一人で図書館へ。絵本と自分の読みたい本を借り、駅前の八百屋で野菜を買って帰る

 

娘が昼寝をしておらず、ぐずりそうなので急いでばんめしの用意をする。娘には作り置きのお惣菜でなんとかして、寝かしつけてから夫婦のごはん。鶏肉とピーマンの青椒肉絲風と、長芋とオクラの和え物。20時過ぎには食べ終える。早い。

 

少々疲れていたが、早く寝るよりもアクティブに疲れと対峙しようと一人で近くのスーパー銭湯へ行ってきた。コロナ禍で控えていたのでここに来るのは約一年ぶりだろうか。サウナと水風呂を3セットですっかり癒された。

 

コロナコロナで閉じ籠もっているのもそろそろ終わりだな。少しずつアクティブな楽しみも増やしていきましょう。そんなことを考えつつ深夜のスーパー銭湯をあとにした。