娘と飼育していたいもむしのおいもちゃんはただの蛾であった。
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母の日のカーネーションのカスミソウにくっついてきた体調3ミリほどの小さな青虫。
これは蝶の幼虫かもしれないと思い、虫かごに入れて、クローバーの葉っぱを与えて飼育してみるとにした。いもむしのおいもちゃんと名付けて、娘と毎日観察していた。
娘はおいもちゃんが大好きで、何度も手のひらに乗せて遊んでおり、毎朝起きるたびにおいもちゃんを観察するのが日課となっていた。
写真が暗くて申し訳ないが、中央の糞が落ちているあたりのクローバーの茎にいる。
緑色で身体の左右に白っぽいラインが入った青虫だったので、モンキチョウの幼虫か何かだと思っていた。しかし、よく見るとシャクトリ虫のような動きをしている。そうするとチョウチョではなく蛾なのかもしれない。
気になってネットの情報でいろいろと調べてみたら、ヨトウガという害虫の幼虫が一番近いようだ・・・。夜盗蛾。野菜を食べる害虫だと笑
まあ羽化すればわかるかなと1週間くらい飼育していると、ある朝サナギになっているのを発見。
幼虫から脱皮して、サナギになったみたい。
サナギの状態で2週間くらいたっただろうか。さすがにもう死んでるかもなと思って触ってみたら、くねっとちょっと動いた気がしたのでそのままにしておく。
そして、僕が旅行に行っていた朝、奥さんから「羽化したよ!」と連絡がきた。写真を送ってもらったところ、どう見ても小型の蛾であった。娘は害虫という概念がないので、「おいもちゃん、サナギから出てきたよ!!」と喜んでいたようだ。
後日帰宅して見てみるとこんな感じ。
よく見ると体はモフモフだし、緑色の大きな目が可愛らしくもある。
害虫とはいえ、せっかく羽化したので自然に返ってもらおう。さよならおいもちゃん。
蛾ではあったが、娘と一緒に青虫から成虫まで育てたのは楽しい経験だったな。