太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

七五三詣で。

日曜日のはなし。

 

少し遅くなってしまったが、娘の七五三詣でと、息子のお宮参りで鎌倉の鶴岡八幡宮に行ってきた。

もともとは近所に住む奥さんの姉夫婦のところの姪っ子甥っ子たちも一緒に七五三のお参りをする予定だったのだが、前週義姉がコロナにかかってしまい、一応隔離期間は終了しているものの、念のために別で行きましょうとなり、僕らと義父母だけで行くことになったのだ。

 

秋の行楽シーズンで観光客も多く、時期的に七五三のお参りも多く鎌倉は大混雑が予想されたため、午前中の早いうちに終わらせようと7時半からフォトスタジオで着付けを行う。今回は娘のリクエストで三つ編みにセットしてもらう。20分ほどで着付けも終わり、空いている道をスイスイとドライブし、8時半には鶴岡八幡宮に到着。

 

足袋と草履だとうまく歩けないため、スニーカーを履いている。娘は着物が嬉しいようで飛び跳ねるようにして走っていた。

 

冷たい空気がパキッと澄んでおり、朝の神社は気持ちが良い。息子は奥さんに抱っこされて、キョロキョロとまわりを見渡している。あまり散歩に連れ出すこともないので、木漏れ日や冷たい空気も刺激的なのかもしれない。

 

祈祷の受付を済ませ、義父母と合流して拝殿に進む。4組くらい一緒に祈祷してもらう。娘がキョロキョロとしていたので、「あの奥に神様がいるんだよ」「元気に育ちますようにってお願いするんだよ」と伝えたら、不思議そうに「かみさまどこいるの?」「みえる?」とつぶやいていた。

宮司さんに祝詞を上げてもらっている間、息子がちょっとぐずってしまったが、奥さんに抱っこしてもらいなんとか泣かずに終了。ご祈祷を終え、息子には、息長鈴という沢山の鈴がついた神具をシャンシャンと鳴らしてもらい、すくすく育つことをお祈りしてもらった。

 

ぼくのうちは神道なので、冠婚葬祭の際に祝詞を聞く機会がたまにあるのだが、よくきいていると結構面白い。独特の節回しや言葉遣いはあるものの、基本的には「尊い神様、どこどこに住んでいる誰々についていいことがあるようによろしくお願いします」といった内容になっていたりする。お経とは違うのだ。

 

今回、4組くらいを合同で祈祷してもらったのだが、祈祷受付の際に個人情報を書くのをためらったのか、2組は住所を省略されて祝詞をあげられていた。神様なのでなんでもご存じなのかもしれないが、そこを省略してちゃんとご利益があるのだろうか。まあ住所指定で幸福が届いたり厄除けセットが届くわけでもないので良いのか。そんなことをぼんやり考えながら他の組の祝詞を聞いていた。

 

ご祈祷を終え、写真を撮ってから少しだけ境内を散策して帰る。

紅葉がとてもきれい。秋晴れの良い日で神前式を挙げられているご家族もあり、娘にお姫様みたいだね、と教えてあげる。

 

無事に七五三を終えられてよかった。次は娘が7歳、息子が5歳なので4年後か5年後だな。