太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

スバル座カップ2023。

さて、前回の体調不良の話でもちょっと触れたが、7月の3連休の中日に、東京湾で最大規模のヨットレース、スバル座カップに参加してきた。

 

コンディションも結果もぱっとしない内容なのだが、一応記録として残しておく。

 

<前回の参戦>

laughunderthesun.hatenablog.com

 

スバル座カップは、東京ディズニーシー沖をスタートし、人工島の海ほたるパーキングエリアをぐるっとまわって帰ってくるという約40キロのレースで、約100艇が参加する東京湾最大規模のレースである。今年で15回目の開催なのだが、ぼくらのチームは過去5回ほど優勝経験もある。

2020~2022年はコロナで中止となっており、昨年は開催されたものの、レースメンバーがそろわず不参加となっていた。そのため僕らのチームとしては4年ぶりの参加となる。毎年7月の3連休に開催されており、このレースに参加すると毎回真っ黒に日焼けするので、「梅雨があけてようやく夏がきた!」という感じがして大好きなレースなのだ。

 

ずっと楽しみにしていたレースなのだが、今回タイミング悪く風邪をひいてしまい、最悪のコンディションでの参加となってしまった。

前週の木曜日くらいからなんだか喉に違和感があったのだが、土曜日に発熱。倦怠感も酷く、土曜日は一日横にならせてもらって回復に努める。その甲斐あって熱は下がったものの、病み上がりで頭痛と倦怠感を抱えたまま日曜日のレースに参戦する形となった。

 

7時には艇をクレーンで下架する必要があるため、朝5時前に車で駅に向かい、コインパーキングに車を停めて始発で舞浜駅に行く。到着したらささっと準備して下架し、7時40分くらいに出航する。

今回はTさんが参加できず、オーナーも大会運営で参加できないため、Yさん、Hさん、B君と僕の4名体制。4名にしては結構風は強く、南西の風がビュービュー吹き、白波が立つハードなコンディションである。

 

天気予報によると、昼過ぎにかけて多少は落ちるのと、ここから南に振れて行くらしい。

 

スタート時点で結構ギリギリの風速だったが、ここから風が弱くなった場合、ロングレースでアンダーパワーになると辛いなと思い、ヘッドセールはNo.1ヘビーを選択。9時20分、定刻通りのスタートは一番シモ側からスピードを持ってスタートすることが出来た。

 

同クラスのライバル艇は僕らよりもカミ側に位置しており、しばらくスターボードで走る。頑張ってトリムして走るも、4人体制で体重も軽いこともありどうにもオーバーパワーである。

 

そして艇の特性としてそもそも強風があまり得意ではない。メインが小さくジブの大きなライバルのYAMAHA23に対して、メインが大きくウェザーヘルムのきつい僕らの艇だとヒールしてジリジリと角度を落としてしまう。そしてヘルムスマンの僕の体調が悪い。わかっているのなら初めから小さ目のジブにしておけばよかった。完全に僕の判断ミスである。

 

そしてなぜか船に備え付けの電子コンパスがエラーで表示されない。おまけにGPSスピードメーターは電池切れ。もう満身創痍である。整備不足ですみません・・・。あまり細かくコース取りをするというよりは、海ほたる手前のゲートマークまでは、おおむね左側の海面を使いつつ、ロングを走り続けることを意識して走らせる。メインを半分逃がしながらのコンディションでうねりも強く、結構ハードである。

 

1時間半くらい走るとようやくゲートマークが見えてくる。先行しているライバル艇は15~20艇身くらい先を行ってしまっている。11:15。スタートから2時間程度でゲートマークを通過。

 

11:50に東京湾アクアラインの橋げたの下を通過。ようやく長かったクローズの走りが終わる。メイントリマーのHさんお疲れさまでした。しばらくアビームで気持ち良い風に吹かれながら走って海ほたるを回航する。

 

さて後半戦。先行しているY23の3艇にはちょっと追いつけ無さそうだが、少しでも差を縮めたいので頑張って走ろう。僕の体調は引き続き悪いが、あと2時間の勝負だ。

 

真後ろからの風と、少々斜めからの波なので結構ローリングがきつい。舵で船のローリングを押さえつつ少しでも波に乗せるような動きで走る。3時間以上炎天下にレースを続けているので僕の体力も結構限界。熱中症になってはいけないのでこまめに水分をとりつつ頑張ってハンドリングする。

 

後半のレグはずっとフリーだったのでフィニッシュまでほぼ一直線。結局、順位はほぼ変わらず、Y23のライバルには先行を許したままクラスの着順は4位くらいで13時15分くらいにフィニッシュとなった。お疲れ様でした。

 

艇を片付けて、18時から夢の島マリーナで表彰式の予定だったが、僕は体調がすぐれなかったので途中で失礼させていただく。その後に聞いた話だと、先行艇がリコール(フライング)していたとのことで、3位で入賞していたらしい。

※後日、その集計結果が間違っていたとのことで、結果4位に訂正されていた。残念。

 

今回の敗因は何よりも僕のコンディションだったな。まあ長くヨットレースをやっているとこんな日もある。次のレースは体調を万全にして臨もう。

 

チームの皆さまご迷惑をおかけしました。お疲れ様でした。