先週の土曜日のはなし。
時間ができたら書こうかと、下書きに入れたまま放置していたら1週間以上経ってしまった。子供が生まれたタイミングに、仕事でも結構ハードな状況が重なっており、なかなか文章を書くような余裕がなかったのだ。
現在は12月15日(日)の午前中。むずがる我が子のオムツをかえて、抱っこしながら読書し、ようやく静かになったタイミングでPCを開いてみた。先週の土曜日。僕は何をしていたのだろうか。写真を頼りに書き起こしてみようか。
チャーハンである。この写真があるということはチャーハンを作って食べたのだろう。午前中に何をしていたのかが全く思い出せない。チャーハンの具を見る限り、野菜室に残っていたネギのきれっぱしと結婚式のギフトで注文したロースハムの残りと、しわしわになりそうだったシシトウを使っていることがわかる。ということは午前中に買い出しには行っていないはずだ。
チャーハンの作り方については多くの流派がある。
先に卵かけ御飯にする派、ご飯に油を混ぜておく派、冷凍ご飯を解凍して使う派、ラード至上主義、フライパンカンカン原理主義、家庭用の火力じゃ無理派、そもそも冷凍チャーハンが一番という過激派など、流派ごとに厳しい教えとしきたりがあり、主にネットの海で覇権争いを繰り広げているようだ。
僕はチャーハンに関してはノンポリシーなので、適当にサラダ油で具材を炒めて適当にご飯を入れて味塩コショウで味付けして醤油で香りつけして終わり。そこまでパラパラにもならないが不味くもない。奥さんと麦茶を飲みながら食す。
家庭におけるチャーハンとは本来、土曜日の昼にテレビののど自慢でも見ながら平和に食う物だと思う。僕が小学校低学年の時、土曜日の学校を終えて家に帰ると母親が大きな中華鍋でチャーハンを作ってくれたものだ。
うちは男3人兄弟だったため、母親はいつも育ち盛りの男児3人分、炊飯器いっぱいの白飯を中華鍋に入れ、大きな木ベラで炒めて作ってくれていた記憶がある。パラパラとは程遠いしっとりしたチャーハンだったが、コップの牛乳をガブガブ飲みながらカレースプーンでモリモリ食べたお昼のチャーハンは不思議と美味かった思い出がある。望郷のチャーハンである。
そんな風に、僕や奥さんがつくるご飯は、いつかわが子の思い出の味になるのかもしれない。感慨深いですな。
さて、午後は何をしていたのやら。おそらく食材の買出しにいき、子供のオムツを換えたり仕事したりと動いていたのだろう。夜の写真は残っていたのでわかる。煮豚を作っていた。少し前の日記にも書いたが、ふるさと納税の注文をミスって大量の豚モモ肉と戦う必要があったのだ。
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前回は低温調理だったが、今回は圧力鍋で煮豚にチャレンジしたようだ。
まずはフライパンで表面に焼き目をつける。それを圧力鍋に入れて、醤油:酒:水:砂糖を2:1:1:0.5くらい入れてヒタヒタにし、生姜とネギを入れて圧力をかける。
高圧で20分。その後、ひっくり返してゆで卵を追加し、10分くらい。
完成したところ。表面は指でつまめるくらいにホロホロである。切れっぱしだけでビールが飲めるぜ。美味すぎる。
スライスして、辛子をつけていただく。前回の焼豚で懸念だったみっしり感も、ホロホロ方面にすることで口当たりもやわらかく美味い。濃い目の味付けもおつまみに最高である。個人的には低温調理の焼豚よりもこちらのほうが好み。
上記を参照して作ってみたのだが、結構味が濃い目だったので、醤油:酒:水:砂糖を2:1:3:0.5くらいにしても良かったかも。本当は塩分濃度を計算して入れるのが良いのだろうが、もう少し試行錯誤してみよう。なにしろ、豚モモ肉はまだあるのだ。
さて、他の料理たち。
ナッツのサラダ。肉を食ってサラダを食って酒を飲むととても良い。白米の入る隙を与えないコンビネーション。
1週間前に買った長芋とネギ、シシトウがそのまま野菜室で悲しみに暮れていたので豚肉と炒める。オイスターソース風味。
肉じゃが。庶民なので肉じゃがは豚肉派である。
食卓はこんな感じ。
今日も元気だ第三のビールがうまい。うろ覚えだが、そんな感じの一日だったに違いない。日常。