太陽の下で笑う。

うまいものはうまい。

ダイエットについて5年間の経験に裏打ちされたものを書く。4

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これまで、5年くらい前のダイエットの顛末やその結果について、3回にわたって焼き増しの投稿をしてみたが、ようやく2019年の現在に戻ってきた。ちなみに、写真は本文とは全く関係なく、過去に作ってきた肉料理の写真を貼ってみた。

 

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2013から1年ほど、かなりストイックにダイエットという人体実験に向き合ったことで、自分なりの経験に裏打ちされたダイエット法が出来てきた。摂取カロリーが消費カロリーより少なければ痩せるし、逆であれば太る。ただそれだけだ。何かを食べるだけや、食べる順番を変えて痩せるなどの話が毎年のように出てくるが、ダイエット本やらテレビ番組やら、何らかの物を売るための方便でしかないように思う。

 

そして、消費カロリーというものはなかなか増えない。体重60キロの人がジョギングペースで30分走ったとしても、コンビニのおにぎり一個分、約200kcalしか消費しない。ポテトチップスを一袋食べた間食を取り戻すためには1時間の運動が必要だ。朝から菓子パン、昼は揚げ物中心の弁当、夜は飲み会で締めにラーメンなんて生活だと、すぐに一日で4000kcalを超えてしまう。基礎代謝が1500kcalだとすると、2500kcalを運動で消費しないといけない。走るとすると6時間だ。日々働いている普通の人間にそんな時間は無い。日々走り込んでいるマラソンランナーでもない限り、結局は摂取カロリーを減らすしかない。悲しいことに、好き放題食って痩せるライフスタイルというものは夢物語なのだ。あのライザップですら、運動は補助的なもので、基本的には食事制限に強制力を働かせて、摂取カロリーを減らしてるだけだ。

 

人類が今とほぼ同じ身体になってから約10万年のあいだ、一日三食満腹になるなんてことはほぼ無かった。毎日安定的に食事が取れるようになったのは稲作がはじまったここ2000年くらいで、一日三食食べるようになったのはここ100年くらいだ。だから本能的には常に飢えているし、食べられるときには腹一杯に食べて次の狩りや食糧難に備えておくべきだと身体にプログラムされているのだ。本能は強い。

 

その本能に対して、痩せたいなら我慢しなさい、節制しなさい。地味で面白くもなんともない。そしてその節制は一時的なものではなく、ずっと続けないと意味がない。なかなか残酷であり、そこに巨大なダイエット産業が入り込む隙が残り続けているのだろう。「diet」という単語は、「食事」そのものの意味もあり、語源は「生活様式」をあらわす古代ギリシャ語だそうだ。まさに食事や生活そのものがダイエットなのだ。中学校の英語の授業で先生がそう言っていたことを思い出した。

 

 

 

今、僕は心配していたリバウンドも無く、結婚後の「しあわせ太り」と呼ばれる現象もなく、体重もいい状態でキープできている。ダイエット成功時に買ったウエスト72センチのスーツも問題なく着れている。半年足らずで8キロほど減量した過激なダイエット時期と、そこから続く節制生活にすっかり順応することができたようだ。

 

もしかしたら、以下の影響もあるのかもしれない。
・加齢による全体的な欲求の減退
・粗食を続けているうちに昔ほど食えなくなった
・結婚して自炊が増えてより健康的な食生活になった?
20代のうちにあれだけ暴れていた食欲ををなんとなくコントロールできるようになったが、欲が弱まるということに対しては一抹の寂しさを覚えたりもする。サウダージ

 

欲が弱まったのか、自制心が強くなったのか両方なのか不明だが、現在は以下の方法で体重をキープできている。

<平日>

◆朝食は食べないか、食べてもヨーグルトやフルーツ程度。1日の摂取カロリーを考えると朝食を食べなくても全く問題ないし、夕食をとった後に特に消費していないので、午前中の数時間分のエネルギーは足りているはず。

◆昼食は軽め。基本的には弁当持参しているが、外食だとしても800kcalに収まるように考えて食べる。

◆夕食は白米を基本的に採らない。炭水化物抜きのダイエットをしているわけではなく、白米は栄養がありすぎるので昼に軽く食えば十分という考え。平日の料理は奥さんにお任せしているので、作ってくれたものを喜んで食べる。

◆仕事中などの間食は基本的にしない。飲み物は炭酸水かブラックコーヒーのみ。カロリーのある飲料は飲まない。

<休日>

◆週に一度はジムにいって筋トレと30分ほどのランニング。カロリー消費のためというよりはヨットレースのための体力筋力づくりがメイン。

◆週末は自分が料理担当なので、好き勝手に料理して、好きなものをモリモリ食べる。お酒も好きなように飲む。

◆外食も気にせず行って好きなものを好きなだけ食べる。お酒もたくさん飲む。

 

食生活については全くストレスなく、健康診断の数値も良好そのものなので、34歳既婚男性としてはいい状態なのではないだろうか。一旦、5年間の経験に裏打ちされたダイエット法である。こうやって書いてみて思ったが、ぼくはつくづく、自身や自身の置かれた状況を把握してコントロールするのが好きみたいだ。

長期スパンでの人体実験、コントロールはまだまだ続く。